Zaire 国連 1986 発行 |
切手で綴るアフリカ大陸一周航海シリーズ No.18
コンゴ民主共和国 Republique Democratique du Congo |
大航海物語 地図編★ |
コンゴの国名の推移 | |
BELGISCH CONGO BELGE ベルギー領コンゴ |
REPUBLIQUE DU ZAIRE ザイール共和国 |
UPU75年記念 ベルギー領コンゴ 1949/11/21 発行 |
モブツ大統領とフィンジア滝 コンゴ民主共和国 1979/2 発行 |
REPUBLIQUE DEMOCRATIQUE DU CONGO コンゴ民主共和国 |
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キンサシャの家屋パビリオン キンサシャ博覧会記念 コンゴ民主共和国 1969/6/30 発行 |
モブツ大統領とコンゴの地図 1960 独立10周年記念 1970 コンゴ民主共和国 1970/6/30 発行 |
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REPUBLIQUE DU CONGO コンゴ共和国 |
REPUBLIQUE POPULACE DU CONGO コンゴ人民共和国 |
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ハマーショルド国連事務総長 アフリカとコンゴの地図 コンゴ共和国 1962/1/20 発行 |
WHOマラリア撲滅 コンゴ共和国 1962/6/15 発行 |
ココヤシの実の収穫 コンゴ人民共和国 1982/12/11 発行 |
REPUBLIQUE DU CONGO コンゴ共和国 コンゴ民主国の鉄道 コンゴ共和国 1999 発行 |
BELGISH CONGO ベルギー領コンゴ |
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現地人兵 Soldier |
油ヤシの木 Oil Palm Tree |
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ベルギー領コンゴ 1942/5/23 発行 | ||||
ベルギー領コンゴ 1947-50 発行 | ||||
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CONGO 1960年、コンゴ独立、共和国となる ベルギー領コンゴに ”CONGO” 加刷で発行 |
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サイ |
ガゼル、 シマウマ |
ゾウ |
ゴリラ |
オカピ |
キリン |
モンキー |
コンゴ民主共和国 Democratic Republic of the Congo 面積:234.5万ku、人口:6,240万人(2007)、7,874万人(2016)。GDP:約,6,799億ドル(2017)。首都:キンシャサ、民族:バンツー系、ナイル系など。言語:フランス語(公用語)、キコンゴ語、チルバ語、リンガラ語、スワヒリ語。宗教:カトリックを中心としたキリスト教(85%)、イスラム教(10%)、伝統宗教など(5%)。1番切手:1886年ベルギー領コンゴ、1960/6/30コンゴ共和国発行。 アフリカ大陸中央部のコンゴ河流域に広がり、スーダン、アルジェリアに続いてアフリカ大陸で第3位の面積を擁し、世界全体でも第12位の面積を擁する広大な国家。1997年に現在の国名に改められるも、それまでの国名のザイールとしてよく知られている熱帯性気候の土地柄の国。 1960年から1967年の間の正式名称は西の隣国コンゴ共和国と同じ「コンゴ共和国」だったため、区別のために、コンゴ・レオポルドビル(Congo Leopoldville, 1964-1971)、コンゴ・キンシャサ(Congo Kinshasa:キンシャサは1966年にレオポルドビルを改名)などと呼ばれました。 