Botswana No.41

国連 1986 発行
 切手で綴る世界遺産シリーズ (ボツワナ
オカヴァンゴ・デルタ国
Okavango Delta
2014、世界遺産登録
大航海物語
  地図編

SWA
カプリビ回廊&オカバンゴ(青)の場所地図

↑オカバンゴ大湿原↑
SWA 1986 発行
←オカバンゴ大湿原→ BOTSWANA
マガディカディ塩湖の地図
ンウェツウェ湖 ↓ (Nwetwe Pan)

Map of Makgadikgadi Pan
ボツワナ 1994/8/30 発行



スア湖
カラハリ砂漠



←ボツワナの地図と
 オカバンゴ(黄色)

オカバンゴデルタ大湿原の生き物
カバ
ホオカザリヅル(wattled crane)

クサガエル属(Painted Reed Frog)

魚食いフクロウ、ベルベットモンキー

ワニ、オカピ

タイガー・フィイッシュ、ティラピア
ボツワナ 1994/8/30 発行

オカバンゴには遠くのアンゴラ高地で雨季に降った雨がオカバンゴ河から流れ込んできて、オカバンゴ大湿原、マガディカディ・パン(Makgadikgadi Pan、塩類平原、マカリカリ低地)、ンウェツウェ・パン(Nwetwe Pan)、スア・パン(Sua Pan)、ンサイ・パン(Nxai Pan)、ンガミ湖(Lake Ngami)、サウ湖(Lake Xau)、マバベ低地(Mababe Depression)の大湿地帯を形成します。そして乾季の終りには、ほとんどが干上がって塩田(Pan、塩湖)になります。
・オカバンゴ大湿原(沼沢地)
 Okavango Swamp

  別名:オカバンゴデルタ (Okavango Delta)
      乾季:マガディカディ塩湖 (Makgadikgadi Pan)
所在地:ボツワナ北部、カラハリ砂漠の中にある内陸デルタに有
世界遺産:ユネスコの自然遺産(2014)
 (UNESCO World Heritage Site, Type:Natural)
正式名称:日:オカヴァンゴ・デルタ
       英:Okavango Delta
       仏:Delta de l’Okavango

オカヴァンゴ・デルタはボツワナ北部のマウン(Maun)に近い広大な内陸デルタ湿地帯で、カラハリ砂漠の乾季にあたる7月から9月には、流域の生物にとって貴重な水源となっています。その一部はオカヴァンゴ・デルタから南のンガミ湖に注いでいます。モレミ動物保護区(Moremi Game Reserve)やカカナカ(Xakanaxa)が観光の好適地で、モコロ(Mokoro)と言われる木をくりぬいた小さな丸木舟(船頭付き)で、パピルスや葦の群生する水路の中を回遊します。

1250km以上はなれたアンゴラ中東部のアンゴラ高地から流れる内陸河川オカバンゴ河の大部分はこの湿地帯にそそいで、砂漠に吸い込まれる。この大湿原は、ボツワナ北部の乾燥した土地に、200万年の歳月をかけて川がはこびこんだ堆積物によってできたものである。迷路のようにまがりくねった細い水路がはしり、パピルスやハスなどの水生植物が繁茂している場所では、しばしば流れがせきとめられている。浅い水たまりが多数あり、また島状に隆起して樹木が生えている場所も多い。

アンゴラ 1953 発行

大湿原の総面積は1万5000ku。川の水量がふえる3〜7月に水面の高さと冠水面積は最高となり、雨量の多い年には2万2000ku近くが冠水する。湿原の水量のおよそ3%はボテティ川をふくむ3本の水路をとおって、大湿原の外に流出する。この流出によって、塩分その他の無機質がながれでて、大湿原の生態系が真水にたもたれている。平均気温(平均降水量)は1月が14℃(700mm)、7月が24℃(250mm)。年平均降水量は525mm。

大湿原東部は、1965年に設立されたモレミ野生動物保護区にふくまれる。大湿原にはカバ、ワニ(クロコダイル)、バッファロー、それに2種類のアンテロープ(リーチュエ、インパラ)などが多くみられ、ほかにも大型の草食動物が季節的に移動してくる。かつてはサイやゾウも多数いたが、乱獲によってサイは姿をけし、ゾウも数がへった。500種をこえる鳥類が生息し、魚類も種類が多い。大湿原の南側と西側では、飼育牛の急増で、水の使用量が増加し、野生動物の生活がおびやかされている。一方、これらの家畜に野生動物がもっている病気が伝染するのをふせぐため、湿原の南端と西端にフェンスがもうけられた結果、野生動物の季節的な移動がさまたげられ、フェンスをうまくこえられずに死ぬ動物も多い。
フラミンゴ

ボツワナ 1994 発行

20世紀初頭から、大湿原の水をカラハリ砂漠の緑化、灌漑農業、牛の飼育、あるいはダイヤモンド鉱山のような産業に利用しようという計画が提案されているが、実現にいたっていない。その大きな理由は財政上の問題であるが、ボツワナでは農業よりも畜産が重視され、灌漑に対する関心が低いことも一要因となっている。また、そうした計画によって大湿原の生態系が破壊されてしまうことに対する懸念もある。

参考HP〜
 ボツワナの地図
 ボツワナの細部地図

こちらで
マガディカディ塩湖
世界遺産の
ツォディロの岩絵(砂漠のルーヴル、ボツワナ)
アトス山 (ギリシャ)
ヌビア遺跡エジプト
ペトラ遺跡ヨルダン
パルテノン神殿ギリシャ
法隆寺日本
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。   09/9/8、18/1/10

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