大航海物語 United Kingdom

国連 1983 発行
切手で綴る 海戦大航海(Naval Battle Voyages)
グロワ島の海戦
1795/6/28
 Battle of Groix
★イギリス VS フランス★
France

国連 1980 発行
海戦 参考資料

GIBLARTAR
イギリスの戦列艦ロイアルアデレード号(HMS Royal Adelaide)
イギリスの戦列艦”ロイアル・ジョージ号”の同型艦
(104-g、1st rate ”ship of the line”、2446t, 1828)

リベリア 1972/9/6 発行
MARSHALL SLANDS
フランス艦隊

マーシャル諸島 1998 発行

・グロワ島の海戦 (1795/6/23)
 Battle of Groix

  フランス革命戦争中の海戦: 結果:イギリスの勝利
グロワ島の海戦はフランス革命戦争(1792-1802)中にフランス西部ブルターニュー半島(Brittany (仏: Bretagne)peninsula)の南海岸沖のグロワ島(Ile de Groix、14.82ku)付近で行われたイギリス海軍とフランス海軍との海戦。旗艦ロイヤル・ジョージ号座乗のアレクサンダー・フッド提督(初代ブリッドポート子爵:Admiral Alexander Hood, 1st Viscount Bridport, KB, 1726-1814)指揮の14隻の戦列艦からなるイギリス艦隊は、提督ルイ・トマス・ヴィラレー・ド・ジョワイユーズ中将(Admiral Louis Thomas Villaret de Joyeuse 1750-1812)指揮の戦列艦12隻からなるフランス第一共和政(French First Republic 1792/9/21〜1804/5/18)のフランス艦隊を、南西からグロワ島の方向に追撃。そして、海岸に近寄りすぎたために戦闘が打ち切られるまでの約2時間40分にわたる砲撃戦で、イギリス艦隊は3隻のフランス艦を捕獲。戦後にフッド提督は決定的な勝利を得られた筈なのに、それを逃したとしてイギリス海軍内部で強い批判を浴びました。

なお、フランス革命戦争は革命後のフランスと反革命を標榜する対仏大同盟(イギリス及びオーストリアを中心としたヨーロッパ列強)との一連の戦争。当初は革命への外国の干渉戦争でしたが、1794年前後を境に形勢は逆転し、フランスによる侵略戦争に変化しました。

・グロワ島の海戦(1795/6/23):〜両軍の艦隊編制
イギリス艦隊の編成:〜
・総司令官:アレクサンダー・フッド提督(子爵ブリッドポート卿)
      旗艦ロイヤル・ジョージ号に座乗
イギリス艦隊:(戦列艦〜14隻)
 (*印の艦のみが戦闘に参加:8隻)
・ロイヤル・ジョージ号 (HMS Royal George):100門 *、負傷7
  アレクサンダー・フッド提督(Admiral Alexander Hood)の旗艦、
  ウィリアム・ドメット艦長(Captain William Domett)
・クイーン・シャーロッテ号(HMS Queen Charlotte):100門*、戦死4、負傷32
  艦長アンドリュー・ダグラス卿(Captain Sir Andrew Snape Douglas)
・クイーン号 (HMS Queen):98門
英戦艦ヴィクトリー号

