Portugal 国連 1989 発行 |
PORTUGAL (II) 切手で綴る ポルトガル人の大航海 (Discovery Voyage) ボジャドール岬を越えて Cabo Bojador |
大航海物語 ポルトガル編★ |
Espana 地中海沿岸と、イベリア半島からアフリカ北西部の地図 |
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ポルトガル→ ボジャドール岬→ ブランコ岬→ ヴェルデ岬→ |
スペイン 2003 発行 小型切手シート |
←地中海 |
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GAMBIA | ||||
日本郵便 NIPPON 北斗七星 日本 1952/2/19 発行 |
アゾレス諸島 . マデイラ諸島 ポルト・サント島 カナリア諸島 . 西サハラ〜ボジャドール岬→ オーロ川 西サハラ〜ブランコ岬→ モーリタニア〜アルギン セネガル〜セネガル川 ヴェルデ岬諸島 ヴェルデ岬→ ガンビア川 ギニア シェラレオーネ |
アフリカ西岸の地図 |
エルミナ城 |
アフリカ大陸 |
ガンビア 1992 発行 | ||||
黒い突起は上から | ・ボジャドール岬 ・ブランコ岬 ・ヴェルデ岬(ダカールのあるヴェルデ岬半島に有) |
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1471年の海図 $05 |
1502年の海図 20$00 |
カーボ・ヴェルデ(ポルトガル領ベルデ岬諸島)より 1952/2/24 エンリケ航海王子とその船乗りの冒険航海者達の切手8種と地図切手2種が発行されました。地図切手は「ヴェルデ岬諸島」の位置を示す「ポルトラノ古海図」切手です。 |
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Cabo Berde |
V.ディアス、シントラ $10 |
D.アフォンゾ、A.フェルナンデス $30 |
ランサローテ、コスタ $50 |
ゴメス、ダ・ノリ 1$00 |
フェルナンド王子、エンリケ王子 1$00 |
ゴンサルヴェス、ディアス 3$00 |
バルダイア、J.フェルナンデス 5$00 |
ダ・グラ、フレイタス 10$00 |
カーボヴェルデ 1952/2/24 発行 | |||
(※)2$00切手の右の人物がエンリケ航海王子 |
エンリケ航海王子は船の改良(帆船の大型化・高速化)を進め、 ・従来の奴隷漕手型横帆だけのガレオン船を帆走専用に改良、 ・三角帆を持つバルカ船、 ・三角帆を持ち少数の乗組員で帆走できる小型のパリネル船、 ・新規開発の三角帆を持つ3本マストの長期遠洋航海用大型カラヴェル船は 50t以上で食料などの大型貯蔵庫と船尾楼を持つ快走帆船、 などをポルトガルのオポルト、ラゴス、リスボンなどで多数建造しました。 エンリケ航海王子に続く時代ではナオ船へと、さらに大型化してゆきました。 エンリケ航海王子の頃は「航海の知識」を”蓄積”していましたので、何事も秘密にして情報漏れを防いでいました。そんなわけで、彼の船乗り達は後世の船長達が「航海日誌」や「航海記」を記録し出版したのとは違い、ほとんど記録を残していないと言われて、資料の少ない時代です。 ポルトガル・メモ:〜 ・13世紀半ばのイスラム教徒追放後も、 アルカルヴェ州のオレンジとアフリカの金が取引されていました。 ・5世紀に及ぶイスラム支配時代に アラブの数学、地理学、航海や造船技術がポルトガルに蓄積されていました。 ・中世における他のヨーロッパ諸国でのユダヤ教徒迫害から逃れてきた ユダヤ人が移住してきてキリスト教徒とユダヤ教徒の仲介役を果たし、 天文学などのユダヤの学問をキリスト教徒に伝えて来ていました。 このイスラム・ユダヤの文化的遺産が「地理上の発見」の文化的背景になりました。 ・そしてジェノヴァ人の活動が影響。 ヴェネティアと争って敗れたジェノヴァは西地中海、大西洋に活路を求めて、 その具体例としての1290年ヴィヴァルディ兄弟(Vandino & Ugolino Vivaldi, 13世紀) のアフリカ南端周りのインド到達計画の失敗があります。 こちらで
をお楽しみください。 ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 令和 R.2/12/12(2020)追記 |