|
サンピエールミクロン Collectivite territoriale de Saint-Pierre-et-Miquelon |
| サンピエール島→ |  |
←ミクロン島 |
サンピエール島への帰還 |
| サンピエールミケロン 1932-33 発行 | サンピエールミケロン 1966 発行 | ||
|
サンピエール島とミクロン島、フランスの海外準県 (Collectivites d'outre-mer、COM) Territorial Collectivity of Saint Pierre and Miquelon Islands サンピエール島とミクロン島を中心とした不毛の島々からなる。サンピエール島は面積約26K㎡の小さな島だがサンピエール島・ミクロン島の中心的な島であって、周囲に小島がいくつかある。ミクロン島はラングレード地峡により、もともと別の島であったラングレード島と結ばれている。カナダのセントローレンス湾に浮かび、ニューファンドランド島南部に位置する島。沖合にはバンク（グランドバンク）があり、タラなどが多数生息する世界屈指の好漁場となっている豊かな漁場の海に囲まれているため、この島々を領有しているフランスとカナダとの間で漁業権と鉱物権をめぐる領海についての論争があったが1992年に解決。 アメリカ先住民（ミクマクといわれている）がもともと暮らしていたが、1520年にポルトガル人が発見し、1536年にはフランス人ジャック・カルティエが上陸し、サンピエール島と命名した。1713年、ユトレヒト条約でイギリスの領土になるが、1763年、パリ条約でイギリスはフランスに割譲した。しかし、1778年から1783年と1793年から1816年とイギリスが占領。その後、フランスに戻った。 1908年、フランスのル・マリー・テレーズ号（Le Marie Therese）が島沖で難破 1939年、第二次世界大戦が勃発すると、1940年にフランスがドイツに降伏し、サンピエール・ミクロンは親ドイツ派のヴィシー政府の領土となった。1941年、自由フランス軍が島内で反乱を組織し、巡洋潜水艦「シュルクーフ」率いる小艦隊が抵抗を受けずに上陸し、島を占領したが、この作戦はカナダの占領を防ぐために、カナダとアメリカ合衆国には事前に伝達がなされていなかった。その後、サンピエール・ミクロンはド・ゴール将軍指揮下の自由フランス政府の側につき、海軍基地が置かれた。1975年に海外領土（Territoires d'outre-mer、TOM）から海外県（Departements d'outre-mer、DOM）に昇格し、1985年に特別自治体 (collectivite territoriale a statut particulier)に移行。さらに2003年の地方自治制度改革に伴い海外準県(Collectivites d'outre-mer、COM)に移行。 参考ＨＰ：～ ・サンピエール島とミクロン島の場所地図 ・サンピエール島とミクロン島地図
参考ＨＰ：～ ・グランドバンクス地図 ０８/１０/２４ |
Copyright(C):Ｎｉｃｋｙ
無断転載禁止