ジブラルタル 2007 発行
  提督アラン・ガードナー中将(Vice-Admiral Alan Gardner)の旗艦
  ウィリアム・ベドフォード艦長(Captain William Bedford)
・ロンドン号 (HMS London):98門 *、負傷3
  提督ジョン・コルポイズ中将(Vice-Admiral John Colpoys)の旗艦
  エドワード・グリフィス艦長(Captain Edward Griffith)
・プリンス・オブ・ウェールズ号 (HMS Prince of Wales):98門、
  提督ヘンリー・ハーヴェイ少将(Rear-Admiral Henry Harvey)の旗艦
  ジョン・ベイズリー艦長(Captain John Bazely)
・プリンス号 (HMS Prince):98門、
  チャールズ・パウエル・ハミルトン艦長(Captain Charles Powell Hamilton)
バーフラー号 (HMS Barfleur):98門、
  ジェームズ・リチャード・ダクレス艦長 (Captain James Richard Dacres)
・プリンス・ジョージ号 (HMS Prince George):98門、
  ウィリアム・エッジ艦長 (Captain William Edge)
・サンス・パレイル号 (HMS Sans Pareil):80門 *、戦死10、負傷2
  中将ヒュー・セイモア卿(Vice-Admiral Lord Hugh Seymour)の旗艦
  ウィリアム・ブロウウェル艦長 (Captain William Browell)
・ヴァリアント号 (HMS Valiant):74門、
  クリストファー・パーカー艦長 (Captain Christopher Parker)
・オライオン号 (HMS Orion):74門 *、戦死6、負傷18
  ジェームズ・ソマレズ艦長 (Captain James Saumarez)
・イリジスタブル号 (HMS Irresistible):74門 *、戦死3、負傷11
  リチャード・グリンドル艦長(Captain Richard Grindall)
・ラッセル号 (HMS Russell):74門 *、戦死3、負傷10
  トマス・ラーコム艦長 (Captain Thomas Larcom)
・コロッサス号 (HMS Colossus):74門 *、戦死5、負傷30
  ジョン・モンクトン艦長 (Captain John Monkton)
(その他)
・レヴォリューショナール号 (HMS Revolutionnaire):44門、フリゲート艦
  フランシス・コール艦長(Captain Francis Cole)
・タリア号 (HMS Thalia):36門
  艦長ヘンリー・ポーレット卿 (Captain Lord Henry Paulet)
・ニンフ号 (HMS Nymphe):36門
  ジョージ・マーレー艦長 (Captain George Murray)
・アキロン号 (HMS Aquilon):32門
  ロバート・バーロー艦長 (Captain Robert Barlow)
・アストリア号 (HMS Astraea):32門
  リチャード・レーン艦長 (Captain Richard Lane)
・バベット号 (HMS Babet):24門、スループ艦
  エドワード・コドリントン艦長 (Captain Edward Codrington)
・ミージェラ号 (HMS Maegera):14門、火船 (fireship)
  ヘンリー・ブラックウッド艦長 (Captain Hon. Henry Blackwood)
・インセンディアリー号 (HMS Incendiary):14門、火船 (fireship)
  ジョン・ドレーパー艦長 (Captain John Draper)
・シャロン号 (HMS Charon):44門、病院船 (hospital ship)
  ウォルター・ロック艦長(Commander Walter Locke)
・アーガス号 (HMS Argus):14門、ラガー船(lugger)
・ドリー号 (HMS Dolly):14門、 ラガー船(lugger)。

フランス艦隊の編成:〜
 フランス第一共和政(1792-1804)
・総司令官:ルイ・トマス・ヴィラレー・ド・ジョワイユーズ提督
フランス艦隊:(戦列艦〜12隻)
 3隻捕獲される
 (*印の艦のみが戦闘に参加:7隻)
・プープル・スーヴラン号 (Peuple Souverain):118門 *
・ドロワ・ドローム号 (Droits de l'Homme):74門
フランス艦隊

ヴィル・ド・パリ号
・アレクサンドル号 (Alexandre): 74門 *、捕獲、死傷者220、
  フランソワ=シャルル・ギルム艦長(Francois-Charles Guillemet)
・フォルミダブル号 (Formidable):74門 *、捕獲、死傷者320
  シャルル=アレクサンドル・リノワ艦長 (Charles-Alexandre Durand-Linois)
・フグー号 (Fougueux):74門
・ジャン・バール号 (Jean Bart):74門
・ミュシウス号 (Mucius):74門 *
・ネストル号 (Nestor):74門 *
・ルドゥタブル号 (Redoutable):74門 *、ケルゲレン艦長
・ティーグル号 (Tigre):74門 *、捕獲、死傷者130
  ジャック・ベドウ艦長 (Jacques Bedout)
・ワッティニー号 (Wattignies):74門 *
・ゼレ号 (Zele):74門。

参考HP:〜
グロア島の場所地図

こちらで
栄光の6月1日海戦 (1794/6/1)
サン・ビセンテ岬の海戦(1797/2/14)
フィニステレ岬の海戦 (1805/7/22)を
お楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。      2011/12/20

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