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| ドン･ペリニョン 泡の出るワイン「シャンペン」を発明 |
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ＣＨＡＭＰＡＧＮＥ
フランス 昭和１３年 １９３８/６ 発行
| この切手はフランスから１９３８年にシャンペン製造法を発見した「ドン･ペリニョン生誕３００年」を記念して発行されました｡図案はシャンパーニュー地方の民族衣装を着て､シャンペン・グラスを手に持つ女性を描いています｡ １６９４年のある日のこと、フランス･シャンパーニュ−地方のホービュー修道院の酒庫係、盲目のドン・ペリニョン(Dom Perignon、1638-1715)が発酵が未だ残っているワインをビンに詰めてコルクでしっかりと栓をしておきました｡翌年あけてみると炭酸ガスがワインに含まれて何ともいえない良い味になっていました｡こうして泡の出るワインの「シャンペン」の製造法を発見したと伝えられています｡それを僧院の秘伝として造ってきましたが、いつの頃からか付近の村々に伝わって、その地方の特産酒となりました｡現在では、シャンパーニュ−地方以外で「シャンペン」（Champagne）という名前を使用することが法律で禁止されています｡なお、ドン･ペリニョンには異説も有ります。フランス・エベルネのシャンペン･メーカー大手のモエ･エ･シャンドン社にドン･ペリニョン像が有ります｡ |
| シャンペン・メモ
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| 泡の出るワインの「シャンペン」を発明したのは、この地方のオヴィレール村のベネディクト派修道院・ホービュー僧院の酒庫係である盲目のドン・ペリニョン(Dom
Perignon)だと言われています。当時この地方ではシャルドネとピノ・ノワールから造られる、軽い味わいの非発泡性のロゼワインでした。寒い地方なので、秋に仕込んだワインが冬でいったん発酵が停止してしまい、また春になり気温が上がると再び発酵し始めます。発酵が停止した段階のワインを瓶詰めしてしまうと、再度、瓶内で発酵が起こり、そのときに発生する炭酸ガスによって、麻に油をしみこませた栓がはじけ中身が飛び散ってしまうことが、しばしばありました。ドン・ペリニョンは、立ち寄ったスペインの僧侶が使っているコルクの栓を利用することを考え出しました。そうすると瓶内で起きる二度目の発酵の炭酸ガスは、逃げ場を失って、ワインに溶け込んでいって、何ともいえない良い味になっていました｡こうして泡立つ発泡性のワインが誕生しました。ドン・ペリニョンは優れた嗅覚と味覚で、さらに研究を重ね、1690年頃までには現在のシャンペンの原形を作り上げました。それを僧院の秘伝としてきましたが、いつの頃からか付近の村々に伝わって、その地方の特産酒となりました｡現在では、シャンパーニュ−地方以外で「シャンペン」（Champagne）という名前を使用することが法律で禁止されています｡他の地方や国で作られるものは「スパークリングワイン（発泡性ワイン）」と呼ばれています。 各メーカーは複数のヴィンテージのワインを混合してノン・ビンテージ･シャンペンを造ります。シャンパーニュ地方は寒冷な気候で、毎年良い葡萄ができると言うわけではないため、品質を一定に保つために、このようなブレンドが一般的に許されています。毎年このブレンドの比率などを調整して、毎年同じような味になるようにしているので、そのメーカーのノン・ビンテージ・シャンペンはいつ飲んでも、ほとんど同じ味に仕上がっています。だから、その味わいはメーカーの目指す味わいになっており、そのメーカーの顔ともいえる存在なのです。これが一般的な普通のシャンペンです｡これ以外に、葡萄の出来の良い年に、その収穫年度のワインから造るシャンペンをビンテージ・シャンペンと言い、良い年にしか造られないので、当然ノン・ビンテージより高級になり、ラベルにビンテージ（収穫年号）が記されます。また、各メーカーが最高峰のワインとして造るプレステージ・シャンペンと言うのが有り、シャンペンで最も有名なブランドのドン・ペリニョンも、この部類です。どのように高級なのかは、各メーカーによって異なっており、特定の特級の畑から採れた葡萄に限ったものや、熟成期間をノン・ビンテージの3倍近くかけたもの、樹齢の古い樹から採れた葡萄を使ったもの、など様々です。 プレステージ・シャンペンのほとんどは辛口のブリュットに仕上げられています。シャンペンは他のワインと違って製造過程でリキュールを加えます。 このリキュールの糖度によって味のタイプが異なってきます。シャンペンにはこの種類を記載することが義務づけられていて、その甘辛度の表示は次のようになっています。辛口のエクストラ・ブリュット（Extra Brut・0〜6g/L）から、ブリュット（Brut・6〜15g/L）、エクストラ・セック（Extra Sec・12〜20g/L）セック（Sec・17〜35g/L）ドゥミ・セック（Demi Sec・33〜50g/L）甘口のドゥー（Doux・50g〜/L）まで、６種に分類されていますので、購入時にはラベルをよく見ましょう。 |