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チチカカ湖 Lago Titicaca 標高3810mにある湖 |
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Peru チチカカ湖の地図(ペルー高地) |
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ペル| |
マウリ ・ナマズ |
アンデストキ | ボリビア | ||
プーノ→ |
チチカカ水カエル | ||||
アンデスフラミンゴ |
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ペルー2006 発行 |
チチカカ湖 Lake Titicaca チチカカ湖はアンデス山中のペルー南部とボリビア西部にまたがる淡水湖で、長さ190km、幅80km。高原地帯アルティプラーノ(altiplano)の北部に有。湖の中央は南緯約16度、西経約69度で、標高は3810m程。湖面の60%がペルー領で40%がボリビア領。「汽船などが航行可能な湖として世界最高所」。数少ない古代湖の一つ。複数の河川が湖に注ぎ込むも、湖から流れ出すのは大きな河川ではデサグワデーロ川(Desaguadero River, 320km, Bolivia)があり、アルティプラーノの南部にあるポーポ湖(Lago Poopo)へと流れています。 湖中にはチチカカ島やウロス島(Uros、人口の浮島)、タキーレ島(Taquile)、アマンタニ島(Amantani)、太陽の島(Isla del Sol、"Island of sun")、月の島(Isla de la Luna、”Island of moon”)、スリキ島(Suriqui)など41の大小の島々が有。チチカカ湖の島々やその周辺にはケチュア族やアイマラ族、ウル族など先住民系の民族が居住。沿岸の都市部での就労の他、島では農耕や漁業、観光などに携わって生計をたてて暮らしています。 ペルー側プーノ市街の沖合いにはウル族(Uros)と呼ばれる人々の住む浮島が多数点在。彼らは約450年前に陸地から逃れて湖上に住み着いたと言われ、かつては2千人ほどいましたが、その後多くは陸上に定住。現在でも多くの浮島を集めたウロス島に700人ほどが残り、観光客を相手に生計を立てています。浮島はトトラと呼ばれる葦を3mの厚さに束ねたもので出来ており、かつては小舟もトトラで作っていました。そこに上陸するとフワフワとした感触が楽しめます。 1998/8月にボリビア側の領域800kuがラムサール条約に登録されました。また、この湖にはチリとの戦争で海を失い、内陸国となったボリビアの海軍基地が有。 チチカカ湖の生物:〜 ・チチカカ水蛙(ミズガエル)、50cmの大カエル 英名:Titicaca Water Frog 学名:Telmatobius culeus 1970年に仏のジャック・イヴ・クストー(Jacques-Yves Cousteau, 1910-1997)が発見 ・マウリ・ナマズ 英名:Mauri Catfish 学名:Drestias spp (Trichomycterus dispar ヒルナマズ科) ・アンデストキ 英名:Puna Ibis 学名:Plegadis Ridgwayi ・アンデスフラミンゴ 英名:Andean Flamingo 学名:Phocnicoparrus andinus 参考:〜 標高4,000m前後で冷涼で乾燥したアルティプラーノにある主な観光地と都市 ・チチカカ湖(Lake Titicaca、標高3810m、長さ190km、幅80km) 世界最高地にある湖 ・ポオポ湖(Poopo Lake、標高約3,700m、長さ90km、幅32km) チチカカ湖とつながる塩分濃度の高い湖(ほとんど塩湖) ボリビア中西部のデサグワデーロ川からの流入が主な水源、流失河川が無く水深3m以下 ・ウユニ塩原(ス:Salar de Uyuni、標高約3,700m、長さ約100km、幅約250km、ボリビア領) 広大な塩の湖(Uyuni Salt pan)、面積約12,000kuの広大な塩の固まり ・ラパス市(La Paz、中心街の標高3600m強) ボリビアの首都で、アルティプラーノの窪地に作られた世界最高地にある首都 ・オルロ(Oruro, Bolivia、標高3,706m) ボリビアの地方都市オルロのカーニバルは毎年2月末頃に行なわれ、 リオデジャネイロのカーニバル、 クスコのインティ・ライミ祭と並んで、 南米三大カーニバルの一つと言われています。 参考HP:〜 ・チチカカ湖の地図 ・チチカカ湖の場所地図(ボリビア地図) ・デサグワデーロ川の地図(チチカカ湖、デサグワデーロ川、ポーポ湖、ウユニ塩源が有) ・インカ帝国の場所地図(インカ道路網) ・ペルーの詳細地図(Quito、Tumbes、Cajamarca、Lima、Cuzco有) ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 12/12/7、13/3/12 |