8-11 |
世紀、複雑な社会構造を持ち他のヨーロッパ諸国を侵略・貿易を行ったヴァイキングのノルマン人が居住
この時期デンマークはユトランド半島を基盤にして、シェラン島やスウェーデン南部に影響 |
793 |
ヴァイキングがイングランド東北部ノーサンバーランド州海岸のリンディスファーン島にあった
中世のケルト教会リンディスファーン修道院を襲撃(ヴァイキング時代の始まり) |
825 |
年頃、デンマークのヴァイキングが居住した重要な定住地ヘーゼビューで北欧初の貨幣鋳造 |
960 |
年頃、ハーラル1世(青歯王、986頃没)、デンマーク初のキリスト教王となる |
11 |
世紀初頭の30年間にはカヌート大王(Canute、990頃-1035)が
デンマークとイングランドを支配(北海帝国,
1013-1042) |
1013 |
スヴェン1世(双叉髭王、960-1014)、イングランド王即位 |
1016 |
クヌート大王(990頃-1035)、イングランド王即位 |
1018 |
クヌート大王、デンマーク王に即位(北海帝国の樹立) |
1028 |
クヌート大王、ノルウェー王に即位 |
1157 |
ヴァルデマー1世(大王、1131-1182)即位、内乱収拾(ヴァルデマー時代の始まり) |
1219 |
ヴァルデマー2世(勝利王, 1170-1241)、エストニアを征服 |
中世 |
カルマル同盟(1397-1523)を築き大国となる |
1332 |
国王不在時代(-1340) |
1340 |
ヴァルデマー4世(再興王, 1320-1375)即位(-1375) |
1370 |
シュトラルズントの和議、ハンザ同盟(Hanse,
12世紀頃-17世紀中頃)に屈服 |
1375 |
摂政マルグレーテ1世(1353-1412)、北欧連合王国の実質的支配を開始(1397-1412) |
1380 |
デンマーク・ノルウェー連合王国成立(-1814) |
1397 |
マルグレーテ1世の下、北欧三国によるカルマル連合成立(-1523、スウェーデンとの実質的同君連合) |
1448 |
オレンボー朝(オルデンブルク朝、1448-1863)開始 |
1460 |
シュレースヴィヒ公国およびホルシュタイン公国併合(同君連合) |
1479 |
コペンハーゲン大学創設 |
1497 |
デンマーク、ノルウェー、スウェーデンによる北欧王国同盟(カルマル同盟を強化) |
1509 |
フィンランドに遠征するもトゥルクで撃退される |
1520 |
ストックホルムの血浴、デンマーク王クリスチャン2世(1481-1559)がスウェーデン人を処刑し粛清 |
1523 |
カルマル同盟(1397-)崩壊(スウェーデン完全独立)スウェーデンとの300年にわたる抗争が開始 |
1534 |
伯爵戦争(-1536)、デンマークの内乱でクリスチャン3世(1503-1559)が勝利 |
1537 |
ノルウェー、デンマークの一州となる(デンマーク=ノルウェー二重王国、ノルウェーの新教化) |
1544 |
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン公国を、ホルシュタイン=ゴットルプ家に移譲(
- 1773) |
1559 |
フレゼリク2世即位( - 1588) |
1563 |
スウェーデンと戦争(北方七年戦争 - 1570) |
1584 |
シェラン島北東部の古城(世界遺産2000)クロンボー城完成 |
1588 |
クリスチャン4世即位(-1648) |
17 |
世紀初頭のスウェーデン・ロシア帝国間の大北方戦争(1700-1721)でも、スウェーデンに敗れ、敗戦国扱いをされ、大北方戦争に敗れたスウェーデンと共に、デンマークも同様に北欧で没落 |
1660 |
絶対王政 |
1611 |
デンマークとスウェーデンのカルマル戦争(-1613)デンマーク=ノルウェーの勝利、クネレド条約の締結 |
1616 |
クリスチャン4世、デンマーク東インド会社設立(-19世紀) |
1625 |
クリスチャン4世、三十年戦争(1618-1648)に介入 |
1626 |
ドイツ三十年戦争に介入、敗退して衰退が始まる |
1627 |
神聖ローマ(800/962-1806)皇帝軍、ユトランド半島占領 |
1629 |
リューベックの和約、皇帝軍撤退し、デンマークの三十年戦争終焉 |
1643 |
スウェーデンと戦争(トルステンソン戦争、-1645年) |
1645 |
ブレムセブルー条約(スウェーデンに屈服、大国時代の終焉)
スウェーデンとの三十年戦争中の局地戦トルステンソン戦争(Torstenson-krigen,
1643-1645)で敗退、デンマークは完全に小国へと転落 |
1655 |
北方戦争(-1661)、スウェーデン(バルト帝国,
1611-1718)とその他の国々、ポーランド・リトアニア連合(648-1667)、モスクワ大公国(1656-1658)、ブランデンブルク=プロイセン(1657-1660)、神聖ローマ帝国(1657-1660)、デンマーク=ノルウェー(1657-1658、1658-1660)との戦争 |
1657 |
カール・グスタフ戦争(-1660)、デンマークとスウェーデンの戦争 |
1658 |
スウェーデンによる氷上侵攻、カール・グスタフ戦争でスウェーデン王カール10世(1622-1660)が凍結した海峡を越えての奇襲侵攻作戦,
スウェーデンが勝利(ロスキレ条約、1658) |
1660 |
コペンハーゲン講和条約(スウェーデンと和解) |
1661 |
絶対王政成立 |
