Spain 国連 1988 発行 |
切手で綴る 歴史の証人シリーズ (Historical
Witness)No.5
イフニ 1860〜1969 Spanish Ifni |
Morocco 国連 1989 発行 |
地 図 編 |
大航海物語 |
アラブの三角帆の漁船 イフニ 1958/11/23 発行 |
ホウボウ Trigla lucerna イフニ 1967/11/23 発行 |
マトウダイ John Dory イフニ 1967/11/23 発行 |
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イフニ Ifni 面積:約1,920ku 、人口:51,517人(1964)、1番切手:"IFNI ESPANA" 首都:シジ・イフニ 1941〜1953年発行。中心地はシジイフニ(Sidi Ifni)、経済は主にオアシス農業、遊牧地帯で羊やヤギの遊牧が行われている他は漁業。1476年にスペインは100km沖合のカナリア諸島のサトウ農場へ送り込む奴隷の中継地として、サンタクルス砦(Santa Cruz de la Mar Pequena)を建設。 1476、カナリア諸島のスペイン領主ディエゴ・ガルシア(Diego Garcia de Herrera, c1420-1485)が 対岸の西サハラに漁業、奴隷交易、貿易基地としてサンタクルス砦を建設 1524、ムーア人の攻撃でスペインが西サハラ要塞を放棄して撤退 1524、スペインがベルベル人を追放するも、モロッコが奪取 1859、スペインがアフリカ戦争(Spanish-Moroccan War 1859/10/22-1860/4/26)で勝利 1860/4/26、モロッコがテトゥアンの戦い(Battle of Tetouan)で停戦を申し入れ、ワドラス条約で (Wad-Ras)で、モロッコはスペインにセウタとメリリャの統治権を認め、 スペインにシジ・イフニを割譲、 1億ペセタの戦争賠償金を支払う 1884、ベルリン会議の列強によるアフリカ分割で、スペイン領として確認される 1912、イフニとモロッコ南部保護領(タルファヤ地方)とスペイン領サハラ(現西サハラ)が合併 フェス条約でスペイン領西アフリカとなる (テトゥアンを含むモロッコ北端部がスペイン保護国のスペイン領モロッコ) (南部の大部分はフランス領モロッコ) 1913、スペイン領モロッコが発足、テトゥアンが首都となる 1936/10/1、フランコ総統が反乱軍(国民戦線軍)の総司令官に指名され国家元首に就任 1956、モロッコがフランスから独立 1957、モロッコ軍がイフニへ進入 1958、モロッコ南部保護領(タルファヤ地方)がスペインからモロッコに返還 1969、イフニがモロッコに返還される イフニには現在もスペイン時代に建設された教会や町並みが残っているも、スペイン人が去って 人口は1万5,000人に減り、町は時間が止まったように寂れている。 イフニ以外のスペイン領アフリカ:〜 ・プラサス・デ・ソベラニア(Plazas de soberania) ・セウタ ・ペニョン・デ・ヴェレス・デ・ラ・ゴメラ ・西サハラ ・リオムニ ・フェルナンドポー。 参考HP:〜 ・イフニの地図 ・イフニの場所地図 ・イフニの場所地図(植民地時代のアフリカの分割地図、1914) ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 11/4/15、令和6年 2024/2/21 |