France

国連 1980 発行
切手で綴る 絶海の孤島(Lonly Island) No.11
ウォリス・フツナ諸島
Territoire des iles Wallis et Futuna

大航海物語
  地図編

WALLIS ET FUTNA
ウォリス環礁島の地図

ウヴェア島

←ヌクフォツ島
←ヌクロア島
←ヌクテアテア島
←ヌクタプ島


←ルアニヴァ島
←ヌクヒオネ島
←フガレイ島
←ヌクヒファラ島






←ファイオア島
ヌクアテア島→

ウォリスフツナ 1978/3/7 発行

WALLIS ET FUTNA
スハウテン(ホーン)諸島の地図

ウォリスフツナ 1978/3/7 発行


←フツナ島




←アロフィ島
FUIJI
世界地図でのフィジーの場所は白円で、
ウォリスフツナは


フィジー 1977/4/12 発行
白円の右上




フツナ島→

←ウォリス島
  (ウベア島)




←アロフィ島
ウォリスフツナ 1978/4/28 発行

ウォリス・フツナ (Wallis et Futuna)
 Territory of the Wallis and Futuna Islands
 Collectivite des Iles Wallis et Futuna

面積:264ku、人口:13,484(2008) 、言語:フランス語(公用語)、ウォリス語(ウベア語)、フツナ語、宗教:カトリックが99%、1番切手:1920年発行。首都:マタウトゥ(Mata-Utu、ウベア島の東海岸、人口:1,191人2003)。ウォリス・フツナはフランスの海外準県 (フランス語でcollectivite d'outre-mer、COM)で、火山性熱帯環礁で、南太平洋のハワイからニュージーランドまでの約三分の二の辺り(南緯13°18'、 西経176°12')にある。現地には伝統的に首長として3つの地域に王がいる。フィジー諸島の東北東海上に浮かぶ島々。

ウォリス・フツナはウォリス諸島とフツナ諸島に分かれていて、
・ウォリス諸島(Wallis Islands)はウォリス・フツナの中心地でもある火山性の島で、
 ・ウベア島(Uvea, ウォリス(Wallis)島)〜77.5ku、人口:10,071人(2003)、
        マタウトゥ(首都)、ロカ山(Loka 131m)が有
 ・周囲の小さなサンゴ礁。
  ・ヌクフォツ島(Nukufot)
  ・ヌクロア島(Nukloa)
  ・ヌクテアテア島(Nukuteatea)
  ・ヌクタプ島(Nukutap)
  ・ルアニヴァ島(Luaniva)
  ・ヌクヒオネ島(Nukuhione)
  ・フガレイ島(Fugalei)
  ・ヌクヒファラ島(Nukuhifala)
  ・ファイオア島(Faioa)
  ・ヌクアテア島(Nukuatea)

・フツナ諸島(Futuna(Hoorn)Islands):〜2島とも火山性の島で、83ku人口:4,871人(2003)、
 ・フツナ島(Futuna)〜53ku、人口:2,991人(2003)プケ山(Singavi 765m)がウォリスフツナ最高峰
 ・アロフィ島(Alofi )〜32ku、人口:1,880人(2003)。

この地域は古くからポリネシア系民族が住み、
 ・ウベア島のウベアの王国、
 ・フツナ島のシガベの王国、
 ・アロフィ島のアロの王国の3つの王国(首長国)があって広く交易を行っていたところへ、
1616年、オランダのヤコブ・ルマールがホーン号でフツナ島を発見(Hoorn Islands)命名
1616年、オランダのウィレム・スハウテンがエンドラチェット号で望見
1767/8/16、イギリスのサミュエル・ウォリスがドルフィン号でウベア島(ウォリス島)を発見
1793年、フランスのデュントレカストゥ提督がラ・ルチェルシュ号でラ・ペルーズの捜索に来島
18世紀、フランス人がこの地に植民地を建設
1837年、フランス人の宣教師が到着し、島民へカトリックへの布教を進める
1842/4/05、先住民の間で反乱が勃発、これに対して他の先住民たちはフランスに保護を求める
1887/4/05、ウベア島の女王(Wallis)は公式にフランス保護領となる条約に調印
1888/2/16、シガベ(Sigave)とアロ(Alo)の王たちがフランス保護領となる条約に調印
     これらの島々はフランスのニューカレドニア植民地の管理下となる
1917年、3つの王国がフランスの植民地「ウォリス・フツナ」となり、ニューカレドニア管轄が続く
1945年、8/15:大日本帝国・無条件降伏(9/2:第2次世界大戦終結
1959年、独立した領土となるための住民投票が行われる
1961年、フランスの海外領土(Territoire d'outre-mer、TOM)に昇格、ニューカレドニアから脱する
1993年、フツナ島が地震に見舞われる
2003年、フランスの海外準県(collectivite d'outre-mer、COM)に移行

ウォリス・フツナは3つの伝統的な王国に分けられている。ウベア島のウベア(Uvea)、フツナ島西部のシガベ(Sigave)、アロフィ島およびフツナ島東部のアロ(Alo)である。ウベアはさらに3つの地区、ハハケ(Hahake)、ヒヒフォ(Hihifo)、ムア(Mua)に分かれている。首都マタウトゥは最も人口の多いウベア島の東海岸、ハハケ地区にある。ウォリス・フツナはフランス領土として、フランス憲法(第五共和国憲法)の下に統治され、フランスの法体系を用い、参政権は18才以上の成人に与えられている。フランス大統領の選挙も5年ごとに行われる。元首はフランス大統領で、その代行である長官(Administrateur superieur)は、フランス内務省の助言によりフランス大統領が任命する。政府の長である準県議会議長は、準県議会での選挙で選ばれ、準県議会は3つの王国の王たちと、準県議会の助言で長官が任命する3人の議員によって構成される。立法府は、5年毎の選挙で選ばれる20人の議員によって構成されている。ウォリス・フツナはフランスの元老院(上院)、国民議会(下院)に一人ずつの代表を送っている。

主産業はココヤシから採れるコプラ、手工芸、海産物で、コプラを主とする輸出に比べ、食物や工業製品などの輸入が圧倒的に多い。労働人口の80%はココヤシ・ココナッツ・野菜などの農業、畜産業、漁業に従事し、4%は政府職員である。領域の主な収入はフランス本国の助成金、日本や韓国によるマグロなどの漁業権、関税、ニューカレドニアに出稼ぎした住民の仕送りなどである。

ポリネシア系の住民がほとんどで、住民の中には職を求めてニューカレドニアに移る者もおり、音楽や民族舞踊など豊かな伝統を持つ。トンガで行われている戦いの踊り、カイラオもウベア島から輸出されたものである。

参考HP:〜
 ・ウォリス・フツナ島の地図
 ・ウォリス・フツナ島の場所地図
 ・ウォリス(ウベア)島の地図
 ・フツナ島とアロフィ島の地図

こちらで世界遺産
富士山日本
パルテノン神殿ギリシャ
ピラミッドエジプト
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。   10/1/20、10/7/17、令和3年 2021/9/12
スタンプ・メイツ
Copyright(C):Spice
無断転載禁止