1675 |
スコーネ戦争(-1679) |
近代 |
プロイセン王国との戦争により南部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州などを失い、
またナポレオン戦争(1799-1815)でも、フランスと同盟を結んでいたため、敗北 |
1700 |
大北方戦争(-1721) |
1720 |
大北方戦争の講和条約のストックホルム条約 |
1721 |
グリーンランドに布教 |
1728 |
コペンハーゲン大火 |
1733 |
フランスからセント・クロイ島を買収して領有権を獲得、デンマーク領西インド諸島 |
1772 |
宮廷クーデター、クリスチャン7世王の大臣ストルーエンセ摂政(1737-1772/4/28)が処刑没 |
1774 |
王立グリーンランド貿易会社設立 |
1780 |
武装中立同盟に参加、イギリスの対米海上封鎖に、ロシア女帝エカチェリーナ2世が中立国船舶の航行の自由と禁制品以外の物資輸送の自由を宣言(ロシア・スウェーデン・デンマーク・プロイセン・ポルトガル) |
1800 |
武装中立同盟に参加(-1801)イギリスのマルタ島占領で二度目の武装中立同盟が結成(ロシア、デンマーク、スウェーデン、プロイセン) |
1801 |
イギリス帝国海軍と交戦(コペンハーゲンの海戦) |
1802 |
ロスチャイルドから150万ポンドの貸付を受ける |
1807 |
イギリス海軍、コペンハーゲン砲撃。デンマークはフランスと同盟 |
1814 |
キール条約、ノルウェーをスウェーデンに譲渡(二重王国の解消)
キール条約(Treaty of Kiel, 1814/1/14)で長年支配したノルウェーをスウェーデンに奪われる
(ただノルウェー領であったアイスランドやグリーンランドなどはデンマーク領として残される)
ノルウェーはが独立を宣言(1814/5/17)、417年間続いたカルマル同盟が解消される |
1848 |
スレースヴィ戦争(第一次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争、-1850)
デンマークとプロイセン王国関係国の戦争 |
1849 |
憲法発布、二院制議会の設置
その後、プロイセン王国との2度に渡るシュレースヴィヒ戦争(Schleswig
War, 1848-1852、1864)で南部のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州などを失い、デンマークの経済は危機的状況に瀕した。植林などの産業振興によってこの危機を乗り越えた歴史は、日本では内村鑑三の『デンマルク国の話』で紹介され、広く親しまれた。苦難の時代ではあったが、デンマーク王室の王女たちがヨーロッパ諸国に嫁いだり、ギリシャ王国や独立時のノルウェー王国にデンマーク王家の分家が王として迎えられるなど、デンマーク王家は当時のヨーロッパ君主国の「ヨーロッパの義父」となる |
1863 |
リュクスボー朝開始 |
1864 |
第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争(シュレースヴィヒ、ホルシュタイン公国を割譲) |
1874 |
アイスランド自治法成立 |
1876 |
デンマーク社会民主党結成 |
1914 |
第一次世界大戦で中立を保持(1914/7/28-1918/11/11) |
1917 |
/3/31にデンマーク領西インド諸島をアメリカ(USA)へ2,500万ドルで売却 |
1918 |
アイスランド、デンマーク王を国家元首として独立(アイスランド王国) |
1920 |
住民投票により北部スレースヴィ地方、デンマークに復帰 |
1939 |
ナチス・ドイツと不可侵条約締結 |
1940 |
ドイツ軍、デンマーク全土占領(モデル被占領国化、保護国)
第二次世界大戦でナチス・ドイツ軍に占領されるもデンマーク王は亡命せず、占領中もコペンハーゲンの王宮に滞在
初期はモデル被占領国と呼ばれたが、国内では自治を許され、反ナチス派を保護
その後、ナチスに抵抗運動なども起こ |
1943 |
ドイツが戒厳令を施行、占領体制の強化 |
1944 |
アイスランド完全独立 |
1945 |
連合国軍、デンマーク解放、終戦後には連合国の一員に加えられ
第二次世界大戦終了、ナチス・ドイツの占領から解放 |
1948 |
フェロー諸島自治政府成立 |
1949 |
北大西洋条約機構(NATO)に加盟 |
1953 |
憲法改正、一院制議会 |
1960 |
欧州自由貿易連合に加盟 |
1967 |
国連の非常任理事国 |
1972 |
マルグレーテ2世即位 |
1973 |
ヨーロッパ共同体(EC)加盟 |
1979 |
グリーンランド自治権獲得 |
1992 |
国民投票で欧州連合(EU)加盟のマーストリヒト条約批准を否決 |
1993 |
再国民投票でマーストリヒト条約批准を可決 |
2000 |
国民投票でユーロ導入否決
国民投票でEU加盟27ヵ国の20ヵ国で公式に導入の通貨ユーロ参加を否決 |
2006 |
ムハンマド風刺漫画掲載問題、2005/9月にデンマークの日刊紙に掲載されたムハンマドの風刺漫画を巡り、イスラム諸国の政府および国民の間で非難の声が上がり外交問題に発展した事件。イスラム教を風刺する内容で、同様な問題が、2007/8/18にスウェーデンでも発生。こちらの問題はすでに沈静化しているも、一部のスウェーデン地方紙に激しい抗議が有 |
2010 |
年時点で1967年から4期8年、国連の非常任理事国を担当。 |