1877-1908年、コンゴ自由国 (Congo Free State ベルギー国王の私有地) 1908-1960年、ベルギー領コンゴ (Belgish Congo) 1960-1967年、コンゴ共和国 (Republic of the Congo) 1967-1971年、コンゴ民主共和国 (Democratic People's Republic of the Congo) 1971-1997年、ザイール共和国 (Democratic Republic of the Zaire) 1997年-現在、コンゴ民主共和国 (Democratic Republic of the Congo)。 13〜17世紀、コンゴ王国(Kingdom of Kongo, 1390-1914)、南部にクバ王国(Kuba Kingdom)が有 1482年、ポルトガルのディオゴ・カンがアフリカ第2の大河コンゴ河(4,700km)河口に到達、 河口は現コンゴ(旧ザイール)の小村ムアンダ(Muanda)、 現地に存在したンドンゴ王国内に基地サン・サルヴァドールを築く 1485年、ディオゴ・カンがエスコラール船長と共に再度コンゴ河々口に到達、約161km河を溯上 1885年、ベルギーの国王レオポルト2世の私有地「コンゴ自由国」(Etat independant du Congo) 1908年、ベルギー政府に所有権が移され植民地、ベルギー領となる 1950年代後半、ジョゼフ・カサブブ(Joseph Kasa-Vubu、1910-1969/3/24日)のコンゴ人同盟、 パトリス・ルムンバ(Patrice Emery Lumumba、1925-1961)のコンゴ国民運動が独立闘争開始 1960/6/30、コンゴ共和国(のちコンゴ民主共和国に改称)としてベルギーから独立 カサブブは初代大統領、ルムンバは初代首相に就任 独立から1週間も経たずして内乱でベルギー軍介入 1960/6-1966/11、コンゴ動乱(Congo Crisis)勃発 ベルギーがカタンガ州の分離独立を工作、その結果発生した内乱 1961/1/17、ルムンバ首相が殺害される 1961/9/18、ハマーショルド国連事務総長がコンゴに向かう途中で航空機がザンビアに墜落し逝去 1963年、国旗改変(-1971) 1965/11月、モブツ商務・雇用・貿易相がクーデターで実権掌握、モブツ政権成立
1990/11月、複数政党制への道を開く憲法修正案を可決 1990/12月、任期2期を満了したモブツ大統領が、3選を禁止した憲法条項を無視し辞任を拒否 1991年、キンシャサ市内暴動発生 1996年、バニィヤムレンゲ(ツチ系)の武装蜂起、 他の反政府勢力が合流、 コンゴ民主解放勢力同盟(AFDL)結成 1997年、ローラン・デジレ・カビラ大統領就任、国名変更(コンゴ民主共和国) モブツ大統領国外逃亡 1998年、コンゴ民主共和国紛争勃発 2001年、ローラン・デジレ・カビラ大統領暗殺、息子のジョゼフ・カビラが後継 2002年、プレトリア包括合意 2003年、コンゴ民主共和国の暫定政府成立(暫定政権:Transitional Government, -2006) 2005/12月、憲法国民投票の実施 新国旗制定 2006/02月、新憲法公布 2006/07月、大統領選挙(第1回投票)・国民議会選挙の実施 2006/10月、大統領選挙(第2回投票)の実施 2006/12月、ジョゼフ・カビラ大統領就任 2007/08/03、アルバート湖(ホイマ県タロー石油)で石油探査中のウガンダ側ヘリテージ・オイル社と コンゴ側が交戦、両国が国境に軍隊を派遣。ウガンダと南スーダン自治政府軍が「神の 抵抗軍」(LRA)掃討作戦ガランバ攻勢(Garamba offensive、2008/12/14-2009/3/15) に協力する部隊を派遣。神の抵抗軍の国内における組織的な活動は低下 2012/11/20、ウガンダとルワンダに支援された「3月23日運動」の紛争が勃発 2013年、コンゴ国軍が国内で、LRAは活動していないと声明 2013/03/28、国連初の平和執行部隊の強制介入旅団(FIB)が設置され、本格的な武力介入開始 2013/11/06、3月23日運動は壊滅的打撃を受けて降伏 2018/12/30、カビラ大統領の後継者と野党の2候補の計3人による大統領選挙 開票の結果全ての候補者が優勢であることを主張するなど情勢は混乱を極める 2019/01/01、コンゴ政府はインターネットを通じた主張が騒乱を招くとしてネットの遮断を断行。 2019/01/10、選挙管理委員会は野党候補である民主社会進歩同盟(UDPS)のフェリックス・チセケ ディ(Felix Tshisekedi, 1963-)が約38.6%の得票率を得て勝利したと発表。 コンゴ民主共和国の面積は西ヨーロッパに匹敵。3分の1が赤道の北側に、3分の2が南側にある赤道直下の国。非常に雨が多く、雷も地球上で最も多い。年間降雨量は場所により2,000ミリを超え、アマゾン河に次ぐ広さの熱帯雨林を抱え、西の大西洋へゆっくり下るコンゴ河の流域は広大なコンゴ盆地の大部分を占め、南はサバンナに続く高地に、西は山がちの台地に、北は草地に囲まれ、最も東には氷河で覆われる高山があって、映画「ターザン」の故郷です。 ・2015年からキンシャサ市と、25の州によって構成されている。
