大航海物語 | 大航海時代 と 帆船の食料
ペンギン Penguin |
参考資料 |
FALKLAND ISLANDS ジェンツー・ペンギン フォークランド 1952/1/2 発行 |
Tristan da Cunha イワトビペンギン トリスタンダクーニャ 1974/5/1 発行 |
MONGOLIA アデリー・ペンギン モンゴル 1980/12/1 発行 |
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ペンギン Penguin ペンギン(Penguin) は、 ペンギン目(学名:Sphenisciformes) ペンギン科(学名:Spheniscidae)に 属する鳥類の総称で、南半球に生息する海鳥であり、空を飛ぶことができません。ペンギンは、現在では6属18種、化石から、かつてはもっと多くの種類が存在したことがわかっています。属や種を特徴付けるのは頭部周辺で、それぞれ特徴的な形態をしています。現生のペンギン最小種はコガタペンギンで体長は約40cmで、最大種はコウテイペンギンで、体長100〜130 cm。食性は肉食性で、魚類、甲殻類、頭足類などを海中で捕食。 天敵はシャチ、ヒョウアザラシ、サメなど。 コウテイペンギン属 Aptenodytes ・コウテイペンギン(学名:A. forsteri、英:Emperor Penguin) ・キングペンギン(学名:A. patagonicus、英:King Penguin) アデリーペンギン属 Pygoscelis ・ジェンツーペンギン(学名:P. papua、英:Gentoo Penguin) ・アデリーペンギン(学名:P. adeliae、英:Adelie Penguin) ・ヒゲペンギン (学名:P. antarctica、英:Chinstrap Penguin) マカロニペンギン属 Eudyptes ・イワトビペンギン(学名:E. chrysocome、英:Rockhopper Penguin) ・フィヨルドランドペンギン、別名:キマユペンギン(学:E. pachyrhynchus、英:Fiordland Penguin) ・スネアーズペンギン、別名:ハシブトペンギン(学:E. robustus、英:Snares Penguin) ・シュレーターペンギン、別名:マユダチペンギン(学:E. sclateri、英:Erect-crested Penguin) ・マカロニペンギン(学名:E. chrysolophus、英:Macaroni Penguin) ・ロイヤルペンギン(学名:E. schlegeli、英:Royal Penguin) キガシラペンギン属 Megadyptes ・キガシラペンギン、別名:キンメペンギン(学:M. antipodes、英:Yellow-eyed Penguin) コガタペンギン属 Eudyptula ・ハネジロペンギン(学名:E. albosigna、英:White-flippered Penguin) ・コガタペンギン、別名:リトルペンギン、フェアリーペンギン(学:E. minor、英:Little Penguin) フンボルトペンギン属 Spheniscus ・ケープペンギン(学名:S. demersus、英:African Penguin) ・マゼランペンギン(学名:S. magellanicus、英:Magellanic Penguin) ・フンボルトペンギン(学名:S. humboldti、英:Humboldt Penguin) ・ガラパゴスペンギン(学名:S. mendiculus、英:Galapagos Penguin) ペンギンは大航海時代には食料として乱獲されてその数を減らし、現在では食料として捕獲されることはありませんが、自然破壊などによって生息域を狭められて、絶滅を心配されているものもあり、減少傾向にあるといわれています。なお、ペンギンに同性愛行動は存在するのだそうです。 |
大航海物語 |
ジェンツー・ペンギン Gentoo penguin |
参考資料 |
