★大航海物語
天文学の発達と宇宙開発
”Man Into Space”
参考資料★

ASCENSION
ティコの星と半径3mの四分儀
ガリレオ

米国の月面着陸、69/7/21
ニュートン

古代中国のロケット、1232
古代アラブ黄金時代天文学者
米最初の有人ロケット60/2/20
ジェミニW、65/6/3

ハリソンの精密時計クロノメーター、1735
パロマ山天文台、2,000インチ世界一の望遠鏡
ソ連スプートニクUのライカ犬

ジョドレルバンク天文台の電波望遠鏡、世界遺産
人工衛星と火星
未来の宇宙ステーション
アセンション 1971/2/15 発行

天文学の発達と宇宙開発
 Man Into Space

上の切手はアセンションから「天文学の発達と宇宙開発」として発行された14種の切手で、その1種に”TychoBrahe”の天文台と大型の四分儀(子午線儀の原型)と、1572年に彼が発見したという星が描かれています。ティコ・ブラーエケプラーと出会って1年半後に亡くなりました。







ハッブル宇宙望遠鏡
”Hubble Space Telescope”

REPUBLIQUE DE GUINEE
ハッブル博士宇宙望遠鏡

ギニア 1990 発行

USA
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した宇宙
こと座惑星状星雲、約2,300光年
環状星雲 Ring Nebule
いて座の散光星雲(輝線星雲)
干潟星雲 Lagoon Nebula

はくちょう座の方角に約3000光年、双極性原始惑星状星雲
卵星雲 Egg Nebula
フォーナックス星団銀河団レンチキュラー銀河、約6000万光年
中央は超大質量ブラックホールの星座 Galaxy NGC 1316
表面 裏面 表面 裏面
USA 2000/4/10 発行

ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した宇宙
 (The Stars of the Hubble Space Telescope)
上の切手はUSAから「ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した宇宙」として発行された5種の切手で、その裏面には詳しい説明が印刷されています。なお、へび座 わし星雲 (Eagle Nebula)はこちら

ハッブル宇宙望遠鏡
 (Hubble Space Telescope、略称:HST、1990)
ハッブル宇宙望遠鏡は、地上約600km上空の軌道上を周回する宇宙望遠鏡で、グレートオブザバトリー計画(1990-2003)の一環として打ち上げられました。名前は宇宙の膨張を発見した天文学者エドウィン・ハッブル博士に因んでいます。長さ13.1m、重さ11トンの筒型で、内側に反射望遠鏡を収めており、主鏡の直径2.4mの宇宙天文台になっています。大気や天候による影響を受けないため、地上からでは困難な高い精度での天体観測が可能です。HSTは、主に可視光から近紫外線の波長を観測する宇宙望遠鏡で、1990年STS-31ミッションで、スペースシャトル・ディスカバリー(Space Shuttle Discovery、NASA型名:OV(オービター)-103、1984/8/30)に載せられて打ち上げられました。1997年保守点検ミッション (STS-82) で整備・改造された結果、近赤外線域での観測も可能になりました。
ハッブル宇宙望遠鏡

モザンビーグ 2015 発行
2009年に行われた最後のサービスミッション (STS-125) では、大がかりな修理が行われて寿命が延長され、今までで最高の性能になりました。HSTは、当初の計画ではスペースシャトルで回収され、地球に持ち帰られることになっているも、回収プランは後に中止されました。2006/10/31からの最終改修ミッションでは、スペースシャトル・アトランティスで11日間のSTS-125ミッションが、2009/5/11に打ち上げられ、バッテリーが新しいものと交換され、全てのジャイロスコープと指令コンピュータが取り替えられ、複数の機器が修理され、広視野カメラ3と宇宙起源分光器が取り付けられました。

