切手で綴る世界遺産(ナミビア)
トゥウェイフルフォンテーンの岩絵
San rock cave art of Twyfelfontein
2007、世界遺産登録
SWA
2000年以上前の紀元前1000年頃に描かれた
トゥウェイフルフォンテーン岩絵


エランド
キリン
ゾウ
(Rock Cavings, Twyfelfontein)
南西アフリカ (SWA) 1974/4/10 発行

サン人の岩絵

(Pre-Historic Rock Paintings:先史時代の芸術岩絵)
SWA 1976/3/12 発行

トゥウェイフルフォンテーンのサン人の岩絵遺跡
  San rock caving art of Twyfelfontein
(岩絵遺跡 BC1,000頃)
  別名:ツウィツァウス(tUi-tAis)
所在地:ナミビア北西クネネ州オプウォ(Opuwo)近郷ダマラランド地方の砂漠状荒地に有
  (Twyfelfontein Park, Damara, Kunene Region, Namibia)
世界遺産:ユネスコの文化遺産、登録年:2007年
  (UNESCO World Heritage Site, Type:Cultural)
正式名称:
  日:トゥウェイフルフォンテーン
  英:Twyfelfontein (tUi-tAis)
  仏:Twyfelfontein (tUi-tAis)
トゥウェイフルフォンテーンはナミビア北西部のクネネ州ダマラランド地方にある2,000点以上にも及ぶ岩石線刻画群の遺跡で、2007年にナミビアでは初となるユネスコの世界遺産に登録されました。なお、2013年にはナミブ砂漠が二番目の世界遺産に登録されました。

トゥウェイフルフォンテーンは、2000年以上前(西暦1000年までの2000年ほどの間)の岩刻画が、アフリカで最も集まった場所の一つ。現在までで、2075もの岩刻画が発見されています。いずれも保存状態は良く、モチーフに其処に描かれているのはサイ、ゾウ、ダチョウ、キリンなどで、人や動物の足跡も刻まれています。こうした線画は、この地方で狩猟採集生活(狩猟採集社会:Hunter-gatherer)を営んでいた人々サン人が、宗教上の儀礼の一環として描いたものと考えられています。中には、有名な「ライオンマン」のように人が動物に変身するさまを描いたものも有ります。考古学者たちは、トゥウェイフルフォンテーンの2つの場所で、石の加工品、ペンダント、ビーズなどを含む遺物を発掘。また、一帯には6ヵ所のロック・シェルターがあり、赤いオーカー(黄土)で描いた彩色画も見つかっています。西暦1000年頃に線刻画が途絶えてしまったのは、その頃にはこの地に牧畜民のコイコイ人(Khoikhoi)が移り住むようになったためと考えられています。

六つの洞窟からは、儀式で踊る人間を黄土で描いた岩絵も発見されました。また、一帯からは新石器時代の石の工芸品、ダチョウの卵で作ったビーズ、片岩のペンダントなども発見され、これら一連の作品は、遊牧民が急激に増える紀元前10世紀以前にこの地を支配していた狩猟採集民の、主に信仰体系に関する貴重な記録とされています。

<ナミビア観光>主なルート:〜
南アフリカハウテン州ヨハネスブルク
ナミビア
 ・首都ウイントフック市、ホマス州、ヨハネスブルク空港から2時間
   ・ウイントフック・ホセア・クタコ国際空港
 ・ソススフレイ砂丘〜旅行会社ツアー、レンタカーなど車で5時間が有
 ・ウォリス湾(Walvis Bay)
   ・スワコプムンド市、エロンゴ州
   ・ナミブ砂漠、中央部
 ・クロス岬
   ・スケルトン・コースト
 ・ダマラランド地方、クネネ州
  ・トゥウェイフルフォンテイン渓谷、世界遺産〜荒地岩場を観光
   ・ライオンマン・ルート〜サン族の岩絵
   ・ダンシング・クドゥー・ルート〜サン族の岩絵
   ・コリシャス村(Khorixas)
    ・玄武岩のオルガン・パイプ(柱状玄武岩群)
    ・バーント・マウンテン(Burnt Mountain)火山
    ・スピッツコフェ・インセルバーグ(Spitzkoppe Inselberg)
      インセルバーは尖った丘=残丘:準平原の中にある孤立した丘
  ・化石の森
 ・カオコランド地方〜
   ・ヒンバ族の集落住居
 ・エトーシャ国立公園(Etosha National Park、1967)
  ・エトーシャパン(Etosha Pan)、カラハリ盆地の一部を形成する大きな内殻で塩鍋
  ・サファリドライブ
  ・オカウクエジョ(Okaukuejo Resort)
  ・オプウォ市〜オプウォ・カントリーロッジ
 ・ナミビア首都ウイントフック市(Windhoek, 標高: 1,655m)
  ・カラハリ・サンズ(Kalahari Sands)
   (カラハリ・サンズはウィントフック市内中心部でショッピングセンターやホテル有)
  ・ホセア・クタコ国際空港
・南アフリカのヨハネスブルク・・・・・関空へ帰国

