大航海物語
スティック・チャート
Stick Chart

スティック海図

参考資料

Federated States of Micronesia
マーシャルのスティック・チャート
マ|シャル国旗
自由連合盟約(Compact Of Free Association)結成記念
アメリカ合衆国パラオマーシャル諸島ミクロネシア連邦

ミクロネシア 1990/9/28 発行
BRITISH SOLOMON ISLANDS
ポリネシアのスティック・チャート
アストロラ|

Polynesian reed map
英領ソロモン諸島 1971/1/28 発行

SOLOMON ISLANDS

ソロモン 19 発行

スティック・チャート
  Stick Chart

スティック・チャートは、オセアニアの海洋部のミクロネシア(Micronesia)、メラネシア(Melanesia)、ポリネシア(Polynesia)方面の諸島で使用されていたココヤシの葉柄と貝殻を結びあわせて作った海図です。この地域の先住民の文化を最も強く特色づけているのは、シングル・アウトリガー・タイプの航海カヌーで、彼らはこれを用いて広範な交流を行っていました。特にヤップ島はこれらの島々の中でも最も強力な権力を持ち、カロリン諸島の島々から定期的にヤップ島まで貢ぎ物を届ける航海(サウェイ交易)が行われていました。ヤップ島の酋長の権力は現在も強く、カロリン諸島の島々に対して一定の権威を保持しています。

そんな島巡りの航海で、特に太平洋のど真ん中にあるオセアニアの海洋の人達が、かつて海面のうねりの諸現象に習熟していて、それらをもとにして独自の優れた航海術を生み出しました。彼らは海のうねりが島に衝突した後に変化することを経験的に知っていて、それによって目的の島の場所を探りあてました。

このような航海術の基本的な考え方を、椰子の葉の枝柄に穴のあいた小石や貝殻をくくりつけたスティックチャートと呼ばれる海図が19世紀から20世紀初頭まで島々の住民に伝えられ、実際に使用されていました。小石や貝殻は島や環礁を意味し、ココヤシの枝柄は地図の骨組みであると共に、海流やうねりの方向を示していました。

参考HP:〜
ミクロネシアの場所地図

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。     12/12/5
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