Gabon

国連 1987 発行
 切手で綴るアフリカ大陸一周航海シリーズ No.16
ガボン共和国
Republique Gabonaise

大航海物語
  地図編

REPUBLIQUE GABONAISE
ガボンの地図・拡大はオゥェンドの場所 オゥェンド港(Port D'Owendo)

ボンゴ大統領







オゥェンド港建設記念碑建立記念 1968/6/24
ガボン 1968/12/16 発行







首都リーブルヴィル

ンジョレ
トランスガボン鉄道

ガボン 1986 発行
ベリンガ(予定)


ブーエ


フランスヴィル





Gabonese Republic
ガボンの国旗と地図

ガボン共和国1番切手

1958 共和国宣言1年記念 1959
ガボン 1959/11/28 発行
AFRIQUE EQUATORIALE GABON
ガボンの戦士

フランス赤道アフリカ・ガボン 1910 発行

カバ
ペリカン
ガボン 1998 発行
パイナ
ップ


マンゴ
ポンカ


アボカ
ガボン 1962/12/10 発行

ガボン共和国
 Republique Gabonaise
、英:Gabonese Republic
 旧称:フランス領ガボン植民地(Colonie du Gabon)
面積:267,667ku(日本の約3分の2)、人口:133万人(2007)。首都: リーブルビル(Libreville)、人種:バンツー系(全体の3分の2)、ファン系(全体の3分の1)、言語:仏語(公用語)、宗教:キリスト教(全体の3分の2)、伝統的宗教(全体の3分の1)、イスラム教(1%)、1番切手:フレンチアフリカのガボンで1886年発行、独立後ガボン共和国で1959/11/28発行。

先住民のバントゥー族が暮らしていた所へ、15世紀末にポルトガル人が渡来して奴隷貿易を行いました。ついで、オランダイギリス、フランスが進出してきました。この地は奴隷貿易と象牙の集散地として栄えました。1885年にこの地域をフランスが占領。1910年にフランス領西アフリカの一部となり、この状態は1959年まで継続し、1960/8/17に独立。ガボンの初代大統領は1961年に選挙で選ばれたレオン・ムバでした。ムバは1967年に亡くなり、副大統領のオマール・ボンゴ・オンディンバがその跡を継ぎました。ボンゴ大統領は1993年末の大統領選挙で5選を果たし、2009/6/8に逝去するまで41年余の長きに渡って大統領職を続けました。現在はアリー・ボンゴ・オンディンバが第3代大統領を務めています。

・ガボン略史:〜
1473、ポルトガルロポ・ゴンサルヴェス船長がロペズ岬に到達
1482、ポルトガルのディオゴ・カンがサンタ・カタリナ岬に到達、回航
1885、フランスが占領
1910、フランス領赤道アフリカの一部となり、1959年まで続く
1913、シュバイツァー博士がランバレネで病院を建設
1959/11/28、独立宣言後、ガボン共和国で1番切手を発行
1960/8/17、独立
1960/08月、独立(旧宗主国・仏)
1961/02月、レオン・ムバ初代大統領就任
1964/02月、クーデター未遂事件
1967/11月、ボンゴ大統領就任
1973/02月、ボンゴ大統領再選
1979/12月、ボンゴ大統領3選
1986/11月、ボンゴ大統領4選(任期7年)
1989/10月、クーデター未遂事件
1990/04月、国民会議で複数政党制移行決定
1990/09月、複数政党制下初の国民議会選挙実施
1991/03月、新憲法、政党法を国民議会で採択
1993/12月、複数政党下初の大統領選挙実施、ボンゴ大統領5選
1994/11月、保革連合内閣発足
1997/03月、上院を開会し、二院制へ移行
1998/12月、ボンゴ大統領6選(任期7年)
2001/12月、国民議会選挙実施
2002/01月、「開かれた内閣」発足(野党入閣)
2002/12月、地方選挙実施
2003/02月、上院選挙実施
2005/11月、ボンゴ大統領7選(任期7年)
2006/12月、国民議会選挙実施
2009/01月、上院議員選挙実施
2009/06月、オマール・ボンゴ大統領が没
2009/08月、大統領選挙、アリ・ボンゴ国防大臣当選
2009/10月、アリ・ボンゴ大統領就任
2011/12月、国民議会選挙実施
2013/12月、地方選挙実施
2016/08月、大統領選挙
2016/09月、アリ・ボンゴ大統領2選(任期7年)、就任。

ガボンは9州と50県(Departement)に分かれている
No.  州 (Province)  州都 (Capital) メモ
1 エスチュエール Estuaire リーブルヴィル Libreville 首都
2 オートオゴウェ Haut-Ogooue フランスヴィル Franceville
3 モワイエン・オゴウェ Moyen-Ogooue ランバレネ Lambarene
4 ングニエ Ngounie ムイラ Mouila
5 ニャンガ Nyanga チバンガ Tchibanga
6 オゴウェ・イヴィンド Ogooue-Ivindo マコク Makokou
7 オゴウェ・ロロ Ogooue-Lolo クラムトゥ Koulamoutou
8 オゴウェ・マリティム Ogooue-Maritime ポルジャンティ Port-Gentil
9 ウォレウ・ンテム Woleu-Ntem オイェム Oyem
※ランバレネには、1913年にシュバイツァー博士(Albert Schweitzer, 1875-1965)が病院を建設。

<ガボンのユネスコ世界遺産>複合遺産が1件有
・ロペ=オカンダの生態系と残存する文化的景観
  (Ecosystem and Relict Cultural Landscape of Lope-Okanda、2007)
ロペ=オカンダは、ガボン中央部にあるロペ国立公園に有。領域のほとんどは熱帯雨林で、公園の北部に、1万5千年前の氷河期に中央アフリカで形成されたサバンナが残存しています。1946年にロペ=オカンダ野生動物保護区が創設された時に、最初に保護された地域です。ロペ=オカンダの自然環境と文化的景観が、2007年に世界複合遺産に登録されました。

