Nami bia

国連 1997 発行
 切手で綴るアフリカ大陸一周航海シリーズ No.20
ナミビア
Republic of Namibia

大航海物語
  地図編

UGANDA
カプリビ回廊のあるナミビア地図と国連旗

ウガンダ 1983 発行
UNITED NATIONS
クロス岬 ナミビアの地図

国連 1979/10/5 発行
SWA
ホバ隕石
1920年発見、60トン以上

世界で最も重い隕石
南西アフリカ 1988/3/3 発行






郵便配達人、1904

Walfishbochut - Otylmbingwe
ラクダの郵便配達、1904

ナミブ砂漠
南西アフリカ 1988/7/7 発行
ナミブ砂漠

南西アフリカ 1977/3/29 発行
砂漠のオアシス

Scossvuslei (Clay Pan)
ダイアモンドの露天掘り鉱山

Alluvial Diamond field
ツメブの銅(Copper)鉱山

Tsumebu (Lesd, Zinic)
ウランの鉱山

Uranium mine, Rossing

キン鉱石(Gold)
ダイヤモンド鉱石(Diamonds)
ウラン鉱石(Uranium)
南西アフリカ 1989-90 発行
Nambia
アフリカ・ゾウ
サイ Diceros Bicronis
リカオン
Loxodonta Africana ナミビア 1993/2/25 発行 Lycaon Pictus


ウオルビスベイの港

ナミビア 1994 発行
ヒンバ族

ナミビア 2002 発行
SIERRA LEONE
エトーシャ塩湖

シエラレオネ 2016 発行

SWA
カプリビ回廊の地図

      ↑オカヴァンゴ・デルタ (画像:300%)

カプリビ回廊の集落住居
カプリビ回廊の農作業
大湿地帯
南西アフリカ 1986 発行

NAMBIA
ナミビアの鉄道

ナミビア 1995 発行 (初日カバーより)

ナミビア共和国
  Republic of Namibia

 面積:82.4ku(日本の約2.2倍)
 人口:約210万人(2007年:世銀) 人口増加率1.3%(2007年:世銀)
 GDP:(国内総生産)約134億ドル(2008)PPP:購買力平価説(118位)、国連:1990/4/23加入
     1人当 6,577ドル(国際比較はこちらを参照)
 首都:ウィントフック(人口:28万人(2001年現在))
 民族:オバンボ族、カバンゴ族、ダマラ族、ヘレロ族、白人など
 言語:英語(公用語)、アフリカーンス、独語、その他各部族語
 宗教:キリスト教、伝統宗教
 1番切手:1923/1/2、"South West Africa"(Zuid-West Afrika)加刷(英領)発行
        独立後:"SWA"1番切手:1970/2/14発行
             "Namibia"1番切手:1990/3/21発行。

ナミビアの海岸線沿いには、世界で最も古いといわれるナミブ砂漠があり、天然の良港ウォルビスベイが有。内陸は高原となっていて、北部にはアフリカ最大の塩湖であるエトーシャ塩湖があります。また、ナミビアの北東部には長さ450kmのカプリビ回廊という細長く飛び出した領土が有。南にはオレンジ河(Orange River, 2,200km)があります。牧畜や、ダイヤモンド、ウラン、亜鉛などの鉱業が主。経済的には南アフリカへの依存度が高く、人口の少なさ、鉱物資源の豊富さ、整備されたインフラによって、アフリカでは豊かな国なるも、貧富の差が激しい。なお、近くのカプリビ回廊にあるザンベジ河(Zambezi River, 2,574km)の急流に由来する町カティマ・ムリロは、2013/8/8にそれまでのカプリビ州から分離されたザンベジ州の州都です。

・ナミビアの略史:〜
1485、ポルトガルディオゴ・カンが南回帰線から320km程の所に有るクロス岬まで探検航海
1486、ディオゴ・カンが再度の探検航海でエスコラール船長が同行して、
      サンタ・マリア岬から南下しクロス岬に到達
1884、「南西アフリカ」としてドイツの保護領となる
1904、ヘレロ・ナマクアの虐殺 (20世紀最初のジェノサイド)
1914、南アフリカ軍、南西アフリカに侵攻、占領
1920、南アフリカ、国際連盟の委任統治制度の下で南西アフリカ統治を開始
1945、南アフリカ、南西アフリカを国連信託統治制度の下に移行させることを拒否、不法統治開始
1966、国連総会、南西アフリカに対する南アフリカの委任統治終了を決定(決議2145)
1968、国連総会、南西アフリカをナミビアと改称。(同地域のナミブ砂漠に由来)
1978、国連安保理、国連ナミビア独立支援グループ(UNTAG)の設置を決定(決議435)
1988、南アフリカ、アンゴラキューバ間の和平協定成立。南アフリカがナミビアの独立に合意
1989/4月、安保理決議435実施、UNTAG活動開始
1989/11月、憲法制定議会選挙実施
1990/2月、ナミビア共和国憲法採択
1990/3/21、ナミビア共和国独立、国旗制定
1990/4/23、国連加盟
1994/3/01、南アフリカ、ウオルビス・ベイをナミビアに返還
1994/12月、独立後初の大統領・国民議会選挙実施
1995/03月、独立5周年式典においてヌヨマ大統領(第2期)就任
1999/12月、大統領・国民議会選挙においてヌヨマ大統領再選
2000/03月、独立10周年式典においてヌヨマ大統領(第3期)就任
2004/11月、大統領・国民議会選挙においてポハンバ大統領選出
2005/03月、ポハンバ大統領就任。

