切手で綴る 太平洋戦争 物語
第1部 <開 戦>

第1章 真珠湾攻撃
06 <南雲機動部隊
世界最初の機動部隊

第一航空艦隊司令長官
南雲提督 南雲中将、赤城に座乗

ソロモン諸島 1992/9 発行



空母
 ・
赤城

真珠湾攻撃(1941/12/7)
真珠湾のアメリカ艦隊を攻撃する大日本帝国の空母艦載機

ウガンダ 1992 発行

<南雲機動部隊の艦隊編成>
  (その全貌と最期の消息)
・第1航空艦隊〜司令長官 南雲 中将、参謀長 草鹿少将
 ・第1航空戦隊〜南雲長官直率、空母:赤城・加賀
 ・第2航空戦隊〜司令官 山口多聞少将、空母:蒼龍・飛龍
 ・第5航空戦隊〜司令官 原忠一少将、空母:瑞鶴・翔鶴、護衛駆逐艦:秋雲
     ・南雲忠一中将、(1887生-1944/7/6没、サイパン島で自殺)
     ・草鹿龍之介少将、(1892生-1971没)
     ・山口多聞少将、(1892-1942/6/6空母 飛龍に座乗してミッドウェー海戦に参加、
      他の空母3隻が炎上する中、米空母ヨークタウン号を攻撃し大破させるも、米艦上
      急降下爆撃機ドーントレスの爆撃で自艦が炎上、艦と運命を共にして戦死)
     ・原 忠一少将、(1889生-1964没)

・第1航空艦隊
 ・空母艦隊
   (空襲部隊 指揮官:南雲中将)
  ・第1航空戦隊
   ・空母 赤城(36,500屯、30.2節、91機、定員1,630人)
   ・空母 加賀(38,200屯、27.5節、75機、乗員1,708人)
  ・第2航空戦隊
   ・空母 蒼龍(15,900屯、34.5節、57機、乗員1,103人)
   ・空母 飛龍(17,300屯、34.5節、57機、定員1,416人)
  ・第5航空戦隊
   ・空母 翔鶴(25,675屯、34.2節、72機)
   ・空母 瑞鶴(25,675屯、34.2節、72機)
   ・駆逐艦 秋雲(2,033屯、35.0節
 ・直衛護衛艦隊(直衛部隊)
  (支援隊 指揮官:三川中将)
     ・三川軍一中将(1888生-1981没)
  ・第3戦隊(第2小隊)
   ・高速戦艦 比叡 (3万2千屯・30節・全長222米、1,336人)
   ・高速戦艦 霧島 (比叡同型艦)
  ・第8戦隊
   ・高速重巡洋艦 利根 (1万1千屯・35節・全長202米・874人)
   ・高速重巡洋艦 筑摩 (利根同型艦)
 ・警戒護衛艦隊
  (警戒隊 指揮官:大森少将)
     ・大森仙太郎少将(1892生-1974没)
  ・第1水雷戦隊
   ・軽巡洋艦 阿武隈(5千1百屯・36節・全長162米・魚雷発射管4連装2基8門)
  ・第17駆逐隊
   ・駆逐艦 浦風(基準2,033屯、35.0節)
   ・駆逐艦 谷風(基準2,033屯、35.0節)
   ・駆逐艦 浜風(基準2,033屯、35.0節)
   ・駆逐艦 磯風(基準2,033屯、35.0節)
  ・第18駆逐隊
   ・駆逐艦 霞(基準2,370屯、34.85節)
   ・駆逐艦 霰(基準2,370屯、34.85節
   ・駆逐艦 陽炎(基準2,033屯、35.0節)
   ・駆逐艦 不知火(基準2,033屯、35.0節)

 ・警戒部隊
  ・第2潜水隊 (第6艦隊より臨時編入)
     旗艦:巡洋艦 香取(基準5,890t, 18.0節, 505人)
   ・潜水艦 伊19(基準2,198屯、水上23.6節、水中8.0節、94人、イ15型潜)
   ・潜水艦 伊21(基準2,198屯、水上23.6節、水中8.0節、94人)
   ・潜水艦 伊23(常備2,584屯、水上23.6節、水中8.0節、94人)

