★キリスト教
キリストの12使徒
Twelve Apostles
(12アポストル)
大航海物語★
  参考資料
Marshall Islands
キリストの十二使徒
(1)ペテロ
(2)アンデレ
(3)使徒ヨハネ
(4)大ヤコブ

(5)フィリポ

(6)バルトロマイ

(7)トマス

(8)マタイ

(9)小ヤコブ

(10)タダイ

(11)熱心党のシモン

(13)パウロ
1857 キリスト教140年記念 1997
マーシャル 1997/3/28 発行

Republique du Tchad
キリストの十二使徒

(6)St.Bartholomy (2)St.Andre (4)St.Jacovs (9)St.Jacqobes
(8)St.Matthew (7)St.Thomas (3)St.John (5)StPhilip
(1)St.Pierre (13)St.Paul (11)St.Simon (10)St.Judas
チャド 1969/7/23 発行

キリストの使徒
  (十二使徒:the Twelve Apostles of Jesus Christ)
キリスト教の伝承での使徒(しと)とは、十二使徒(じゅうにしと)のことで、福音を伝えるためにイエス・キリストによって最初に選ばれた12人の弟子(新約聖書)。
12使徒:〜
(1)ペテロ
  (Saint Peter the Apostle)、別名:ペトロ
  本名:シモン・ペトロ(Simon Peter)、生年不詳-67頃、首座使徒
  生地:不明、初代のローマ教皇、ベトサイダ出身ガリラヤ湖の漁師シモン(サイモン)
  没地:ローマ、ネロ帝の迫害で逆さ十字架で殉教
  象徴:十字架、魚、雄鶏、天国の鍵(Keys of Heaven)など
  守護対象:漁師や石工・パン職人など多数有(Fishermen,Masonry,Bakers,Butchers, etc.)
  漁師や船員、錠前作りや鍛冶屋、時計職人、屠殺業者などの保護聖人
天国の鍵

バチカン1929発行
  ”T”を逆さにした形:ペトロ十字
  カトリック教会の記念日:6/29(パウロと同じ)、ペトロの黙示録(Apocalypse of Peter)の著者

(2)アンデレ
  (St.Andrew the Apostle)、1世紀頃、シモン・ペトロの兄弟
  生地:不明(ガリラヤ?)、ベトサイダ出身ガリラヤ湖の漁師
  没地:小アジアやギリシアへ行き、ギリシアのアカイア地方でX字型の十字架処刑・殉教
  象徴:本と十字架(13世紀以降はアンデレ十字(×字十字)、それまではT字十字)
  守護対象:スコットランド、ギリシア、ルーマニアとロシアの守護聖人
  記念日:11/30

(3)使徒ヨハネ
  (St.John the Apostle)
  生地:ガリラヤ、ガリラヤ湖の漁師ゼベダイの子で大ヤコブの弟
  没地:70年頃エフェソス、99才没、ヨハネによる福音書、ヨハネの黙示録(Apocalypse of John)
  象徴:四元の水とその象徴:鷲(Eagle)、巻き物(Scrolls)、蛇の入った聖杯、羽根ペンなど
  守護対象:
  記念日:12/27

(4)ヤコブ (ゼベダイの子)
  (St. James, son of Zebedee、JAMES THE GREATER)、生年不詳-44頃、使徒ヨハネの兄弟、大ヤコブ
  ガリラヤ湖の漁師ゼベダイの子。アルファイの子ヤコブと区別して大ヤコブと呼称
  スペイン語:聖サンティアゴ(St.Santiago)〜
   サンティアゴ・デ・コンポステーラ(三大巡礼地)、墓所が有
  生地:ガリラヤ、ガリラヤ湖の漁師ゼベダイの子
  没地:エルサレム、ヘロデ・アグリッパ1世に捕らえられて殉教、十二使徒の最初の殉教者
  象徴:ホタテ貝(Scallop)
  守護対象:
  記念日:7/25

(5)フィリポ
  (St. Philip the Apostle、生年不詳-80頃)
  生地:パレスティナ(ガリラヤ)のベトサイダ(Bethsaida, Galilee, Roman Empire)、
  没地:アナトリアのヒエラポリス(Hierapolis, Anatolia, Roman Empire)、
      小アジアのフリギアで十字架に架けられて殉教
  象徴:パンのバスケット(basket of loaves)、T型十字架(Tau cross)
  守護対象:帽子屋(Hatters)、菓子職人(Pastry chefss)、カーボ・ヴェルデの守護聖人など
  記念日:5/3(小ヤコブと同じ)

(6)バルトロマイ
  (St.Bartholomew the Apostle)
  生地:ユダヤ属州((Judea)シュリア(Ludea:パレスチナ地方)
  没地:アルメニア (Armenia)
  象徴:皮を剥ぐためのナイフが象徴で皮膚病を癒し、ナイフ、皮剥ぎの皮(flayed skin)を象徴とする
  守護対象:皮革業・装丁業・食肉業などを守護
  記念日:8/24、皮剥ぎの刑後に磔で殉教