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ジェンツー・ペンギン Gentoo penguin ジェンツーペンギン(学名:Pygoscelis papua)は、ペンギン科・アデリーペンギン属に分類され、中型のペンギンで、両目をつなぐ白い帯模様が特徴になっています。体長は75cm-90cm、体重は5kg-8.5kgほど。大きさはペンギン18種類のうち、コウテイペンギン、キングペンギンに次いで3番目に大きく、オスの方がメスよりわずかに大きくなっています。生息域は南極周辺の海域で、アデリーペンギン属3種類の中ではもっとも北に分布。おもな繁殖地は、フォークランド諸島、サウスジョージア・サウスサンドウィッチ諸島、ケルゲレン諸島などに、コロニーがあり、繁殖するつがいは30万組ほどと見積もられています。なお、ジェンツーペンギンの泳ぐ速度は36km/hほどで、最も速く泳ぐペンギンとされています。 1592年にジョン・デーヴィス(John Davis、1543-1605)がディザイアー号(Desire)に乗船してフォークランド諸島を発見。乗組員が食料として125,510羽ものフォークランド・ペンギンを獲ったと報告。貯蔵中の肉は赤道付近を航行中に腐敗し海へ投棄、以降は乗組員が飢餓に陥りました。 参考:〜ジェンツーペンギンの生息地 08/9/29 |
大航海物語 |
イワトビ・ペンギン Rockhopper penguin |
参考資料 |
Tristan da Cunha イワトビペンギン |
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トリスタンダクーニャ 1974/5/1 発行
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イワトビ・ペンギン Rockhopper penguin イワトビペンギン(学名:Eudyptes chrysocome)は、ペンギン科・マカロニペンギン属に分類され、やや小型のペンギンで、頭部の黄色の飾り羽に特徴があります。体長45cm-58cmほど。分布域が重なる上に外見がよく似たマカロニペンギンなどの近縁種もいますが、イワトビペンギンはこれらの中でも最も小型です。地上では他のペンギンのようによちよちと歩かず、(スズメのように)両足を揃えて飛び跳ねながら移動するので、イワトビペンギンと名付けられました。インド洋南部から南大西洋にかけて広範囲に分布。なお、生息域は全体として北へ移動しているおり、南限はハード島とマクドナルド諸島(南緯53度)で、主な繁殖地はフォークランド諸島、マッコーリー島、プリンス・エドワード諸島、クローゼー諸島、ケルゲレン諸島などにコロニーがあります。性格は攻撃的で、近くを通ったりすると攻撃してきます。 なお、個体数は7,340,000羽で、継続的に減少(過去30年に24%減少)しているといわれています。 北限はトリスタン・ダ・クーニャ諸島(南緯37度)となっています。 08/9/29 |
大航海物語 |
アデリー・ペンギン Adelie Penguin |
参考資料 |
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アデリー・ペンギン Adelie Penguin アデリーペンギン(学名:Pygoscelis adeliae)は、ペンギン科・アデリーペンギン属に分類される中型のペンギン。南極大陸で繁殖するペンギンはこの種とコウテイペンギンのみなのです。体長60-70cm、体重5kgほど。羽毛は腹側が白く、頭部と背中側が黒いが、目の周りには白いアイリングがあり、足はピンク色をしている。くちばしの根元から先端近くまで羽毛でおおわれているのも特徴で、くちばしが短いように見えるが、口を開けると目の前まで開く。これは羽毛が無い部分を減らして南極の厳しい寒さに適応しているといわれています。また、他のペンギンに比べて尾羽が長いが、これはヒゲペンギン、ジェンツーペンギンにも共通する特徴で、ペンギンの分類はこの3種類をまとめてアデリーペンギン属(Pygoscelis属)として扱います。アデリーペンギンは南極大陸の海岸部および周辺の島々に、大きなコロニーを形成しています。ロス島には約50万羽のアデリーペンギンからなる巨大なコロニーが存在。なお、近年の地球温暖化の影響を受け、生息数が減少傾向にあるといわれています。 アデリー・ペンギンはフランスの南極探検家デュルヴィルが発見し上陸した所を、妻の名前のアデリー(Adelie)にちなんで「アデリーランド」と名付けられた所に居たペンギンということなのでした。〜(大百科事典より) 参考:〜アデリーペンギンの生息地 ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 08/9/21 |