Namibia No.20 国連 1997 発行 |
グラディエーター・インセクト(昆虫) (Gladiator Insects) 2001、琥珀の中の昆虫(カカトアルキ)を発見 |
Namibia ナンビアのカカトアルキ West Wind Gladiator Mantophasma zephyra (Mantophasmatodea) (マントファスマ科) ナミビアの新種動植物発見切手 ナミビア 2003/2/22 発行 |
South Africa 南アフリカのカカトアルキ West Wind Gladiator Mantophasma zephyra (Mantophasmatodea) (マントファスマ科) 南アフリカ 2008 発行 |
Peru 琥珀に閉じ込められたインセクト(Insect:昆虫) |
←琥珀 |
(先史時代の昆虫:Prehistoric Insect) ペルー 2014/11/5 発行 |
・グラディエーター・インセクト(昆虫) (Gladiator Insects) グラディエーター・インセクト(昆虫)は、カカトアルキ(マントファスマ科)のことで、2001年に琥珀の中にとじ込められていたのと、同じ昆虫(グラディエーター:マントファスマ)がナミビアのナミブ砂漠で発見されました。約4,500万年前の琥珀(Amber:アンバー)の中に閉じ込められた虫「グラディエーター」(Gladiator)が、ナミブ砂漠の大きな緑のオアシス「ブランドバーグ」(Brandberg)のエロンゴ州ブランドバーグ山(Mt. Branden-burg:炎の山)で、グラディエーターが生きているのを2001年に発見。また2002年、南アフリカ共和国の北ケープ州ナマクワ郡ナマクワランド(Namaqualand, Namakwa District Municipality, South Africa)でも発見されました。 マントファスマ、またはカカトアルキは、節足動物門 昆虫綱マントファスマ目(またはカカトアルキ目、踵行目)に属する昆虫の総称。2001年に、ドイツの生物学者オリヴァー・ゾンブロ博士(Oliver Zompro)らが、琥珀の中から発見した化石個体を調べて、最初のマントファスマ類の昆虫を新種として、 肉食性の極限環境生物(Extremophile)アフリカの昆虫、マントファスマ目(Mantophasmatodea、またはグラディエーター)の新たな亜目(Suborder):マントファマトデア亜目(Mantophasmatodea)を発見したと発表しました。 その後、同じ特徴を持つ昆虫が、20世紀初頭に生きている状態で採集され、既にフンボルト博物館に未同定ナナフシ類の標本として保存されていることがわかりました。それらの昆虫の特徴は、従来のどのグループとも異なっていたことから、マントファスマ目 (Mantophasmatodea Klass, Zompro, Kristensen and Adis, 2002) が、昆虫綱に属する31番目の目(もく)として、2002年に新たに記載されました。ガロアムシ目(非翅目)と近縁で、それぞれをガロアムシ亜目 (Grylloblattodea) ・マントファスマ亜目とし、あわせて非翅目 (Notoptera) とすることがあります。
ナンビア共和国と南アフリカ共和国で新たな順序の昆虫「マントファスマ」(Mantophasmatodes)が発見されたニュースは非常に様々な昆虫界のメディアで広く報じられました。それは、1914年のガロアムシ科(Grylloblattodea)の発見以来、88年ぶりの新昆虫の発見となりました。マントファスマの顔はカマキリ(蟷螂目、学名:Mantodea)が祈るのに似ており、体は棒昆虫に似ているので、棒昆虫に似せてカマキリと一緒に棒昆虫のラテン名とマントファスマを「カカトアルキ」と呼びます。また、一般的には虫が地面に足の先を摘んで歩いているも、マントファスマはつま先を上げてユーモラスで「カカトアルキ」と言うことで、英名はウェストウィンドグラディエーター(West Wind Gladiator)と呼びました。 |
・参考:〜
参考HP〜 ナミビアの地図 ナミビアの詳細地図 こちらで ・ヒンバ族 ・ウォルビス湾 ・ブランドバーグ山 世界遺産の ・トゥウェイフルフォンテーンの岩絵 (ナミビア) ・ナミブ砂漠 (ナミビア) ・サン(ツォディロ)の岩絵 (ボツワナ、砂漠のルーヴル) ・アルタミラ洞窟の岩絵 (スペイン) ・ラスコー洞窟の岩絵 (フランス) ・ヌビア遺跡 (エジプト) ・ペトラ遺跡 (ヨルダン) ・パルテノン神殿 (ギリシャ) ・法隆寺 (日本) をお楽しみください。 ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 2019/8/9 |