切手で綴る 太平洋戦争 物語 第1部 <開 戦> 第2章 南方攻撃 太平洋方面(離島攻略) 13 <ウェーキ島空襲> 1941/12/8 帝国軍、米領ウェーキ島を空襲 |
米国機を地上で撃破 グラマンワイルドキャット戦闘機 ウガンダ 1992 発行 |
帝国の中攻隊が爆撃 爆撃機:中攻:九六式陸攻 グレナダグレナディーン 1995 発行 |
昭和16年(1941)12月8日の太平洋戦争開戦と同時に、帝国の委任統治領マーシャル諸島ラリック列島クェゼリン環礁内の北部にあるルオット島の帝国千歳航空隊が爆撃機中攻(九六式陸上攻撃機)で、片道620海里(1,148.24km)の大海原を越えてアメリカ領ウェーキ島を攻撃しました。 米国ウェーキ島守備隊は帝国軍の真珠湾攻撃のニュースが飛び込んできたので、アメリカ海兵隊のグラマンF4F ワイルドキャット戦闘機(F4F-3 Wildcat fighters)4機を離陸させて上空警戒にあたりました。 12/8早朝にルオット島基地を離陸した千歳航空隊(第24航空戦隊)の陸上攻撃機 中攻36機がウェーク島上空へ到達し、高度450mで爆撃を開始。飛行場と砲台に損害を与え、飛行場に並んでいたグラマンワイルドキャットF4F戦闘機13機は、12機が全壊、1機は大破しました。米国の第211海兵戦闘飛行機隊55人の内、戦死23人、負傷11人。なお、高度3,600mをパトロール(警戒)飛行していた4機のワイルドキャット戦闘機と、守備隊は帝国軍機にまったく気づきませんでした。その後、整備員は必死で残存5機の整備と修理をなして反撃準備しました。なお、帝国の爆撃機隊は午後2時30分頃にクェゼリン環礁に帰還したことになっています。 ▼両軍の損害:〜
12/8昼過ぎにウェーク島攻略部隊(帝国陸軍・南方軍・南海支隊)が帝国の委任統治領クェゼリン環礁を出撃。10日夜、攻略部隊はウェーク島沖に到着しました。続編をこちら(ウェーキ島占領)でお楽しみください。 参考:〜 ・千歳海軍航空隊の開戦時編成:〜 1940/11/15、第四連合航空隊に配属される。 ・陸上攻撃機36機〜クェゼリン環礁ルオット基地(1941/10/31) ・艦上戦闘機36機〜ラタック列島マロエラップ環礁タロア基地(1941/10/31) 1941/12/8、千歳空はウェーク島を空襲 21日までに10回の空襲を行い、占領後はウェーク島を前進基地とする。 ・グラマン F4F ワイルドキャット戦闘機の装備:〜初飛行:1937/9/2 (US Marine Grumman F4F Wildcat、アメリカ海兵隊の艦上戦闘機)運用開始:1940/11月
こちらで ・香港陥落 ・ウェーキ島占領 をお楽しみください。 参考HP〜 ・ウェーキ島の場所地図(Google map) ・上記は こちら の文献などを参照させてもらいました。 15/8/11 |