Guinea 国連 1980 発行 |
切手で綴るアフリカ大陸一周航海シリーズ No.6
ギニア共和国 Republic of Guinea |
大航海物語 地図編★ |
マラリア撲滅運動記念 |
|
顕微鏡検査 |
蚊の駆除作業 |
ギニア共和国(マラリア撲滅シンボルマーク加刷) 世界マラリア撲滅運動記念 (The World United Ageinst Malaria) ギニア 1962 発行 |
ギニアの場所地図 |
||
モーリタニア(青)→ セネガル(黄)→ マリ(緑)→ ギニア(赤)→ |
←マダガスカル |
|
セネガル川開発機構 (OERS) 会議記念 (セネガル川に接する4国の代表者会議) ギニア 1970/2/3 発行 (200%) |
||
ギニアの鉄道 ギニア 2015 発行 |
ギニア共和国 Republic of Guinea 面積:24万5,857ku(日本の本州とほぼ同じ) 人口:人口:1,000万人(2009) 首都:コナクリ(Conakry, Tombo Island, Loos Islands) 民族グループ:マリンケ、プル、スースーなど、20余 言語:フランス語、各民族語(マリンケ、プル、スースーなど) 宗教:イスラム教、伝統的宗教、キリスト教 通貨:ギニア・フラン (GNF)、GDP:約103億ドル(2008)、203.9億ドル(2017) 1番切手:1974/9/10発行 なお、ポルトガル領ギニア(現:ギニアビサウ、首都:ビサウ)の1番切手:カーボヴェルデの 1877年発行切手に"GUINE" と加刷 〜1973/12/15迄発行。 ギニア共和国(通称ギニア:Guinee)は、赤道ギニアやギニアビサウとは、それぞれ別の国なので、これらを区別するため、首都の名を冠して、ギニア・コナクリ(Guinea-Conakry)と呼ばれたりして、旧フランスの植民地の中でも、1958年に他の植民地に先駆けて国民投票で独立した国家。 ・国名の推移:〜 1958〜1978年:ギニア共和国、旧フランス植民地中で最初に国民投票で独立 1978〜1984年:ギニア人民革命共和国 1984年〜:ギニア共和国。 ・ギニア略史:〜 12世紀、現マリにあったガーナ王国(Ghana Empire, 700-1240)が滅ぼされると、 スースー族(Susu)が反イスラムのスースー王国(Sosso Empire, 12-13世紀頃)を興し ベルベル人(Berbers)のムラービト朝(Murabitun, 1040-1147)に対抗 14〜15世紀:マリ帝国の支配になる 1446、ポルトガル人のヌーノ・トリスタン船長がジェバ川(Geba、550km)に到達、 上陸して遡上し、ポルトガルの領有を宣言 その後、南北アメリカ大陸への奴隷の三角貿易の中継地となる ジェバ川はギニアからセネガルを通ってギニアビサウで大西洋に流れこみ その沖にビジャゴス諸島が有 16世紀初頭、ヨーロッパ人が奴隷貿易の地域の一つとして入植を始める 1458、ポルトガルのディオゴ・ゴメス船長がビジャゴス諸島に到達、発見 1725、フラニ人(Fula people)がフータ・ジャロン山地の王都ティンボ(Timbo)で フータ・ジャロン王国(Kingdom of Futa Djallon, 1725-1896)を興す 1878、サモリ・トゥーレ (Samori Ture, 1830-1900)がビサンドゥグ(Bissandugu)を王都とする ジュラ族(Dyula)のサモリ帝国(Samori (Wassoulou) Empire, 1878-1898)を興す 1887、イギリスからフランスへロス諸島のトンボ島(Tombo Island, Loos Islands)が譲られる 1890、トンボ島に首都コナクリが建設され、 コナクリを首都とする植民地フランス領ギニア(Guinee francaise, 1894-1958)が建設され ノエル・バレイ(Noel Ballay, 1847-在任1890-1902没)が初代総督に就任 1895、フランス領西アフリカ(French West Africa, 1895-1958)に併合される 1951、アントニオ・サラザール政権のポルトガルの植民地法の改正で、 ポルトガルの全海外植民地は法的に植民地からポルトガルの海外州となる 領植民地時代のギニア、アンゴラ、モザンビークの非識字率は99% 1958、フランスからギニア共和国として独立、セク・トゥーレ大統領就任(任期1958-1984) この時、宗主国であったフランスはギニアへの一切の援助を打ち切り、公共施設や道路を 破壊しつくすなど国家テロに手を染め、国土台帳などの書類や公共施設にあった備品を 全てフランス本土に持っていっため、ギニアは世界最貧国に転落し、この状況を打開する ためトゥーレは社会主義施策を敷き、政敵および人権論者の抑圧を行う また、アフリカ諸国連合に加盟 