(7)トマス
  (St.Thomas the Apostle、生年不詳-72/12/21)、本名:ユダ・トマス
  生地:ガリラヤ、漁師か大工だった
  没地:35年にアッシリア、52年頃インドに到着、72/12/21マドラスで殉教
      インドのマイラプール(Mylapore)で殉教説有、全身に槍を受けて殉教説有
  象徴:双子、槍、正方形、(疑り深いトマス、双子のトマス)
      本、殉教の剣や槍、大工を示す定規や巻尺を持ち、
  守護対象:建築家、建築・測量に関係する職業やインドの守護聖人
  記念日:7/3

(8)マタイ
  (St. Matthew the Apostle)
  生地:ガリラヤ、幼名-レヴィ(Levi)、カファルナウムの徴税人
  没地:トルコのヒエラポリス(ヘリオポリス説有)
      エチオピア(Hierapolis or Ethiopia)でで斧で頭を割られて殉教説有
  象徴:徴税人としての金袋や福音書記者としてのペンと本、殉教の斧を象徴
  守護対象:会計士・銀行家・公務員、サレルノ(Salerno, Italy)の守護聖人
  記念日:9/21、マタイによる福音書(Gospel of Matthew)

(9)ヤコブ (アルファイの子)
  (St.James, son of Alphaeus、JAMES THE YOUNGER)、小ヤコブ(James The Less)
  生地:不明、飲酒・肉食をせず、水浴や剃髪をせず、体に油を塗らないナジル人
      イエスの復活を経て教会に参加、ペトロの逃亡後のエルサレム教会指導者となる
  没地:62年頃にエルサレム説有、石打の刑によって殉教
  象徴:鋸(carpenter's saw)、本
  守護対象:薬剤師、ウルグアイなど
  記念日:5/3

(10)タダイ
   (St. Jude the Apostle)、別名:ユダ・タダイ、タデウス(Thaddeus)
  バルトロマイとともにアルメニアに宣教、裏切者のイスカリオテのユダではない?
  生地:ガリラヤ(Roman Province of Galilee)、1世紀、(タダイはテオドロス、テオドシウスなどの短縮形)
  没地:故郷でもある小アジアのエデッサに伝道し、シモンと共にペルシアで殉教
      シリヤ(Roman Province of Syria)説有
  象徴:斧(Axe)
  守護対象:アルメニア、西方ではタダイは敗北者の守護聖人
  記念日:10/28

(11)熱心党のシモン
  (St. Simon the Zealot)、別名:ゼロテ党のシモン
  エジプトからモーリタニアを経てイギリスにまで渡り、更にタダイと共にペルシャへ行く
  生地:カナン(Canaan)
  没地:ペルシャで鋸引きの刑で殉教、ヨルダンのペラ(Pella, Jordan、or Persia)説有
  象徴:鋸(saw)
  守護対象:皮職人(Currier)
  記念日:10/28

(12)イスカリオテのユダ
  (Judas Iscariot)、別名:裏切者のユダ(Judah)※後に脱落
  生地:サマリアのスカル。新約聖書時代のスカルはシェケム(Shechem)は旧約聖書に登場する地名で、
  パレスチナの中央に有。現在のヨルダン川西岸地区ナーブルス(Nablus)附近のテル・エル・バラータ(Tell
  Balata)であるとされている。黒髪黒髭に、裏切りを示す黄色い衣で描かれること有
  没地:エルサレム。セイヨウハナズオウ(ユダの木:Judas tree)はユダが首吊りに使った樹木
  記念日:?、銀貨三十枚でイエスの居所を教えた人物

・番外:〜
(13)パウロ
  (Paul the Apostle)、別名:サウロ
  生地:小アジア南部キリキア州タルソス出身のローマ市民権を持つユダヤ人
  没地:皇帝ネロ(在位54-68)の弾圧の最中、ローマ市民のパウロはローマ郊外で斬首の刑で殉教
  象徴:斬首の象徴である剣や、書簡類の著者であることを示す書物などを象徴とする
  守護対象:キリスト教の福音の世界的な普及を実現した最大の宣教者で、
  キリスト教をユダヤ教の一派から世界宗教へと変貌させた最大の功労者
  記念日:6/29(ペテロと同じ)

上記には諸説有。また、その他にも使徒といわれる者も有。パウロは復活したキリストから委任された説有。他にも「平和の使徒」(apostle of peace)などの使われ方も有。ギリシア語アポストロス(apostolos)は「派遣された者」「使者」の意。古典ギリシア語では元々、海軍の遠征を意味するも、聖書ではユダヤ教の「使者」を意味するヘブライ語に起源を持つといわれ、その意味では「全権を委任された者」の意。

・こちらで十二使徒岩をお楽しみください。

・参考:〜
聖書
 (日本聖書協会:カトリック・プロテスタント教会の新共同訳:発行、三省堂印刷、「聖書」1999より)

