序 章
第1章
★ステラー物語第2章
第3章
付 録

第3章 ベーリング島
1741
ベーリング船長の最期

大航海物語
   ロシア
Grenadines of St.Vioncent
大嵐に遭遇

セント・ヴィンセント 1992/5/22 発行

CCCP
地図の左の島が1741年ベーリング船長終焉の地となった島
コマンドルスキー諸島 ベーリング島 - メードヌイ島
諸島の地図
ソ連 極東地域領土 1966/12/25 発行
氷海の島に上陸

セント・ヴィンセント 1992 発行

POSTA SHQIPTARE
ステラー博士とベーリング船長の航海地図
カムチャッカ - アリューシャン列島 - アラスカ
ベ|リング島の場所地図 ベ|リング船長
アルバニア 1992/1/10 発行
TUVAL
海牛(現在のジュゴン

ヴァヌアツ 2002/9/25 発行


CCCP
1741年ベーリング島での海牛(トド)の群れ
カムチャッカのペトロパブロフスキーに生還(図案はアヴァチャ湾)
(図案は(ステラーシーライオン)トド) 白く雪のある山は2008年噴火のコリャーク火山(3,456m)
ソ連 極東地域領土 1966/12/25 発行

1741/9/25、すさまじい大暴風雨に遭遇、遭難・漂流を始める
10/18、病人が32人となる
10/25、ベーリング船長がキスカ島(Kiska、別名:鳴神島)発見
11/05、病人が49人となる
11/07、サンクト・ピョートル号が無人島に漂着、
     その無人島(ベーリング島)に上陸、
     乗組員の多くは壊血病にかかっており、飢えと寒さの
     中、半数以上が亡くなる中で船医ステラー博士が病いで苦しむ乗組員を、経験的な
     治療法により多くを救う。島には樹木は無くキツネと海
     牛(巨大ジュゴン)の繁殖地で動物天国でした
11/22、最後の病人を島へ降し、帆布屋根の地下小屋で暮す
11/28、サンクト・ピョートル号が沈没
12/08、ベーリング船長が壊血病亡くなり、その無人島を
     ベーリング島(Bering Island)と命名、
     船医のドイツ人ステラー博士が隊長代行に、先任士官
     のスウェーデン人ワクセル中尉が船長代行となる
無人島に上陸

トリスタンダクーニャ 2006 発行
1742年、
01/08、31人が亡くなり、生存者が46人となる
08/10、サンクト・ピョートル号の廃材で新造の聖ピョートル号
     (long boat St. Peter、12m)が進水
08/13、ステラー博士、ワクセル中尉と生存者が
     ベーリング島を聖ピョートル号で出帆
08/27、聖ピョートル号がペトロパブロフスク港に帰港
1746年、
11/14、ステラー博士がペテルブルクへ戻る途中、シベリアの
     玄関口の町チュメニ(Tyumen)にて病で亡くなる
ロング・ボート

ピトケーン 1992 発行
     なお、同年サンクト・ピョートル号乗組みの探検隊員77人の内、
     45人がペテルブルグへの帰還を果たしました。
1755年、
     探検出発時に22才でグメリンの弟子(学生)だったステファン・カラシニコフ
     (Stepan Petrovich Krasheninnikov 1711-1755)がペテルブルグに帰国して、
     カムチャッカ史(History of Kamtschatka)を出版、ステラー博士の研究を掲載発表
     ステラー博士研究の海牛(カイギュウ)をステラーカイギュウと命名。
ステラー博士達がベーリング島に上陸した時には、あまり木や潅木の類は見られなかったと伝えられています。キツネやライチョウの他に大型哺乳類の海牛(ジュゴン)、後にステラー博士の研究報告でステラーカイギュウ(Steller's Sea Cow)と命名された巨大海獣が生息していて、天敵のいない海牛の繁殖地で、動物天国のようでした。乗組員達はその怪獣を食料として越冬し、生き残りました。座礁、大破したサンクト・ピョートル号の残骸の廃材で小型の船を造って聖ピョートル号と名付け、生存者が1742/8/13に島を脱出のために出帆。14日後にペトロパブロフスクに到着、帰港・生還しました。 北極キツネ
参考HP:〜
コマンドルスキー諸島の地図
  (ベーリング島&メードヌイ島)
コマンドルスキー諸島の場所地図
ロシアとアメリカの国境線の地図
  (ベーリング海から北極の地図)
アラスカ・エリアス山国立公園の場所地図
ベーリング海とベーリング海峡の場所地図
チュメニの場所地図
チュメニ地方の場所地図
現代版ベーリング島への大航海
  (大冒険ツアー旅行社の北太平洋のど真ん中に浮かぶ
   ベーリング島へのクルーズ航海)

ョ|トル号の生存者
海牛を捕食

図案:トリスタンダクーニャ発行
海牛を食糧とする
・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 08/1/2画像追加、10/7/7、11/5/11、12/7/12
★ステラー物語 序 章 第1章 第2章 第3章 付 録
ステラーカイギュウ
切手で綴る大航海物語
スタンプ・メイツ
By 神戸の西原
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