Spain

国連 1988 発行
探検大航海 (Exploration Voyage)
フランシスコ・モーレル船長
1775、ブカレリ湾を発見
1781、太平洋の探検航海


大航海物語
 スペイン編

ESPANA
フランシスコ・モーレル船長

スペイン 1975/3/1 発行
Solomon Islands
ラ・プリンセサ号 ”La Princesa”

ソロモン 19813/23 発行

Solomon Islands
モーレル船長の ソロモン諸島航海地図、1781
1742(Jacques Nicholas Bellin)の地図に赤線引き
1781 太平洋探検航海200年記念 1981
ソロモン 19813/23 発行

Norfolk Island
北太平洋方面の地図

カムチャッカ    アラスカ    .
ノーフォーク 1978/8/29 発行
ESPANA
アラスカ・シトカ
Sitka, Alaska

スペイン 1976/3/1 発行

ESPANA
Costa Septentrional De California
北米西岸カリフォルニア海岸からアラスカの地図
Acapulco to Isla de Serantes


スペイン 1967/10/12 発行
British Solomon Islands
ソロモン諸島の地図

イギリス領ソロモン諸島 1956-60 発行 (200%)

Solomon Islands
南太平洋の古地図(Jean Nicholas Buache 1891)
(1781年に Phillippe Buache, French geographerが提供した古地図)

ュ|ホランド



南アメリカ




マゼラン海
1597年発刊地図        1601年発刊地図        .
ニューギニアとソロモン諸島の地図
ソロモン 1981/3/23 発行

南太平洋の古地図、赤丸:ソロモン諸島

ソロモン 1981 発行

フランシスコ・モーレルはスペインのコルーニャ近郷生まれの海軍の提督で探検航海家で、ボデガ・イ・クァドラ司令官の北西航路探索の太平洋探検航海隊に水先案内人として参加、1775年にアラスカのアレキサンダー諸島にあるプリンスオブウェールス島西海岸のブカレリ湾を発見、命名しました。1781年には太平洋の探検航海をなしました。
フランシスコ・アントニオ・モーレル准将 (1755〜1820/5/24)
 Commodore Francisco Antonio Mourelle de la Rua
、64才没
フランシスコ・モーレルはスペインのガリシア州ア・コルーニャ県(La Coruna, Galicia, Spain)のサン・アドリアン・デ・コルメ村(San Adrian de Corme)で生まれました。ニュースペイン(現メキシコ)のサン・ブラス(San Blas, Nayarit, Mexico)がスペイン太平洋艦隊の海軍基地になる前には、ガイアナトリニダードアンティール(Guyanas, Trinidad, Antilles)などの港のスペイン海軍で、1774年まで働いていました。

フランシスコ・モーレルの探検大航海
・1775年〜北東太平洋探検航海〜ソノーラ号水先案内人
・1779年〜アラスカ湾方面探検航海〜ラ・プリンセサ号水先案内人
・1781年〜太平洋の探検航海〜ラ・プリンセサ号

フランシスコ・モーレルは1775年にサン・ブラスの海軍司令官ボデガ・イ・クァドラ司令官スクーナー帆船ソノーラ号(schooner Sonora)に水先案内人(pilot)として乗船し、ブルーノ・ド・ヘセター艦長(Bruno de Heceta y Dudagoitia 1744-1807)のサンチャゴ号(Santiago)を僚船として、北西太平洋探検航海に参加しました。1775/7/29に北緯49度線で、南に行くサンチャゴ号と分れました。ソノーラ号は北緯58度30分に到達し、アラスカのアレキサンダー諸島(Alexander Archipelago)ベイカー島(Baker Island)とスエメズ島(Suemez Island)の間にあるプリンスオブウェールス島(Prince of Wales Island)西海岸のブカレリ湾(Bucareli Bay)を発見、ニュースペインのブカレリ副王(Antonio Maria de Bucareli y Ursua,Viceroy、1717-1779 )に因んで名づけました。1775/10/7にモンテレー(Monterey, California)に到着。1775/11/20にサン・ブラス港に無事に帰港しました。モーレルの航海記録がロンドンに密かに持ち込まれ、クック船長の北西太平洋探検航海の資料に使用されました。