・ナミビアには13の州(Region)が有 (州人口:2016、州都人口:2011)※東カバンゴ州2013新設。
No 州 名 州 都 備 考
1 ザンベジ州
(Zambezi, 98,800人)
カティマ・ムリロ
(Katima Mulilo, 28,362人)
2013カプリビ州(Caprivi)廃止
ザンベジ河カプリビ回廊
2 エロンゴ州
(Erongo, 182,400人)
スワコプムント港市
(Swakopmund, 44,725人)
北100kmクロス岬ウォルビスベイ
3 ハルダプ州
(Hardap, 87,200人)
マリエンタール
(Mariental, 12,478人)
ナミビア最大のハルダプ・ダム(1962)
4 カラス州
(Karas, 85,800人)
ケートマンスプーフ
(Keetmanshoop, 20,977人)
ナミビア第3のナウテ・ダム(1972)
1866年宣教師シュレーダーが建設
5 カバンゴ州
(Kavango, 86,529人)
ンクレンクル
(Nkurenkuru, 618人)
2013年カプリビ州を東西に分割
オカバンゴ河、カプリビ回廊
6 ホマス州
(Khomas, 415,800人)
首都ウィントフック
(Windhoek)
首都:標高1,655m、322,500人(2012)
7 クネネ州
(Kunene, 97,900人)
オプウォ
(Opuwo, 7,657人)
ヒンバ族岩絵
アンゴラ国境にクネネ河(1,126km)有
8 オハングウェナ州
(Ohangwena, 255,500人)
エーンハナ
(Eenhana, 5,528人)
エーンハナはアンゴラ国境の町で亜熱帯森林有
9 オマヘケ州
(Omaheke, 74,600人)
ゴバビス
(Gobabis, 19,101人)
カラハリ砂漠
10 オムサティ州
(Omusati, 249,900人)
アウタピ
(Uutapi, 6,437人)
アウタピはアンゴラ国境の町、
オシャカティ北西90kmに有
11 オシャナ州
(Oshana, 189,200人)
オシャカティ
(Oshakati, 36,541人)
最小の州
12 オシコト州
(Oshikoto, 195,200人)
ツメブ
(Tsumeb, 19,275人)
州都:2008からオムティヤ(Omuthiya, 3,794人)
ツメブ鉱山(銅など)、アフリカ最大エトーシャ塩湖
13 オチョソンデュパ州
(Otjozondjupa, 154,300人)
オティワロンゴ
(Otjiwarongo, 28,249人)
ホバ隕石 はツメブから車で40分
14 東カバンゴ州
(Kavango East, 136,823人)
ルンドゥ
(Rundu, 63,431人)
2013新設(オカバンゴ河沿い地域)
ルンドゥの標高1,095m

・ナミビアの地理
ナミビアは全土が乾燥帯に属し、海岸部および南部が砂漠気候、北東部はステップ気候に属します。ナミビアの地形は東西に大きく三分されます。最も西側の大西洋岸には海岸低地が広がっているも、幅は約100q程度でそれほど広くはありません。この海岸低地は付近を流れる寒流のベンゲラ海流の影響で大気が安定しており、降雨がほとんどないため極度の乾燥地帯となって、世界で最も古いといわれるナミブ砂漠が広がっています。水源がほとんどないため人口は非常に少なく、中部には天然の良港であるウォルビスベイがあります。

・ナミビアの気象
ナミビアは年間300日が晴天で、6月〜8月の冬期は乾燥し、9月〜11月が小雨季、2月〜4月が大雨季です。降水量は場所により様々で旱魃も多い。海岸の気候は北上するベンゲラ海流の影響が大きく、乾燥と低温をもたらし濃霧を発生します。

・ナミビアにおける死刑
ナミビアでは1990年の独立以降一度も死刑は執行されていません。1990年の独立時の憲法て、全ての犯罪に対する死刑が禁止されています。ナミビア領内で最後に執行された死刑は、南アフリカ共和国支配下の1988年に行われました。サハラ以南のアフリカで、ナミビアはブルンジ、ギニア、モーリシャス、サントメ・プリンシペとともに最も早い時期に死刑を廃止した国家グループのひとつです。

