トロメリン島

France

国連　1980　発行

　　　　　　　　　　　　　　トロメリン島
　　　　　　　　　　　　Tromelin Island

MAURiTIUS
モーリシャスが領有を主張するトロメリン島	インド洋に浮ぶ島々の場所地図	←チャゴス諸島 ←ペロスバンホス諸島 ←サロモン島 ←ディエゴガルシア島
モーリシャス　2017　発行

	MAURITIUS トロメリン島の場所地図
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	モーリシャス　2017　発行

・トロメリン島
　　(Tromelin Island、フランス語：Ile Tromelin)
　　フランス領南方・南極地域に所属
　　　（英：French Southern and Antarctic Lands、Overseas territory）
　　　（仏：Terres australes et antarctiques francaises、TAAF、Territoire d'outre-mer or TOM）
　　　レユニオン島の北約500km
　　　マダガスカル島の東約450km
トロメリン島は、インド洋マダガスカル島の東にあるフランス領の島で、南緯15度53分東経54度31分にあって、標高の低い平らな、面積1k㎡足らずの小島。この島には港や投錨に適した場所がなく、海からのアクセスは困難で、島には全長1,000mの滑走路が造られており、飛行機の発着が可能。

トロメリン島は、珊瑚礁に取り囲まれた、全長1,700m、全幅700mのヤブに覆われた砂地の無人島。この島は海鳥やアオウミガメ（Green sea turtle）の営巣地となっています。1814年にフランス領のレユニオン島へ編入されるも、現在はフランス領南方・南極地域で、280,000k㎡の排他的経済水域を有しています。この島についてはモーリシャスが、1814年のパリ条約の第8条のリストに載っていないことを理由に島の領有権を主張しています。この島にはサイクロンを警戒するための気象観測所が設けられており、レユニオンから気象観測員が派遣されています。

この島は1722年にフランスの航海士によって初めて記録されました。島の名前は、1776年にこの島を訪れたフランスのコルベット軍艦ドーフィン号（La Dauphine）のトロメリン艦長の名前に由来。トロメリン島は1954年にフランスに占領され、モーリシャスはこれに抗議しています。

島名の由来は、1761年にフランス船ユーティル号（Utile）がフランスのバイヨンヌ港（Bayonne）を乗組員142人で出帆、モーリシャス島に寄港して、マダガスカル島へ向かいました。そしてマダガスカル島東岸トアマシナ州マハベロナ港（Mahavelona）で奴隷を160人乗船させてからモーリシャスへの運搬航海に出帆。ところがユーティル号は島の珊瑚礁で座礁して遭難しました。乗組員らは救命用の筏でマダガスカルにたどり着くも、約60人の奴隷たちはこの島に取り残されました。15年後にトロメリン艦長らが生存者を救出に来島して、生存していた７人の女性と生後８ヵ月の子供を救助しました。これで、この島をトロメリン島と呼ぶようになったといわれています。

参考HP～
・トロメリン島の地図
・トロメリン島の場所地図

こちらで
・ボツアナの鉄道
・エトーシャ塩湖（ナミビア）
・グラディエーター・インセクト（カカトアルキ虫）
世界遺産の
・アルタミラ洞窟の岩絵（スペイン）
・ラスコー洞窟の岩絵（フランス）
・ヌビア遺跡（エジプト）
・法隆寺（日本）
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。　　　　　　　2019/9/17