大航海物語 オーストラリアの探検
ナンドロヤの滝
Nandroya Falls

ウールーヌーラン国立公園
参考資料

AUSTRALIA
グレート・バリア・リーフ西側の”クイーンズランド湿潤熱帯地域”に有る
ウールーヌーラン国立公園の
ナンドロヤの滝


オーストラリア 2000/6/20 発行


NEDERLAND
ノーザンテリトリー(北部準州)
EIRE
オーストラリアの地図

アイルランド 1988/3/1 発行 (200%)



ウェストオーストラリア→

サウスオーストラリア




←クィーンズランド


←ニューサウスウェールス
←ヴィクトリア
←タスマニア
オランダ 1988/8/30 発行

ナンドロヤの滝
 Nandroya Falls
、Qweensland
  世界遺産(自然、1988)
   正式名称:クイーンズランドの湿潤熱帯地域
   (Wet Tropics of Queensland)
ナンドロヤの滝はクイーンズランド州最大の熱帯雨林公園のウールーヌーラン国立公園内パルマーストン地区(Palmerston section)に有る、50mのメイン・フォール(Main Falll、主滝)と、10mのシルバー・フォール(Silver Falls、銀滝)があって、うっそうとした熱帯雨林や苔生(こけむ)した岩に囲まれた神秘的な滝です。ウールーヌーラン国立公園は1988年に世界遺産に登録されました。

ウールーヌーラン国立公園
  Wooroonooran National Park

ウールーヌーラン国立公園は、ブリベーンの南西1367km、ケアンズの南24kmにあるオーストラリアでも最大の熱帯雨林の国立公園。南北に60km、東西に20km、面積約800kuに渡って広がる熱帯雨林の山の帯から成ります。その中にオーストラリア北半分の中での最高峰と準最高峰の両方がそびえていることもあり、国内でも一番の降雨量を誇るエリアです。年間の降雨量は山頂付近になるとなんと平均9000mm(日本平均の約5倍)にも上り、それだけの雨を毎年吸収できる周辺の熱帯雨林は、緑も色濃く一層美しい。

ケアンズを出発してまず最初に見えてくるのは、ウォルシュズピラミッドという922mの三角山。毎年8月末のフットレースでは、登山を含めた約12kmの過酷なレースが行われています。頂上からの眺めは360度見渡せる絶景。周辺に広がるサトウキビ畑から、山脈の向こう側にのぞく海、反対側には高原地帯まで、バラエティーに富んだ景色が楽しめます。この山の近辺は雨量はそれほどないので、植生もユーカリやアカシアが多いのですが、ここから国道一号線(ブルース・ハイウェイ)沿いに南に下がって行くにしたがって、緑の色も少しずつ色濃くなってきます。

準最高峰のべレンデンカー山(Mount Bellenden Ker、1592m)を通過すると、ケアンズ南60kmのバビンダ(Babinda)という小さな町に入ります。人口約1200人ほどのサトウキビの町ですが、オーストラリアでは一番の降雨量を誇る町として有名。その証拠に、年間降雨量トップの町に与えられる「金の長靴型」のトロフィーが、メインストリートの郵便局の窓に飾られています。そのバビンダを抜け、さらに10分ほど西へ走るとバビンダボウルダーズに到着します。ここは、何十万年もの年月をかけて流水にさらされながら形成された花崗岩の渓谷が熱帯雨林に囲まれている、とても落ち着ける場所。安全に遊泳できる浅瀬も多数あり、泳ぎの苦手な人でも楽しめるポイントです。また、周辺の熱帯雨林散策も歴史を感じさせる大木が多く、中には人のウエストほどの太さもある巨大なツタも垂れ下がっています。なお、駐車場近くには無料バーベキューの施設もあるので、材料を持っていくと便利。隣接してキャンプ場もあります。

そしてもう一ヵ所、こちらも地元の人に人気のジョセフィンフォール。こちらは最高峰のバートルフリアー山(Mount Bartle Frere、1622m)のふもとにあって、ボウルダーズと同じ花崗岩の渓谷の一部に、美しい滝が落ちています。3ヵ所のビューポイントがあり、1番上と2番目は写真撮影向き。そして3番目のポイントでは遊泳が出来ます。ここの人気はなんといっても滝すべり。自然の一枚岩の上に流れる水に体を任せ、ツルーンっと滑り台が楽しめます。ただし、雨期の間は特に水量が増えて急流になり、危険性も高まるので、十分な注意が必要です。川の水際にはゴールデンペンダの大木が並び、雨が多かった雨期の終わりには沢山のポンポンのような、美しい黄色の花を咲かせます。熱帯雨林の澄みきった空気と、飲めるほどのきれいな水で、心も体もリフレッシュします。

クイーンズランドの湿潤熱帯地域
  Wet Tropics of Queensland

クイーンズランドの湿潤熱帯地域はオーストラリアのクイーンズランド州にあるユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された地帯。クイーンズランドの湿潤熱帯地域はグレート・バリア・リーフに沿うように存在する熱帯雨林地帯で、南北に長い。その範囲は700以上の私有地を含めた国立公園や保護区からなり、多数の動物を抱える。中には絶滅の危機に瀕した種も存在します。

クイーンズランドの湿潤熱帯地域のUNESCO世界自然遺産に登録された主な地域
・ウールーヌーラン国立公園 (Wooroonooran National Park)〜クイーンズランド北部東
・バロン渓谷国立公園 (Barron Gorge National Park)〜クイーンズランド北部東
・ブラック・マウンテン国立公園(Black Mountain National Park)〜クックタウン北西25km
・セダー・ベイ国立公園 (Cedar Bay National Park)〜クイーンズランド北部東
・ディンツリー国立公園 (Daintree National Park)〜ケアンズ北西100km
・ギリンガン国立公園 (Girringun National Park)〜クイーンズランド北部東
・カーテン・フィグ国立公園 (Curtain Fig National Park)〜ケアンズ北西50km
・タリー渓谷国立公園 (Tully Gorge National Park)〜クイーンズランド北部東
・パルマ・レンジ国立公園 (Paluma Range National Park)〜クイーンズランド北部東

参考:〜
クーパークリーク
 Cooper Creek
(Cooper's Creek)、Qweensland
クーパークリークはエーア湖(Lake Eyre)に流れ込む1300kmの内陸河川のことで、東部でバーコー川(Barcoo River)がその一部をなしているので、バーコー川とも呼ばれることがあります。1845/10月にスタート大尉が河川一帯を探検して、「クーパークリーク」と名付けました。また、クーパークリークはバーク探検隊の終焉の地(1861/7月)となりました。
乾燥地帯

参考HP:〜
 ・クイーンズランドの湿潤熱帯地域の場所地図(世界遺産、日本語)
 ・クイーンズランドの湿潤熱帯地域の公式HP(ユネスコ世界遺産)
 ・オーストラリアの地図(日本語)
 ・ミスティ山脈の場所地図(Misty Mountains)〜クイーンズランド北部東
 ・エーア湖湿地帯の地図(マレーダーリング水系の地図、Cooper Creek、Barcoo有)
 ・クーパークリークの場所地図(バーク隊の終焉の地)

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。        10/2/20

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