 ・補給部隊
  (タンカー指揮官:極東丸特務船長 大藤正直大佐 船長在任'41/11/1-'42/8/1)
  ・第1補給隊(特設給油船)
   ・極東丸(10,051屯、19.3節)、旗艦、船主 飯野商事
   ・国洋丸(10,026屯、19.5節) 国洋汽船
   ・東邦丸( 9,997屯、20.1節) 飯野商事
  ・第2補給隊
   ・神国丸(10,020屯、19.7節) 神戸桟橋
   ・東栄丸(10,022屯、19.4節、38人) 日東鉱業汽船
   ・日本丸( 9,974屯、19.2節、船員16人) 山下汽船
(※)屯:排水量 トン、節:速力 ノット(=1.855km/h、例:30節=時速55.65km)

第1航空艦隊の戦力は空母6隻で、当時世界中で正規空母を6隻も集めた艦隊は存在せず、攻撃力において世界最強の艦隊でした。その圧倒的攻撃力で、東はハワイから西はインド洋まで連戦連勝の活躍でしたが、1942/6/5のミッドウェイ海戦で、米国機動部隊に敗れて、正規空母4隻を一挙に喪失してしまいました。

真珠湾攻撃の参加機>356機
空母6隻に、艦載航空機合計356機(第1波186、第2波170)が参加して、損害:未帰還29機、損傷74機、戦死55人。

・空母別の真珠湾攻撃参加機内訳表
区 分 赤 城 加 賀 蒼 龍 飛 龍 翔 鶴 瑞 鶴 メ モ
第1波攻撃隊 (未帰還)戦死
・水平爆撃隊 15(0) 14(3) 10(0) 10(0) --- --- 九七艦攻
・雷撃隊 12(0) 12(2) 8(0) 8(0) --- --- 九七艦攻
・急降下爆撃隊 --- --- --- --- 26(1) 25(0) 九九艦爆
・戦闘機隊 9(1) 9(2) 8(0) 9(0) 5(0) 6(0) ゼロ戦
36(1) 35(7) 26(0) 27(0) 31(1) 31(0) 186(9)
第2波攻撃隊
・急降下爆撃隊 18(4) 26(6) 18(2) 18(2) --- --- 九九艦爆
・水平爆撃隊 --- --- --- --- 27(0) 27(0) 九七艦攻
・戦闘機隊 9(0) 9(2) 9(3) 9(1) --- --- ゼロ戦
27(4) 35(8) 27(5) 27(3) 27(0) 27(0) 170(20)
合計 63(5)10 70(15)26 53(5)10 54(3)5 58(1)2 58(0) 356(29)55
(※)参加機は399機説有:〜(零戦120、九九艦爆135、九七艦攻144)
(※)飛龍の西開地重徳一飛曹(今治市出身21才、零戦)は潜水艦回収地点に指定されていたニイハウ島に不時着して数日間生存するも、最終的に零戦を自らの手で処分した後、住民により殺害されました(ニイハウ島事件)。
(※)数字には諸説が有。

航空母艦 蒼龍(そうりゅう)の装備:〜竣工:1934/11/29
  (大日本帝国海軍の航空母艦)、二万屯級空母
建造所 呉海軍工廠 ミッドウェー海戦で炎上する
空母 蒼龍


ドミニカ 1995 発行 小型シート
全 長 227.5m
全 幅 21.3m
吃 水 7.475m
飛行甲板 216.9m×26.0m
排水量 基準15,800t、満載20,295t
速 力 公試最大34.893kt
航続距離 7,680浬/18kt時
乗 員 最終1,103人
武 装 40口径12.7cm連装高角砲6基12門、九六式25mm高角機銃連装14基28挺、11mm軽機銃6挺
搭載機 常用54機、補用18機
1941/12保有機:ゼロ戦21機、九九艦爆18機、九七艦攻18機
※'42/6/5ミッドウェー海戦で米攻撃機隊の空襲・炎上後、沈没(柳本艦長以下准士官以上35、下士官兵683、計718人戦没)。

こちらで
潜水艦隊の攻撃
・赤城が撃沈された ミッドウェイ海戦
真珠湾攻撃
をお楽しみください。

・上記は こちら の文献などを参照させてもらいました。    15/8/4
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