<ナミビアの国立公園> (National parks)
 ・エトーシャ国立公園 (Etosha National Park)、クネネ州
 ・ブワワワ国立公園 (Bwabwata National Park)、カプリビ州
 ・ドロッブ国立公園 (Dorob National Park)、エロンゴ州
 ・カウダム国立公園 (Khaudum National Park)、カバンゴ州カラハリ砂漠
 ・ナカサ・ルパラ(マミリ)国立公園 (Nkasa lupala (Mamili) Park)カプリビ州ナカサ島とルパラ島
 ・マンゲッティ国立公園 (Mangetti National Park)、カバンゴ州
 ・ムドゥム国立公園 (Mudumu National Park)、カプリビ州
 ・ナミブ・ナウクルフト国立公園 (Namib-Naukluft National Park)、ハルダプ州
 ・スケルトンコースト国立公園 (Skeleton Coast National Park)、クネネ州
 ・スペルパージェット国立公園 (Sperrgebiet National Park)、カラス州
 ・ウォーターバーグ高原国立公園 (Waterberg Plateau National Park)、オチョソンデュパ州
 ・スピッツコペ国立公園 (Spitzkoppe National Park)、エロンゴ州

・その他の保護区 (Other protected areas)
 ・アリ=アイル/リッチースヴェルト・トランスフロンティア・パーク
  (Ai-Ais/Richtersveld Transfrontier)南アフリカとナミビアの国境にまたがる自然公園
   フィッシュリバーキャニオン(Fish River Canyon)有
 ・ケープ・クロス・シール保護区 (Cape Cross Seal Reserve)
 ・ダンヴィルジェンゲームリザーブ (Daan Viljoen Game Reserve)
 ・ダマラランド (Damaraland & Brandberg)
 ・グロスバーメンホットスプリングス (Gross-Barmen Hot Springs)
 ・国立西海岸のレクリエーションエリア (National West Coast Recreation Area)
 ・ポッパゲームパーク (Popa Game Park)
 ・サウスウエスト自然公園 (South West Nature Park)

・ナミビアの洞窟
 ・アポロ11ケーブ (Apollo 11 Cave)
   ナミビア南西部のカラス地方、1969/7/24にアポロ11の乗組員が地球に帰還した日に発見
   BC27,500-BC25,500の岩絵(放射線炭素C−14で測定)有
 ・アーネム洞窟 (Arnhem Cave)
   
 ・ドラゴンブレス洞窟 (Dragon's Breath Cave)
    オトホゾンドゥパ地域グルートフォンテイン市北西46kmに有、1986発見
    ウォーターバーグ国立公園、オチョソンデュパ州
 ・ホワイトレディ (The White Lady)
   クネネ州ダマラランド地方

参考HP〜
トゥウェイフルフォンテーンの場所地図(ナミビアの地図)
ナミビア観光の地図(トゥウェイフルフォンテインなどの図)@ソススフレイ砂丘へ
ナミビア観光の地図(配置図)Aスワコムブンドへ
ナミビア観光の地図(配置図)Bカオコランド地方へ
ナミビア観光の地図(配置図)Cエトーシャ国立公園からウィンドフック7hへ

こちらで世界遺産の
サン(ツォディロ)の岩絵 (ボツワナ、砂漠のルーヴル)
アルタミラ洞窟の岩絵 (スペイン)
レバントーヌの岩絵 (スペイン)
ドラケンスバーグの岩絵 (南アフリカ)
カカドゥの岩絵 (オーストラリア)
ラスコー洞窟の岩絵 (フランス)

ヌビア遺跡 (エジプト)
ペトラ遺跡 (ヨルダン)
パルテノン神殿 (ギリシャ)
法隆寺 (日本)
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。       2018/3/4

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