パラオ Republic of Palau |
PALAU | ||||||||||||||||||||||||
パラオ諸島→ バベルタオブ島→ コロール→ マラカル島→ ペリリュー環礁島→ アンガウル環礁島→ |
←カヤンゲル環礁 ←バベルタオブ島 |
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パラオ日本の消印 |
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パラオ共和国 (Island nation in the Pacific Ocean、太平洋の島国) Republic of Palau (Beluu er a Belau) 面積:459ku、人口:20,842人(2007)、通貨:US dollar (USD) パラオは、太平洋上のミクロネシア地域の島々からなる国である。正式名称パラオ共和国。首都はマルキョク州(Melekeok)。2006/10/7に人口の半分以上が住む旧首都コロールから遷都、1番切手:1983/3/10発行。 1543年ルイ・ロペス・ド・ヴィリャロボスが発見、次いでポルトガル人、イギリス人がやってきた。パラオも1885年にスペインの植民地下に入った。これらのヨーロッパ人により天然痘などが持ち込まれ、また現地人に対する搾取が行われた結果、パラオの人口は90%程度減少したとされる。 1899年、国力が衰退の一途を辿っていたスペインは、グアムを除くスペイン領ミクロネシアを450万ドルでドイツに売却、パラオもこれに含まれ以降ドイツ植民地となった。ドイツはパラオでココナッツ、タピオカ栽培、アンガウルにおけるリン鉱石採掘などの産業振興を行った。しかし、他のドイツの植民地と同様に、道路や水道などのインフラストラクチャーの整備や現地人への教育はほとんど行われなかった。 1914年、第一次世界大戦が開始されると、イギリスやアメリカなどと同じ連合国の1国であり、ドイツに対して宣戦を布告した大日本帝国が海軍を派遣し、ドイツ守備隊を降伏させて占領。 第一次世界大戦の戦後処理をするパリ講和会議によって、パラオは大日本帝国の委任統治領となる。コロールには南洋庁及び南洋庁西部支庁(パラオ支庁)が置かれ、パラオは周辺諸島における植民地統治の中核的な島となり、多くの帝国人が移住しパラオ支庁管内の住民の4人に3人は日本人となった(軍人を除く昭和18年6月末時点の居住者33,960人の内訳:帝国人25,026人、朝鮮半島出身者2,460人、パラオ人先住民6,474人、他にスペイン人・ドイツ人宣教師18人)。 帝国の統治が始まってからは、ドイツの統治下ではほとんど進んでいなかった学校や病院、道路など各種インフラストラクチャーの整備も重点的に行われ、1920年代頃になるとコロールは近代的な町並みへとその姿を変貌させていった。また、日本統治の開始にともない日本語による学校教育が現地人に対しても行われ、5年制学校における義務教育も行われるようになった。しかし現地人の教科書編纂のため南洋庁の書記として赴任していた作家の中島敦は、教育の軽視など、現地住民におかれた状況を悲観的分析をした手紙を家族に送っている。帝国は1933年に国際連盟から脱退したが、「統治委任はパリ講和会議によるもの」と主張して、そのまま委任統治を続けた。しかし委任統治領に軍事施設を建設してはならない規則は国際連盟による取り決めであるため、脱退後は各地に海軍の関連施設を建設した。第二次世界大戦(太平洋戦争)が始まると、コロールは海軍の重要な基地として北西太平洋方面の作戦拠点となった。そのため、西方のフィリピン戦線の状況と連動して連合国軍の攻撃対象となり、1944年にはペリリューの戦いなどで両軍に多くの戦死者を出した。なお、ペリリュー島の戦いではパラオ民間人に1人の死者も出なかった。 1543年、スペインのルイ・ロペス・ド・ヴィリャロボスが発見 1783年、イギリスのヘンリー・ウィルソン船長の乗船アンテロープ号がウーロン島で座礁 1899年、スペインがドイツに売却 1914年、大日本帝国海軍が占領 1944年、ペリリューの戦い 1945年、大日本帝国降伏、第2次世界大戦終結 1947年、国際連合の委託を受けアメリカ合衆国はパラオを信託統治 1993年、緩和された可決条件の下、8回目の住民投票でアメリカ合衆国とのコンパクトが承認 1994/10/1、コンパクトによる自由連合盟約国として独立、国連による信託統治が終了。 同年に国際連合へ加盟。信託統治領としては最後の独立となる。 パラオは、16の行政区域に分かれている。 ・アイメリーク州 (Aimeliik) ・アイライ州 (Airai) ・アンガウル州 (Angaur) ・ハトベイ州 (Hatohobei) ・カヤンゲル州 (Kayangel) ・コロール州 (Koror) ・マルキョク州 (Melekeok) ・ガラルド州 (Ngaraard) ・アルコロン州 (Ngarchelong) ・ガラツマオ州 (Ngardmau) ・ガスパン州 (Ngatpang) ・エサール州 (Ngchesar) ・アルモノグイ州 (Ngeremlengui) ・オギワル州 (Ngiwal) ・ペリリュー州 (Peleliu) ・ソンソロル州 (Sonsorol) パラオ諸島(Palau Islands):〜 ・カヤンゲル島(Kayangh Island)〜参考HP:サンゴ礁湖に有るカヤンゲル島の地図 ・バベルタオフ島(Babeltaobu Island)〜最大の島〜参考HP:バベルタオフ島の場所地図 ・コロール島(Koror Island)〜コロールの地図 ・アラカベサン島(Ngilikibesang Island)〜参考HP:アラカベサン島の場所地図 ・ウルクターブル島(Ngilikitabel Island)〜参考HP:ウルクターブル島の場所地図 ・ウーロン島(Ulong Island)〜参考HP:ウーロン島の場所地図 ・マカラカル島(Mchachar Island)〜参考HP:マラカル島の場所地図 ・セブンティ・アイランド島(Seventy Island)〜参考HP:セブンティ・アイランド島の場所地図 ・グロン島(Ngirchong Island)〜参考HP:グロン島の場所地図 ・カープ島(Carp Island)〜参考HP:カープ島の場所地図 ・ペリリュー島(Peleliu Island)〜参考HP:ペリリュー島の地図 ・アンガウル島(Angaur Island)〜参考HP:アンガウル島の地図 ・その他 参考HP:〜 ・パラオの地図 ・パラオの地図(日本語) ・パラオ主要部の地図(日本語) ・パラオ諸島の場所地図 ・パラオの区分地図 ・パラオ政府観光局の地図(日本語公式HP) ・カヤンゲル島の地図 ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 08/9/24、 10/9/9 |