パンゲアの分裂 大陸移動説、theory of continental drift |
DEUTSCHE BUNDESPOST BERLIN | British Antarctic Territory | |||
北アメリカ大陸→ 南アメリカ大陸→ |
パンゲアの分裂移動地図 ↑ ↑ . アフリカ大陸 南極大陸 . Alfred Wegner 1880-1930 ヴェゲナー生誕150年記念 ドイツ・西ベルリン 1980/2/14 発行 |
←ユーラシア大陸 ←オーストラリア |
パンゲアの分裂移動 | |
大陸移動 | ||||
現在 | ||||
Continental drift & Climatic change | イギリス南極地方 1982/3/8 発行 | |||
ドイツの地球物理学者ヴェゲナー博士の大陸移動説の図解の地図 |
パンゲア大陸 Pangea、or Pangaea パンゲア大陸は、1912年にヴェゲナー博士が提唱した大陸移動説(continental drift theory)で、現在の諸大陸が分裂する前にひとつだったときの超大陸(Supercontinent)のことです。ギリシャ語で「すべての陸地」という意味で、ヴェーゲナーが命名。なお、「全ての海」はパンサラッサ(Panthalassa)。 当初、大陸を動かす原動力が物理的に不可能とされたが、ヴェーグナーの没後、1950年以降次々に新事実が見つかり、プレートテクトニクス理論(plate tectonics)として再評価されています。古生代ペルム紀の終わり、2億5,000万年前ごろに、ローレンシア大陸(Laurentia)、バルティカ大陸(Baltica)、シベリア大陸(Siberia)などすべての大陸が次々と衝突したことで誕生し、中生代三畳紀の2億年前ごろから、再び分裂を始め、今も続いています。 超大陸の完成時、地球内部からスーパープルーム(Superplume)が上昇して世界各地の火山活動が活発になり、ペルム紀と三畳紀の境界(P-T境界)に当時生きていた古生代の海洋生物種のうち、実に95%以上が絶滅。当時の海水面は高かったため、大半の時代は、浅海によりいくつかの陸塊に分離。 大陸の形態は、パンゲア大陸が赤道をはさんで三日月型に広がっていたとみられ、三日月内部の巨大な浅い内海のテチス海では多くの海洋生物が繁殖し、内陸部は海岸から遠いため乾燥した砂漠が広がっていました。ほぼすべての大地が地続きだったため動植物の移動が促進され、その多様性は現在よりも均質だったと考えられています。1億8,000万年前、ジュラ紀に北はローラシア大陸、南はゴンドワナ大陸へと分裂。 参考HP:〜 パンゲア大陸 パンゲア大陸(2億3,000万年前の時点のパンゲア大陸) パンゲア大陸(パンゲア大陸の分裂の動画) ローレンシア大陸 バルティカ大陸、 5億5千年前のバルティカ(緑色)、シベリア(左下薄桃)、ローレンシア(濃桃) 地殻を構成するプレート群 地球型惑星と月の内部構造(灰色がマントル) 参考:〜 ・ローラシア大陸 Laurasia ローラシア大陸は、プレートテクトニクス理論で太古に存在したとされる超大陸。ユーラメリカ大陸ともいう。1937年南アフリカの地質学者アレクサンダー・デュ・トワ(Alexander Logie du Toit、1878-1948)により提示された。超大陸パンゲアが分裂し、テチス海を挟んでローラシア大陸とゴンドワナ大陸が生成された。ローラシア大陸はさらに分裂し、ユーラシア大陸と北アメリカ大陸が生成された。 ・ゴンドワナ大陸 Gondwana ゴンドワナ大陸は、プレートテクトニクスにおいて、過去に存在したと考えられている超大陸。現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸、インド亜大陸、南極大陸、オーストラリア大陸や、アラビア半島、マダガスカル島を含んだ、かなり大きな大陸であった。ゴンドワナ大陸は、約6億年前に、ロディニア大陸が分裂して誕生した。北半球の低緯度地域から、南極まで広がっていた。石炭紀に当たる、約3億5,000万年前から3億年前には、地球が寒冷化したため南極付近に大規模な氷河が発達したが、それ以外の時期はおおむね暖かかったため、氷河は存在しなかった。 石炭紀の後期には、ゴンドワナ大陸は北上して、赤道付近にあったローラシア大陸と衝突し、パンゲア大陸の一部となった。さらに数千万年後にはパンゲア大陸はシベリア大陸とも衝突し、地球上のほぼ全ての陸地が1つの超大陸となった。しかし、ジュラ紀中期の1億8,000万年前頃になると、パンゲアは再びローラシア大陸とゴンドワナ大陸に分裂した。さらに、ゴンドワナは現在のアフリカ大陸、南アメリカ大陸などを含む西ゴンドワナ大陸と、南極大陸、インド亜大陸、オーストラリア大陸を含む東ゴンドワナ大陸へと分裂した。 参考HP:〜 ローラシア大陸とゴンドワナ大陸(2億年前(三畳紀)の世界図:〜 ゴンドワナ大陸は南半球を中心に広がり、北方はローラシア大陸だった) ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 09/3/25 |