・世界遺産の暫定リスト登録 2005
 ・ラストゥールビル洞窟群
  (英:Lastoursville Caves)、(仏:Grottes de Lastourville)
  オゴウェ・ロロ州モールンドゥ県ラストゥールビル町近郷の熱帯雨林内
   (Lastourville, Mouloundou, Ogooue-Lolo, Gabon)
   パホン洞窟 (仏:La grotte de Pahon)などの
   5000万年前の35洞窟に7000年前に使用した痕跡有。

参考:〜
オゴウェ河
  (Ogooue River, 1,200km)
オゴウェ河はガボンの川で全長1,200kmのガボンでもっとも長い河川で、ガボン国内の大半を流域としています。コンゴ共和国カメルーン赤道ギニアにも一部流域が広がっています。オゴウェ川はバテケ高原の北西にあるコンゴ共和国のケングエ近くを水源とし、ボウマンゴの近くでガボン領内に入ります。マウロンゴの近くにはポウバラ滝が有。ラストゥールビルからンジョレまでの区間は急流が多く、船舶の航行が不能。ンジョレからは西に流れ、ランバレネからは広大なデルタ地帯を形成して、ポールジャンティの南でギニア湾に注ぐ。デルタ地帯は縦横ともに100kmに及ぶ。オゴウェ川流域の73%はガボン領内で、流域の多くは熱帯雨林で、一部には草原が広がっています。川にはナイルワニやカバをはじめとする多様な生物が生息。
カバ
中流域に広がるロペ・オカンダは特に自然が保存されており、2007年には複合遺産として世界遺産に登録。オゴウェ川は海からンジョレまでは航行可能で、水運を利用して河口のポールジャンティまで木材が輸送されています。流域の人口密度は1ku当り4人と少なく、河口近くのガボン最大の港ポールジャンティを初めランバレネやモアンダ、フランスヴィルなどの町が点在。

オゥェンド
  D'Owendo

オゥェンドはガボン大西洋岸にある都市で、ガボン首都リーブルヴィル(Libreville)郊外の南西10kmに有。ポールジャンティ港(Port-Gentil)とならぶガボン最大級の港を持つ港湾都市。オゥェンド港(Port D'Owendo)が開港したのは1974年で、当時の貨物取り扱い能力は30万屯でしたが、内陸部からの木材の積み出し施設が整備され、1979年には150万屯にまで能力は増強されました。
オゥェンド港
また、オゥェンドから内陸に向けてトランスガボン鉄道(Trans-Gabon Railway)が、フランス領時代の1885年に初めて計画され、1954年にフランス領赤道アフリカ・ガボン植民地南東部のモアンダ(Moanda)に埋蔵されているマンガン鉱の採掘を目的としてオゴウェ鉱山会社 (Compagnie Miniere de l'Ogooue、COMILOG) がフランスとアメリカの合弁会社として設立されてトランスガボン鉄道が、実際に着工したのはガボン独立後の1974年で、1978年にオゥェンドからンジョレ(Ndjole)迄の185kmが開通。1983年には内陸のボウエ(Booue)まで開通。さらに1986年にはマンガン鉱山のあるモアンダを経て終点のフランスヴィル(Franceville)までの路線が全通(670km)して、木材やマンガンなどの取り扱いが増加しました。特にマンガン鉱は1988年には、それまで、世界で最も長いガボンの鉱石輸送専用ロープウェイだったコミログロープウェイ(COMILOG Cableway) 全長76km、1959-1986)を使用してコンゴ共和国のポワントノワール港(Pointe-Noire)から積み出されていたものが、全てオゥェンドから輸出されるようになったため、オウェンド港の重要性はさらに増加しました。

・リーブルヴィル
  (Libreville)
リーブルヴィルは、ガボン共和国の首都で、同国北西部に有。行政上はエスチュエール州に属すコミューン(Commune de Libreville)で、人口は73万人(2013)。ガボン川大河口(Gabon Estuary)に面し、ギニア湾にも近く、交易の中心地になっています。リーブルヴィル周辺の地域はかつては不毛の地で、長い間ムポンゲ族が居住しているも、1839年にフランスに支配され、1843年に交易都市としてガボン(現在のリーブルヴィル)が建設されました。解放奴隷が多く送り込まれ、1848年に彼らにより名前がガボンから
ガボン川大河口

ガボン 1968 発行
リーブルヴィル(フランス語で自由都市)へと変えられました。また、1934年から1946年まではフランス領赤道アフリカの貿易をリードする港湾都市でした。1946年以降は商業取引の拠点として比較的ゆっくり成長しました。その後、国がフランスから独立、それとともにリーブルヴィルも発展し、1960年の独立時に31,000人だった人口が、現在ではガボンの人口の半分近くが集中するまでになりました。

参考HP:〜
ガボンの地図
ガボンの地図 (仏語、詳細地図)
ガボンの州区分地図 数字はアルファベット順
トランスガボン鉄道の地図
ガボンの鉄道地図(UN Map)
ガロペ=オカンダの場所地図 (世界遺産)

こちらで
トランスガボン鉄道
ジブチ鉄道
パイナップル
マンゴー
アボガド
ポンカン
スパイス (香辛料)
ヌビア遺跡 (エジプト)世界遺産
パルテノン神殿 (ギリシャ)世界遺産
法隆寺 (日本)世界遺産
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。   2010/7/31、12/7/1、2019/1/20
スタンプ・メイツ
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