Ecuador

国連 1982 発行
切手で綴る 絶海の孤島(Lonly Island) No.8
世界遺産(エクアドル)
ガラパゴス諸島
Galapagos Islands、Ecuador


大航海物語
 ★地図編

ECUADOR
ガラパゴス諸島の地図

エクアドル 1936 発行
ガラパゴス諸島の場所地図

エクアドル 1957 発行
エクアドル













フェルナンディア島→
←サンチャゴ島
←サンタクルーズ島
←サンクリストバル島
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ガラパゴス・陸イグアナ
ガラパゴス・ゾウカメ

ゾウカメ最後の生き残り
ロンサム・ジョージ
1835 ダーウィンの来島100年記念 1936
エクアドル 1936 発行

日本郵便 Nippon
ガラパゴス・ゾウカメ

海外の世界遺産シリーズ
日本 2013/10/23 発行

ガラパゴス諸島の地図

1536 ガラパゴス諸島発見450年記念 1986
エクアドル 1986/2/12 発行

ガラパゴス諸島への大航海
ドレーク船長とガラパゴス諸島航海地図

ゴールデンハインド号の航海
ダンピール船長とガラパゴス諸島

デューク号の航海
 エクアドル  2006/12/29 発行

ガラパゴス諸島
 Islas Galapagos

世界遺産:ユネスコの自然遺産(1978、2001)、危機遺産(2007-2010)
     UNESCO World Heritage Site, Type:Natural(1978、2001)
     UNESCO World Heritage in Danger(2007-2010)
正式名称:日:ガラパゴス諸島
     英:Galapagos Islands
     仏: Iles Galapagos
所在地:エクアドルのガラパゴス県(Galapagos Province, Ecuador)
  県都:ガラパゴス諸島サン・クリストバル島モレノ
    (Puerto Baquerizo Moreno, San Cristobal Island)

ガラパゴス諸島は南東太平洋上にあるエクアドル領の諸島で、エクアドル本土より約900km西に有。123の大小の島と岩礁からなり、最も北のダーウィン島と南のエスパニョーラ島の間は220km離れています。最大のイサベラ島の面積は4,640ku。5〜10百万年前の火山活動(ホットスポット (Galapagos hotspot) の活動)で出来た諸島で、現在も火山活動が続いており、2009年4月にはフェルナンディナ島で噴火が発生しました。最高点はイサベラ島のウォルフ火山(Volcan Wolf)は海抜1,707m。”Islas Galapagos”は「ゾウガメの島」の意で、正式名称はコロン諸島(Archipielago de Colon:コロンブスの群島の意)で、行政面ではガラパゴス県に有。人口:23,000人。

▼1535/3/10、スペインの司教フレイ・ド・ベルランガ神父(Fray Tomas de Berlanga 1487-1551)が、インカ帝国がスペインのフランシスコ・ピサロが征服した地へ宣教師として向かう航海の途中、船が大嵐で流されて偶然に発見しました。

 ガラパゴス・アシカと海賊船                          海賊島ガラパゴス諸島

エクアドル 2006/12/29 発行

その後ガラパゴス諸島は、スペイン船の黄金などの積荷を狙う海賊の隠れ家として利用され、海賊の中には地図を作ったり、島に命名した者もいました。海賊は食料のヤギを島に放し、大航海時代には捕鯨船によるゾウガメの大量捕食が起き絶滅の危機となり、ヤギは逆に大繁殖。

・1535年、フレイ・ド・ベルランガ神父が発見
・1570年頃のメルカトルオルテリュースの地図に登場
・1578年、イギリスのフランシス・ドレーク船長が諸島を航海
・1593年、イギリスのホーキンス船長がイギリス人として最初に寄港
・1709年、イギリスのウィリアム・ダンピール船長が諸島を航海
・1832/2/12、エクアドルが領有を宣言、次々と入植される
・1835/9/17、チャールス・ダーウィンがビーグル号で来島
やがて航空路や横断道路が建設されると欧米を中心に観光客が訪れるようになり、環境破壊も深刻になりました。現在ではダーウィン研究所や国立公園管理事務所の設置、世界遺産への登録、観光客に対するナチュラリストガイド制度などの厳重な自然保護対策が講じられています。観光客は、足を洗ってからでないと上陸させないほどの保護体制を取っているも、未だに存在する入植されたヤギや、近年のエルニーニョ現象など問題も有。