1959、ボーキサイト鉱石を港に輸送するためにギニア鉄道中央線の建設が開始される 1963、ギニアはギニアビサウ独立戦争(1963-1974)を支援、 この戦争はポルトガル領ギニアで起きた独立戦争で、戦争の結果、 ポ領ギニアはギニアビサウとして独立し、翌年にはカーボベルデも独立 1970/11/22、ポルトガルのギニア侵攻(緑海作戦、Operation Green Sea, 1970/11/22)勃発、 ポルトガルはコナクリで捕虜救出に成功するも、セク・トゥーレ体制打倒には至らず 1978、国名変更(ギニア人民革命共和国) 1984、セク・トゥーレ大統領が没 無血軍事クーデターでランサナ・コンテ大佐(Lansana Conte, 1934-2008/12/22)が 政権掌握して、ギニア共和国に再度国名変更 コンテ大佐はトゥーレの政治路線を大きく改め、国際通貨基金や世界銀行などの国際機 関からの支援を得つつ、旧社会主義体制から自由主義体制への移行を推進 1993、初の大統領選挙(コンテ大統領選出) 1998/12月、大統領選挙(コンテ大統領再選) 2001、国民投票で大統領任期を5年から7年に延長 独裁色を強めたコンテの政治手法については多くの議論が交わされている 2003/12月、大統領選挙(コンテ大統領三選) 2007、1〜2月にゼネスト状況下でのデモ隊と治安部隊の衝突で200人以上の死傷者発生 2007/2/12〜23日迄戒厳令実施 2007/2月末、クヤテ新首相が任命され、ゼネスト中断 2007/3/01、クヤテ首相就任 2008/5/20、アフメド・ティジャンヌ・スアレ首相就任 12/22にコンテ大統領が没すると、 国民議会のアブバカル・ソンパレ下院議長が大統領代行に就任したと報じられる 12/23にムーサ・ダディ・カマラ大尉(Moussa Dadis Camara, 1964-)中心の「民主主義と 発展のための国民評議会(CNDD)」クーデター発生、暫定軍事「政権」が成立 2009/9/28と9/28、スタジアムで大規模抗議集会(2009 Guinea protest) 12/3に側近のアブバカール・ディアキテ中尉(Aboubacar Sidiki Diakite)の暗殺未遂事件 でカマラ暫定大統領は頭を撃たれ重症を負い、同日に暫定大統領に就任した防衛大臣 のセクバ・コナテ大将(Sekouba Konate、1964-)が大統領選挙実施を引き継ぐ 2010/6/27、大統領選挙第一回投票 11/7に大統領選挙第二回投票(コンデ大統領選出) 12/21にアルファ・コンデ(Alpha Conde、1938-)大統領が就任 2014、エボラ出血熱の流行が発生、6月ごろから流行が急拡大 2014/8/8にWHOは西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行が 「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」であると宣言 2016/3/29、WHOはエボラ出血熱の緊急事態を解除。 ・ギニアの地方行政区分は8州(Region)と34県(Prefecture):〜
※ボケ市には、かつての奴隷貿易の拠点であったボケ要塞博物館が有。 <ギニアの世界遺産>自然遺産が1件有 ・ニンバ山厳正自然保護区、 (登録年:1981、拡張年:1982) (Mount Nimba Strict Nature Reserve) ギニアとコートジボワールにまたがる、標高1752mのニンバ山の主要部分を含む国立公園で、リベリアからの難民の流入に加え、ニンバ山が鉄鉱石の鉱脈を持ち、リベリア側では採掘のための開発が行われてきたことなどから、1992年に危機遺産にも登録。 <ギニアの鉄道>:〜
・フリア支線:コナクリ 〜 フリア、長さ:143km ※ ・トーグ支線:ダボラ 〜 トーグ、長さ:105km ※ ※外国との鉄道連結は無。 ギニアの鉄道は主としてアルミニウムの原料となるボーキサイト鉱石を港に輸送するために施設されたもので、ボーキサイトの埋蔵量は全世界の3分の1を占め、輸出額はオーストラリアに次ぎ世界第2位。2006年には日本の三菱商事も探査権を獲得。 参考HP:〜 ・ギニアの地図 ・ギニアの地図(詳細地図) ・ギニアの州区分地図(8州 Region) ・ギニアの県地図(34県 Prefecture) ・ギニアの鉄道地図 ・ニンバ山厳正自然保護区の場所地図 (世界遺産) ・ビジャゴス諸島の地図(ボラマ島の場所地図) こちらで ・ボツワナの鉄道 ・コーヒー ・ヴェーゲナー博士 ・アンゴラ鉄道 ・スパイス (香辛料) 世界遺産の ・ヘンダーソン島 (ピトケーン諸島) ・ヌビア遺跡 (エジプト) ・パルテノン神殿 (ギリシャ) ・法隆寺 (日本) をお楽しみください。 ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 19/5/19、2019/9/21 |