・2006年迄の州区分(州都):〜10州といずれの州にも属さない首都キンシャサ市 (西部) 1.バンドゥンドゥ州、(バンドゥンドゥ) 2.バ・コンゴ州(旧称バ・ザイール州)、(マタディ) (北部) 3.赤道州 東部、(ムバンダカ) (中部) 4.西カサイ州、(カナンガ) 5.東カサイ州 南部、(ムブジマイ) 6.カタンガ州、(ルブンバシ) (中西部) 7. キンシャサ市 (中東部) 8.マニエマ州、(キンドゥ) (東部) 9.北キブ州、(ゴマ) 10.東部州(旧称オー・ザイール州)、(キサンガニ) (南部) 11.南キブ州、(ブカヴ) ・参考HP:〜 コンゴ民主共和国の州区分地図 (2006) コンゴ民主共和国の州区分地図 (2015) 地下資源に恵まれるものの、1990年代の内戦などでインフラは破壊され、経済は壊滅状態となっており、世界最貧国の1つです。なお、鉱業は銅、コバルト、ダイヤモンド、カドミウム、黄金、銀、亜鉛、マンガン、錫、ゲルマニウム、ウラン、ラジウム、ボーキサイト、鉄鉱石、石炭などを産する世界トップクラスの鉱産資源国で、輸出の約9割を鉱産資源が占めています。コバルトの埋蔵量は世界の約65%。かつてはウランの採掘も行われており、1945年に広島市に投下された原子爆弾の原料はベルギー領コンゴ産でした。またギニア湾沖に海底油田を擁し、原油の輸出も盛んで同国の経済を支える重要な財源となっています。 <コンゴ民主共和国のユネスコ世界遺産>:〜 コンゴ民主共和国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された自然遺産が5件有 ・ヴィルンガ国立公園 (Virunga National Park, 1979、自然遺産) ・ガランバ国立公園 (Garamba National Park, 1980、自然遺産) ・カフジ=ビエガ国立公園 (Kahuzi-Biega National Park, 1980、自然遺産) ・サロンガ国立公園 (Salonga National Park, 1984、自然遺産) ・オカピ野生生物保護区 (Okapi Wildlife Reserve1996、自然遺産)。 <コンゴDRの主な河川>:〜 ◆河口が大西洋:〜 ・コンゴ河 (Congo River, 4,700km)、旧称ザイール川(Zaire River) ボマ(Boma, 約34万人, 2005)をへて、ムアンダ(Moanda, 約5万人) に河口有。 ・源流を、ルアラバ河(Lualaba River, 1,800km)とすると、コンゴ河長は 4,370km、 チャンベジ川(Chambeshi River, 480km)とすると、コンゴ河長は 4,700km。 ・コンゴ河支流、インキシ川(Inkisi, 555km)、国境のゾンゴ(Zongo, Sud-Ubangi, 赤道州)付近、など。 参考HP:〜 ・コンゴ民主共和国の地図 ・コンゴの鉄道地図 ・コンゴの鉄道地図(国内線地図) ・コンゴの鉄道地図(水運交通網地図) ・コンゴの世界遺産の場所地図(ヴィルンガ) ・コンゴの世界遺産の場所地図(ガランバ) ・コンゴの世界遺産の場所地図(カフジ=ビエガ) ・コンゴの世界遺産の場所地図(サロンガ) ・コンゴの世界遺産の場所地図(オカピ) ・コンゴ河の流域地図 こちらで ・コンゴ民主国の鉄道 ・アンゴラの鉄道 ・ザンビア鉄道 ・コーヒー (香辛料) ・ヘンダーソン島 (ピトケーン諸島)世界遺産 ・ヌビア遺跡 (エジプト)世界遺産 ・ペトラ遺跡 (ヨルダン)世界遺産 ・パルテノン神殿 (ギリシャ)世界遺産 ・法隆寺 (日本)世界遺産 をお楽しみください。 ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 2012/3/28追加、19/3/25、2019/9/12 |