▼ダーウィンの進化論
チャールズ・ダーウィンが測量船ビーグル号に乗船し進化論の着想を得ることになった航海で訪れたことは有名で、ダーウィンは航海の後半、1835/9/1から10/20まで滞在しました。その間ビーグル号は初めて諸島の地理調査を精密に実施。当時の記録は、彼の「ビーグル号航海記」に記載されています。英名チャサム、チャールズ、オーグマール、ジェームズなどの島々で観察した動物相は、南米での調査の経験と共に、進化論のヒントとなりました。航海でもっとも印象に残ったことの一つとして、ガラパゴス諸島の動植物が南米のものによく似ていることを挙げています。そして諸島滞在時には気づかずも、イギリスに帰国後、生物の種とは当時信じられていたように不変な物ではなく、変化しうるのではないかと考えるようになり、進化論が発案されました。島には彼を記念した研究所「チャールズ・ダーウィン研究所」が1964年に開設され、現在でも、野生生物の保護・調査に当たっています。

▼世界遺産
1978年に世界遺産(自然遺産)として登録され、2001年にはガラパゴス海洋保護区も含めた登録となりました。
・危機遺産への登録
1990年代以降の急速な観光地化、それにともなう人口の急増により、直接的な環境汚染や撹乱、外来生物の繁殖、横行する密漁など多くの問題が浮上しました。これらに対して有効な対策を講じられていないと判断され、2007年6月、危機遺産として登録されました。

▼動物
各大陸とは隔絶された独自の進化を遂げた固有種が多く存在。
天敵になるような大型の陸棲哺乳類は無。
・ガラパゴスゾウガメ〜大型のリクガメ。甲羅がドーム型のものと鞍型のものに分けられる
 島ごとに多くの亜種に分かれるも、それを独立種とする説も有
・ガラパゴスペンギン〜世界で2番目に小さく、唯一の熱帯性種であるペンギン
 フンボルト海流から流れる魚類を餌にしているが、近年のエルニーニョ現象により
 餌が減り、個体数も減少
・ガラパゴスリクイグアナ〜サンタフェ島には”Conolophus pallidus”が、
 その他の島には”Conolophus subcristatus”が生息していたが、既に絶滅した島も有
 主にウチワサボテンを食べるが、
 移入されたヤギによって食料が奪われ、存続が危ぶまれている
・ガラパゴスウミイグアナ〜海岸に生息し、海草などを食べる
・ヨウガントカゲ〜各島に1種、全部で7種が生息
・ガラパゴスアシカ
・ガラパゴスオットセイ

▼19の主な島と小さな島や岩礁から成る。
・サンタクルス島(Santa Cruz (Indefatigable) Island)
・バルトロメ島(Bartolome (Bartholomew) Island)
・サンクリストバル島(San Cristobal (Chatham) Island)
・サンタフェ島(Santa Fe (Barrington) Island)
・エスパニョーラ島(Espanola (Hood) Island)
・フロレアナ島(Floreana (Charles or Santa Maria) Island)
・イサベラ島(Isabela (Albemarle) Island)
  6つの火山で出来ており、エクアドル火山以外の5つの連なる楯状火山には、
  直径約5-10kmのカルデラが有
・フェルナンディナ島(Fernandina (Narborough) Island)
・サンティアゴ(ジェームズ)島(Santiago (San Salvador, James) Island )
・ピンタ島(Pinta (Abingdon) Island)〜
   ピンタ島に生息するガラパゴスゾウガメの最後の生き残り
   ”ロンサム・ジョージ”は推定85〜100才と推定されている
・マルチェナ島(Marchena (Bindloe) Island)
・へノベサ(タワー)島(Genovesa (Tower) Island)
・ノースセイモア島(North Seymour Island)
・サウスセイモア島(Baltra (South Seymour) Island)
・ピンソン島(Pinzon (Duncan) Island)
ロンサム・ジョージ

ガラパゴス・ゾウカメ
・ラビダ島(Rabida (Jervis) Island)
・ダーウィン島(Darwin (Culpepper) Island)
・ウォルフ(ウェンマン)島(Wolf (Wenman) Island)
・他。

参考HP:〜
ガラパゴス諸島の地図
ガラパゴス諸島の場所地図

こちらで
世界遺産
ピラミッドエジプト
パルテノン神殿ギリシャ
姫路城 (日本
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。       09/8/19、11/9/11追記、14/3/4、2021/9/6
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