クァドラ司令官のフリゲート艦ラ・プリンセサ号(La Princesa、Frigate)水先案内人になり、1779/2/11にアルテアガ艦長(Arteaga)のファヴォリタ号(Favorita)を僚船としてともなって、サン・ブラス港を北西航路の探検・発見のために出帆。アラスカ湾の北緯61度のヒンチンブック島(Hinchinbrook Island)を探検調査しました。アラスカ湾のケナイ半島(Kenai Peninsula)に沿って北西に航海し北緯58度30分に到達、プリンス・ウィリアム・サウンド(Prince William Sound、プリンス・ウィリアム湾)を探検後、悪天候と病気蔓延のため、1779/11/21にサン・ブラス港に帰港しました。

その後はサン・ブラス港で勤務中に太平洋のソロモン諸島他のいたる所へ探検航海しました。
それは、パプアニューギニア
 ・ハミット諸島(Hermit Islands)、50島のうち29島を視認(mapping)
 ・ニニゴ諸島(Ninigo Islands)、マヌス州でビスマルク諸島西部(31島有)
 ・トレンチ島(Tench Island)
・ソロモン諸島の
 ・オントンジャワ環礁(Ontong Java Atoll)、諸島領北端辺境部のマライタ州の環礁で、1568/2/1メンダーニャが発見、1643年タスマンが再発見(オントンジャワ(Ontong Java)命名)、1781年モーレルが視認、1791年ジョン・ハンターが上陸(ロード・ハウ環礁(Lord Howe Atoll)命名)、1893年ドイツ帝国が環礁を諸島に併合し、1899年イギリスに譲渡。
トンガ、寄港
ツバル(エリス諸島、Ellice Islands)の
 ・ニウタオ島(Niutao)、1781/5/5帆走、視認
・グアム島(Guam)、マリアナ諸島南端の島、寄港
フィリピン、寄港
中国の広東(Canton, China)、寄港
などでした。

1792年にフランシスコ・モーレルはメキシカナ号(Mexicana)艦長で、カナダのブリティッシュコロンビア州太平洋岸の本土とバンクーバー島とガルフ諸島の間にある延長240km(150マイル)の海峡のジョージア海峡(Strait of Georgia)探検航海に出帆のところが、ヴァルデス司令官(Cayetano Valdes y Flores 1767-1834)の直属士官マラピナ(Alessandro Malaspina 1754-1810)がメキシカナ号の艦長になり、僚船のスティル号(Sutil)はディオニソス・ガリアノ(Dionisio Alcala Galiano 1760-1805)が艦長として乗船しましたので、モーレルはその探検航海に水先案内人として参加しました。

1793年にフランシスコ・モーレルはスペインへ転属、帰国となりました。1799年にフリゲート艦(Frigate)の艦長に、1806年には戦艦(Ship)の艦長に、1811年には准将(Commodore)に昇進の栄に慾しました。1818には艦隊司令官として南アメリカ・アルゼンチンのリオ・デ・ラ・プラタ(Rio de la Plata)反乱に艦隊(Squadron)を率いて反乱鎮圧に向かいましたが、努力は報いられませんでした。

フランシスコ・モーレルは64才で亡くなり、カナダのブリティッシュコロンビア州南海岸ディスカヴァリー諸島にあるモーレル島(Maurelle Island、Discovery Islands、British Columbia, Canada)に彼の名を残しました。

ラ・プリンセサ号の装備:〜:
  La Princesa、Frigate
、1778
船 型 スペイン・フリゲート艦(Spanish Navy Frigate)
帆 柱 3本マスト
重 量 189屯
武 装 10門(4pnds砲6門、3pnds砲4門 )
進 水 1778年、メキシコ・サンブラス(San Blas Shipyards)
乗組員 98人
最 後 不明

参考HP:〜
 サン・ブラスの場所地図(メキシコ)
 アラスカの地図
 アラスカ湾ケナイ半島の地図(衛星写真)
 ケナイ半島とプリンス・ウィリアム・サウンドの場所地図
 ジョージア海峡の場所地図
 ジョージア海峡の地図(カナダ、衛星写真)
 プリンスオブウェールス島の場所地図(カナダ)
 リオ・デ・ラ・プラタの場所地図(アルゼンチン)

こちらで
スパイス (香辛料)
コーヒー (嗜好飲料)
ヌビア遺跡 (エジプト)世界遺産
パルテノン神殿 (ギリシャ)世界遺産
法隆寺 (日本)世界遺産
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。   09/11/11、令和 R.2:2020/3/30

スタンプ・メイツ
Copyright(C):Kosyo
無断転載禁止