・カプリビ回廊
  (Caprivi Strip)
ナミビアの北東部には長さ450kmのカプリビ回廊という細長く飛び出した領土(東カバンゴ州の東、オカバンゴデルタ沿い地域)が有。この地域は東側をザンベジ州に、西側をカバンゴ州とに分離されています。カプリビ回廊は、1890年にイギリスとの領土交換交渉をしたドイツ首相レオ・フォン・カプリヴィ(Georg Leo von Caprivi、1831-1899、在任1890年3月-1894年10月)にちなんで命名されました。カプリヴィ首相は、ドイツ領南西アフリカからアフリカ東海岸のタンガニーカへ通じるルートの
カプリビ回廊の地図
ザンベジ河へのアクセスを得るため、カプリビ回廊の併合を行いました。この併合は、ドイツがザンジバルの権益を放棄する代わりに北海のヘルゴラント島やカプリビ回廊などを得たヘルゴランド・ザンジバル条約の一部として行われました。カプリビ回廊は軍事的にも重要でした。南ローデシア紛争(1970-1979)、アフリカ民族会議による南アフリカ政府に対抗する活動(1965-1994)、アンゴラ内戦(1975-2002)で、この小さな地域は他地域への回廊として多くの武力行使と侵入が絶えず繰り返されました。また、カプリビ回廊はナミビアとボツワナが国境線をめぐる長年の争いを国際司法裁判所に託した際にも注目を集めました。川の中央にあった大きな島(ナミビアではカシキリ島(Kasikili Island)、ボツワナではセドウドウ島(Sedudu Island)と呼ばれる)がどちらの国に属するかを決定付ける重要性を持っていました。ボツワナ政府は、この島はチョベ国立公園の一体不可分なものと主張。一方ナミビア政府は、カプリビ回廊東部の住民の多くが、ドイツとイギリスの条約の一部として保有するだけではなく、数世代にわたって季節牧草地としてアシ集めや埋葬地に使ってきたことを主張。1999年12月、国際司法裁判所は、主要な水路と今後の国境線を島の北側と定め、島はボツワナの領土として決定されました。

ヒンバ族
 (Himba people)
ヒンバ族は、ナミビア北部のクネネ州に住んでいる民族。
こちらで、
ヒンバ族 (Mary Jane Volkmann)
 をお楽しみください。

・ナミビアの鉄道

  (Namibia Railways)
ナミビアの鉄道は国有鉄道でトランスナミブ鉄道が運行しています。
南部アフリカの地図
ナミビア




南アフリカ 1990 発行
モザンビ|ク



・ナミブ砂漠
 Namib Desert

ナミブ砂漠はナミビアの大西洋側にある砂漠で、面積はおよそ50,000ku。約8000万年前に生まれた世界で最も古い砂漠と考えられています。大西洋を北上する冷たいベンゲラ海流の影響で生じた典型的な西岸砂漠です。中央部にはクイセブ川(Kuiseb River 480km)が流れ、この川を境に北部に岩石砂漠、南部に砂砂漠が広がっています。年間降水量は25mmにも満たず2、3日に1度程
ナミブ砂漠
度の割り合いで海上から海霧(移流霧)が流れ込みます。特に朝方には風に乗って100km以上も内陸部にまで霧が進入し、周辺植物や生物の貴重な水分供給源となっています。沿岸の海はかなりの暴風が吹き荒れており、海岸は沖合いで濃霧のため難破した船や鯨なども打ち上げられ「スケルトンコースト」(骸骨海岸)と呼ばれています。この砂漠に、大きな緑のオアシス「ブランドバーグ」(Brandberg (Branden-burg) Mt.=炎の山)が存在し、約4,500万年前の琥珀(Amber:アンバー)の中に閉じ込められた虫「グラディエーター」(Gladiator)が、このブランドバーグで生きているのが最近発見されました。

<ナミビアの世界遺産>〜2件
トウェイフルフォンテーン岩絵 文化遺産(2007)
ナミブ砂漠 ユネスコの自然遺産(2013)

参考HP:〜
 ナミビアの州区分地図
グラディエーター虫

ナミビア 2003 発行
 ナミビアの地図

こちらで
スパイス (香辛料)
ボツワナ
サン人
ボツワナの鉄道
アンゴラの鉄道
ナミビアの
エトーシャ塩湖
グラディエーター・インセクト
ウォルビス・ベイ
ブランドバーグ山
ナミビアの鉄道(トランスナミブ鉄道)
世界遺産の
サン(ツォディロ)の岩絵 (ボツワナ、砂漠のルーヴル)
アルタミラ洞窟の岩絵スペイン
ラスコー洞窟の岩絵フランス
ヌビア遺跡エジプト
パルテノン神殿ギリシャ
法隆寺 (日本)
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。       09/7/27、2019/12/29
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