大航海物語 大航海時代 と 新世界の産物(食料)
トウモロコシ
 Corn

参考資料

SAHARA OCC. R.A.S.D.
トウモロコシ(Zea tripsacum)


1492 コロンブスの新大陸発見500年記念 1992
500 ANIV. DEL DESCUBRIMIENTO DE AMERICA

サハラ・アラブ民主共和国 (西サハラ) 1991 発行
DANMARK
デンマークに移入されたトウモロコシ

1492 コロンブス新大陸発見500年 1992
デンマーク 1992/5/7 発行

SOUTHERN RHODESIA
アフリカに移入されたトウモロコシ

南ローデシア 1964 発行
日本郵便 Nippon
日本のトウモロコシ

日本 2014/6/4 発行

トウモロコシと熱帯果実
Montserrat

1942 コロンブスの新大陸発見500年記念 1992
モントセラット 1992 発行
St.Vincent

1765 植物学ガーデン200年記念 1965
セントヴィンセント 1965/3/23 発行

トウモロコシ:〜:南北アメリカ大陸原産
 Corn

 和名:トウモロコシ(玉蜀黍)
 米名:Corn
 英名:Maize
 学名:Zea mays L
 分類:植物界被子植物門単子葉植物綱
      イネ目イネ科トウモロコシ属トウモロコシ種
       Plantae Magnoliophyta Liliopsida
        Poales Poaceae Zea Z. mays
トウモロコシはイネ科の一年生植物で、穀物として人間の食料や家畜の飼料となる他、デンプン(コーンスターチ)や油、バイオエタノールの原料としても重要。年間世界生産量は6億屯で、その内約4億屯が飼料、約2億屯が人間の主食として利用される。日本語では地方により様々な呼び名があり、トウキビ(唐黍)、ナンバ、トウミギ、などと呼ぶ地域もある。コーン (corn) というのは、英語圏
では本来穀物全般を指したが、現在の北米・オーストラリアなどの多くの国では、特に断らなければトウモロコシを指す。但しイギリスではトウモロコシを maize と呼び、穀物全般を指して corn と呼ぶことがある。紀元前5000年ごろまでには大規模に栽培されるようになり、南北アメリカ大陸の主要農産物となっていた(ただし、キャッサバを主食としたアマゾンを除く)。マヤ文明、アステカ文明でもトウモロコシが栽培されていたことが知られている。伝来は、ヨーロッパには大航海時代に伝わり、アフリカ大陸には16〜17世紀に伝わった。また、アジアには16世紀初めに伝わった。日本には1579年にポルトガル人から長崎 キャッサバ

ガンビア 1973 発行
または四国にフリント種が伝わった。本格的に栽培されるようになったのは、明治初期にアメリカから北海道にスイートコーン、デントコーンが導入されてから。

トウモロコシの世界全体の生産量は近年6億屯前後で、うち米国が4割程度を占め世界最大の生産国となっている。またアメリカは世界最大の輸出国でもありシェアは6割を越える。このためアメリカの主要生産地帯の天候により世界の在庫量・価格が左右され、先物取引の対象ともされている。近年では病虫害に強くなるように遺伝子組換えを行った品種が広がっている。日本はトウモロコシのほとんどを輸入に依存し、その量は年間約1600万屯で、これは日本のコメの年間生産量の約2倍。日本は世界最大のトウモロコシ輸入国であり、その輸入量の9割をアメリカに依存している。また、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されている。国内で生産されているものは缶詰めやそのまま食用にされるものがある。遺伝子組換えトウモロコシは、スーパーなどで一般的に市販されている食品に含まれる、植物性油脂、異性化液糖、アルコール、香料、デンプン、果糖などの原料として日本国内で流通している(表示義務はない)。

トウモロコシの実(果実〜種子・胚芽)は人間の食用(スナック菓子ポップコーンも有、成熟した種子は乾燥させて長期間保存することができる)としての他、畜産業での飼料として大量に消費されている。そのほか、デンプン(コーンスターチ)や、サラダオイルなどに用いられるコーン油の供給源としても利用されている。トウモロコシからは効率よく純度の高いデンプンが得られるため、工業作物としても重要な位置を占める。胚乳から得られるデンプンは製紙や糊などに使用される他、発酵によって糖やエタノールなど、様々な化学物質へ転化されている。近年では環境問題や持続的社会への関心から、生分解性プラスチックであるポリ乳酸や、バイオマスエタノールとして自動車燃料などへの用途も広がりつつある。アメリカではバイオマスエタノール用に注目されて価格が急騰し、大豆からの転作も進んでいるが、大豆や小麦に比べて成長に水を消費するため、一部の地域で水資源の不足が問題になりつつある。

実を取ったあとの軸(コブ)は、合成樹脂材料のフルフラールやフルフリルアルコール、甘味料のキシリトールなどの製造原料となる。粉砕した粉はコブミールと呼び、きのこの培地、建材原料、研磨材などにも利用されている。芯が柔らかく円筒形に加工しやすいことから、喫煙具(コーンパイプ、安物の代名詞)として用いらる。故マッカサー元帥が使ったことで日本でも有名になった。

なお、日本国の基礎的財政収支から財政再建の一案として年金の代わりとして食料の現物支給も検討されるようになってきているそうで、その時は米やトウモロコシといった穀類が採用される可能性が高いとか(輸入代金は誰が稼ぐんだろうな?)。

参考:〜
トウモロコシの
  茹で方
 (ボイル方法)
トウモロコシは水から10分ほどで茹で上がる。トウモロコシは皮をむくと鮮度が落ちてゆき、時間がたつにつれて甘みはどんどんなくなる。購入後は早く調理してしまう(茹でる)のが良い。トウモロコシを茹でる鍋に2本寝かせ、水を1,000cc(約1リットル)と塩を大さじ2杯を入れるとけっこう塩辛い、

@外皮をむいて最後の1枚の皮を残して終了、ひげも残したまま、さっと水で洗う
A茹でるための鍋にとうもろこしを並べる
B茹で水(トウモロコシがヒタヒタでOK)
Cトウモロコシが浮いてくるようなら小皿や小さな鍋蓋などで重しをする
D水から火にかけ、沸騰後約10分で完成(茹で時間は品種によってやや違う)
E笊(ザル)にあけて熱がとれたら皮とひげを取り除いて温かい内に食する。

・何故に皮を1枚残すのか?〜皮がトウモロコシの甘みを閉じ込める
・何故にヒゲを残すのか?〜ヒゲには離尿作用があるので、身体のむくみが取れる(ひげは昔から漢方薬にも使われている)。さらにヒゲの色素がトウモロコシ全体を黄色に染めるので、茹であがりも美味(うま)そうに仕上がる。

こちらで、
トウガラシ
カカオ

カンタブリア州(スペイン)
ラスコー洞窟の岩絵 (フランス世界遺産)
クレムリン(モスクワ世界遺産)
ペトラ遺跡 (ヨルダン世界遺産)
パルテノン神殿 (ギリシャ)
法隆寺 (日本世界遺産)
をお楽しみください。


・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。     10/1/23、14/7/8、2018/3/30

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