旧約聖書(1502頁)
・創世記(そうせいき)、1-50章
・出エジプト記、1-、1-40章
・レビ記、1-27章
・民数記(みんすうき)、1-36章
・申命記(しんめいき)、1-34章
・ヨシュア記、1-24章
・士師記(ししき)、1-21章
バウンティ号の聖書

ピトケーン 1957/7/2 発行
・ルツ記、1-4章
・サムエル記上、1-31章
・サムエル記下、1-24章

・列王記上(れつおうきじょう)、1-22章
1章(王位継承の争い)、1-53節
2章(ダビデ王の最期)、1-10節
   (王位をうかがう者のその後)、12-46節
3章(ソロモンの知恵)、1-28節
4章(ソロモンの統治とその繁栄)、1-20節
5章、1-14節
   (神殿建設の準備)、15-32節
6章(神殿の建築)、1-37節
7章(宮殿の建築)、1-12節
   (神殿の美品の製作)、13-51節
8章(契約の箱の安置とソロモンの祈り)、1-66節
9章(主の顕現)、1-9節
   (ソロモンの諸事業)、10-28節
10章(シェバの女王の来訪)、1-13節
11章(ソロモンの背信とその結果)、1-43節
12章(王国の分裂)、1-33節
13章(ペテルへの呪い)、1-34節
14章(ヤロブアムの子の病死)、1-20節
   (ユダの王レハブアム)、21-31節
15章(ユダの王アビヤム)、1-8節
   (ユダの王アサ)、9-24節
   (イスラエルの王ナダブ)、25-32節
   (イスラエルの王パシャ)、33-34節
16章、1-7節
   (イスラエルの王エラ)、8-14節
   (イスラエルの王ジムリ)、15-22節
   (イスラエルの王オムリ)、23-34節
17章(預言者エリヤ、干ばつを予言する)、1-24節
18章(エリヤとバアルの預言者)、1-40節
   (干ばつの終わり)、41-46節
19章(ホレブに向かったエリヤ)、1-21節
   (エリヤ、エリシャを召し出す)、19-21節
20章(イスラエルとアラムの戦い)、1-43節
21章(ナポトのぶどう畑)、1-29節
22章(預言者ミカヤとアハブ王の死)、1-40節
   (ユダヤの王ヨシャファト)、41-51節
   (イスラエルの王ハズヤ)、52-54節

・列王記下(れつおうきげ)、1-25章
・歴代誌上(れきだいしじょう)、1-29章
・歴代誌下(れきだいしげ)、1-36章
・エズラ記、1-10章
・ネヘミヤ記、1-13章
・エステル記、1-10章
・ヨブ記、1-42章
・詩篇(しへん)、1-150章
・しん言(しんげん)、1-31章
・コヘレトの言葉、1-12章
・雅歌(がか)、1-8章
・イザヤ書、1-66章
・エレミヤ書、1-52章
・哀歌(あいか)、1-5章
・エゼキエル書、1-48章
・ダニエル書、1-12章
・ホセア書、1-14章
・ヨエル書、1-4章
・アモス書、1-9章
・オバデヤ書、1章
・ヨナ書、1-4章
・ミカ書、1-7章
・ナホム書、1-3章
・ハバクク書、1-3章
・ゼファニャ書、1-3章
ハガイ書、1-2章
・ゼカリヤ書、1-14章
・マラキ書、1-3章。

新約聖書(480頁)
  マタイ伝(マタイによる福音書、1-28章
  マルコ伝(マルコによる福音書、1-16章
  ルカ伝(ルカによる福音書、1-24章
  ヨハネ伝(ヨハネによる福音書、1-21章
  使徒伝(使徒言行録、1-28章
  ローマの信徒への手紙、1-16章
  コリントの信徒への手紙一、1-16章
  コリントの信徒への手紙二、1-13章
  ガラテヤの信徒への手紙、1-6章
  エフェソの信徒への手紙、1-6章
  フィリピの信徒への手紙、1-4章
  コロサイの信徒への手紙、1-4章
  テサロニケの信徒への手紙一、1-5章
  テサロニケの信徒への手紙二、1-3章
  テモテのへの手紙一、1-6章
  テモテのへの手紙二、1-4章
  テトスのへの手紙、1-3章
  フィレモンへの手紙、1章
  ヘブライ人への手紙、1-13章
  ヤコブの手紙、1-5章
  ペトロの手紙一、1-5章
  ペトロの手紙二、1-3章
  ヨハネの手紙一、1-5章
  ヨハネの手紙二、1章
  ヨハネの手紙三、1章
  ユダの手紙、1章
  ヨハネの默示録、1-22章。

こちらで、「シバの女王」をお楽しみください。

参考地図HP:〜
パレスチナの地図(Pella有)

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。     2014/3/10、14/9/13、2017/2/24
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