グレートオブザバトリー計画(Great Observatories program, 1990-2003)では、HSTの他に3基の大望遠鏡群が打ち上げられました。
・コンプトンガンマ線観測衛星 (CGRO)
  ガンマ線観測を主な目的としていたが、短波長(硬)X線をも観測。
  1991年にアトランティス(STS-37)で打ち上げられ、2000年にジャイロスコープの故障で、
  指令により大気圏再突入。
・チャンドラX線観測衛星 (CXO)
  主に長波長(軟)X線を観測。1999年にコロンビア(STS-93)で打ち上げられ、楕円を描く
  高軌道に乗せられました。
・スピッツァー宇宙望遠鏡 (SST)
  赤外線スペクトルを観測。2003年にデルタIIロケットに搭載されて打ち上げられ、地球後縁
  太陽軌道に乗せられました。搭載されていた液体ヘリウム冷却液が2009年になって枯渇、
  2台の短波長イメージングモジュールを残して、他の機能性が大幅に減らされました。

エドウィン・パウエル・ハッブル博士
 (Edwin Powell Hubble, 1889/11/20-1953/9/28)、63才没
ハッブル博士はアメリカ・ミズーリ州マーシュフィールドで生まれ、9才でイリノイ州ウィートンに引っ越しました。学生時代はスポーツマンで、シカゴ大学にて数学と天文学を学び、第一次世界大戦に従軍して陸軍少佐になり、戦後はシカゴ大学のヤーキス天文台で天文学の研究に戻り、1917年に博士号を取得。1919年にウィルソン山天文台職員となり、その後の一生をそこで過ごしました。第二次世界大戦ではアメリカ陸軍に入隊。1949年にはパロマー山天文台の200インチ「ヘール望遠鏡」が完成し、ハッブル博士はこの望遠鏡の最初の利用者となりました。ハッブル博士は近代を代表する天文
ハッブル博士
学者の一人で、現代の宇宙論の基礎を築き、
  ・我々の銀河系の外にも銀河が存在することや、
    それらの銀河からの光が宇宙膨張で赤方偏移していることを発見(1924年発表)
  ・ハッブルの分類を考案(Hubble sequence、1926)
    ハッブルの分類は大きく分けると
    @楕円銀河(Elliptical galaxy)
    Aレンズ状銀河(Lenticular galaxy)
    B渦巻銀河(Spiral galaxy)
    C棒渦巻銀河(Barred spiral galaxy)
    D特異銀河(Peculiar galaxy)
    Eどれにも当てはまらない不規則銀河(Irregular galaxy)
    があると提唱し、ハッブルの音叉図(Hubble Tuning fork chart)で図解
  ・ハッブルの法則を発見(Hubble's law、1929)
    2018年に「ハッブル・ルメートルの法則」(Hubble-Lemaitre law)と改称
  ・小惑星 (Asteroid 1373) シンシナティ(Cincinnati)を発見(1935/8/30)、など。

パロマー山天文台
 (Palomar Observatory、1948)
パロマー山天文台は、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴにある私設天文台で、ウィルソン山天文台の南東145kmにあるパロマー山(1713m)に造られています。この天文台はカリフォルニア工科大学に所属。
2005年現在、天文台には4つの主な望遠鏡
・200インチ・ヘール反射望遠鏡、口径200インチ (5.08m)
・48インチ・サミュエル・オシン望遠鏡、口径48インチ (1.22m)
・18インチ・シュミット式反射屈折望遠鏡、口径18インチ (457mm)
・60インチ反射望遠鏡、口径60インチ (1.52m) 、などが有。
パロマー山天文台

USA 1948 発行
なお、ヘール望遠鏡は1948年6月初めに完成記念式典が行われてクーデ焦点700倍で土星環と球状星団M3、かんむり座の小さな渦巻銀河を観望。ドームで開台式が盛大に行われ、カリフォルニア工科大学のリー・アルヴァン・デュブリッジ(Lee Alvin DuBridge)が「ヘール望遠鏡」と命名する旨宣言。1975年にソ連の口径6m大型反射望遠鏡”BTA-6”が完成するまで世界最大の望遠鏡で、カリフォルニア工科大学のほか、コーネル大学、カリフォルニア大学、ジェット推進研究所などによって運用されてきました。

こちらで
へび座 わし星雲Eagle Nebula
米ソ・ランデブー切手
アポロ11号月面着陸
をお楽しみください。

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。     2019/10/20
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