Australia 国連 1984 発行 |
切手で綴る オーストラリアの探検 (Exploring Australia
Voyage)
ピナクルズ砂漠 Pinnacles Desert ナンバン国立公園 |
大航海物語 資料編★ |
AUSTRALIA ピナクルズ砂漠 オーストラリア 2000/6/20 発行 |
NEDERLAND ノーザンテリトリー(北部準州) |
EIRE オーストラリアの地図 アイルランド 1988/3/1 発行 (200%) |
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ウェストオーストラリア→ パ−ス→ |
サウスオーストラリア |
←クィーンズランド ←ニューサウスウェールス ←ヴィクトリア ←タスマニア |
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オランダ 1988/8/30 発行 |
ピナクルズ砂漠 Pinnacles Desert、Western Australia、(ウェト・オーストラリア州) ピナクルズはパースの北250kmのナンバン国立公園内に広がる石灰岩層が風化されて塔のように残ったのがピナクルスです。殺伐とした黄砂の中を人の背丈を越える化石(2〜4m)が林立する姿は壮観です。よく荒野の墓標と様々なガイドブックで紹介されているように砂漠のなかに点々と様々な形のピナクルズがたっております。砂漠エリアにも関わらず、ちらほらと植物を見ることもできます。そもそもピナクルズは植物の根っこの間にできた石灰岩層が大地の風化現象の跡に残ったものなのです。植物も育つように、ここではカンガルーやエミューなどの西オーストラリアを代表するワイルドライフを見ることができるので、ピナクルズだけでなくワイルドライフを探すのもまた楽しみです。
・ナンバン国立公園 Nambung National Park ナンバン国立公園はパースから北へ約250kmにあるサバンティス(Cervantes)の近くの国立公園です。この中には奇岩で 有名なピナクルズ(Pinnacles)があります。黄色い砂漠のような広い砂地に奇妙な形の岩が並んでいます。もとは樹が砂に埋まったもので、その後で砂が風などにより取り除かれ岩のような姿で再び地上に現れた ものだそうです。大きさは様々で大きいものは高さが5mほどのものもあります。ピナクルズのかなたに インド洋が見えす。ナンバン国立公園は超自然的なピナクルズ砂漠があり、大きなもので3.5mもの高さをもつ数千本もの花崗岩の尖塔が、砂漠の黄色い砂の上にそびえたっています。パースから北へ車で約3時間の所にあります。荒野の墓標ピナクルズで有名なナンバン国立公園。ハングオーバーベイなどのビーチとしても知られるナンバン国立公園ではエミューやカンガルーもよく出没します。 ナンバン国立公園ではピナクルズの他にハングオーバー・ベイ(Hangover Bay)や11マイルビーチ(11 Mile Beach)などのビーチで泳ぐこともできます。数ヵ所のピクニックエリアや見晴台などもあるので、レンタカーで運転するとピナクルズ以外の場所も観光できます。ハングオーバー・ベイやカンガルーポイント(Kangaroo Point)では魚釣りをすることが可能で、現地でも人気の釣りスポットとなっています。キャンプはナンバン国立公園で許可されていないので、1番近いタウンであるサバンテス(Cervantes)で宿泊できます。もちろん、パースから日帰りで行ける場所なので、ピナクルズのみを目的で行くと宿泊する必要ないようです。 ピナクルズの近くに地球最古の生物’ストロマトライト’が今でも生存しているティーティス湖(Lake Thetis)があります。’ストロマトライト’といえばパースから北へ830kmのシャーク湾近郷にある野生のイルカの餌付けでよく知られるモンキーマイアに隣接するハメリンプールのものがよく紹介されています。 ・ストロマトライト Stromatolite ストロマトライトは太古(35億年前)より光合成で酸素を放出し続け、その酸素を後に続く生き物が利用できたことを考えると、岩のように見えるストロマトライトに感慨を覚えます。現存するストロマトライトは西オーストラリアの数ヵ所だけで見ることができます。ハメリンプールは世界遺産に指定されています。ストロマトライトは微生物(主に光合成を行うシアノバクテリア:藍藻類として知られる)が湖水または海水の沈殿物と くっついたり、炭酸カルシウム化を促す結果、ドーム型の岩状のものになったもの。シアノバクテリアは植物と同様に、光の エネルギーを用いて二酸化炭素と水から酸素と有機化合物を合成する。ストロマトライトの成長は非常に遅く、ティーティス湖のものは1200才以上といわれている。 藍藻類は原始的な細菌で、過酷な環境でも生息できる。ストロマトライトは海水域・淡水域の両方、地球上のあらゆるところにあった。確かなストロマトライトでもっとも古いものは約27億年前のものがある。先カンブリア時代には世界各地に存在し、地球に大量の酸素を提供したとされている。ストロマトライトを餌にする生物が出現したため先カンブリア時代末期(6億-8億年前)に、その数は大きく減少した。ストロマトライトが現生するオーストラリアのシャーク湾やメキシコのクアトロシエネガスは、砂漠に囲まれた閉鎖的な海域である。水の蒸発が激しく潮流が緩いため、外海の海水よりも塩分濃度が高い区域が存在し、そこの海岸部にストロマトライトが並んでいる。塩分濃度が高いため藍藻類の捕食者となる貝類や甲殻類のみならず、他の生物もほとんど生息できない。それでストロマトライトは現在まで残り、成長を続けている。なお、ストロマトライトの断面にある縞模様から、当時の一日の長さが推測できる。
・1801年にフランスのニコラ・バウダン船長がロットネスト島に上陸。 参考HP:〜 ・ナンバン国立公園の場所地図(Google、日本語) ・パースの場所地図(Google、日本語、ロットネスト島も有) ・ハメリンプールの場所地図(Google、日本語、シャーク湾も有り) ・オーストラリアの地図(日本語) ・世界遺産100西オーストラリアのシャーク湾地域(NHK世界遺産シリーズHP、日本語) こちらで ・ジーランディア大陸島 (幻の大陸島) ・ロード・ハウ島 をお楽しみください。 ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 10/2/20 |