★アメリカ vsイギリス |
米英戦争 エリー湖の湖上戦 1813/9/10 エリー湖の戦い |
大航海物語★ |
GRENADA GRENADEENES アメリカ艦 アメリカ独立200年記念 グレナダ・グレナディーン 1976/5/18 発行 |
ST.LUCIA イギリス艦 アメリカ独立200年記念 セントルシア 1976/6/26 発行 |
US Postage 5大湖 |
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グリーンベイ→ ミルウォーキ→ シカゴ→ |
←ケベっク ←モントリオール ←オンタリオ湖 ←エリー湖 ←デトロイト |
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スペリオル、ミシガン、ヒューロン、エリー、オンタリオ アメリカ 1966/6/28 発行 (200%) |
エリー湖の湖上戦 (1813/9/10) Battle of Lake Erie 別名:エリー湖の戦い、プット・イン・ベイの戦い(Battle of Put-in-Bay) カナダ5大湖の水上戦、 イギリスvsアメリカ、アメリカの勝利 1812年にアメリカがイギリスに宣戦布告して、米英戦争(1812-1815)が勃発すると、アメリカ軍はイギリス領カナダへ攻め込んできました。カナダでは、テクムセ酋長のショーニー族連合はイギリス軍と同盟し、一方でチョクトー族(Choctaw)などはアメリカに味方したので、米英戦争は英米が現地人の領土を奪い合うための代理戦争となりました。テクムセ達はイギリス軍の司令官アイザック・ブロック将軍と共にデトロイト砦を攻略するなどの戦果を上げましたが、アメリカ海軍代将オリヴァー・ハザード・ペリー(US Navy Commodore Oliver Hazard Perry, 1785-1819)率いるアメリカ海軍がエリー湖の戦い(Battle of Lake Erie, 1813/9/10)で勝利すると、イギリス側は補給線を絶たれ、苦戦を余儀なくされました。 ・戦い 北米5大湖地方エリー湖のオハイオ州湖岸プット・イン・ベイ(Put-in-Bay)近くで、アメリカとイギリスとの「エリー湖の戦い」がエリー湖上で戦われました。 1813年 2月、オリヴァー・ペリー大佐(master-commandant)が代将(Commodore)に昇進 3/26、ペリー代将がロードアイランド州ニューポート(Newport, Rhode Island)からエリー湖に到着 4月、ポーキュパイン号がエリー湖プレスク島(Presque Isle Bay, Erie, Pennsylvania, USA)で進水 5月、スコーピオン号が進水 6/13、商船を借上げてオハイオ号(Schooner, USS Ohio, 1x24pounder, 65t, 35人)とする 6/25、ローレンス号が進水 7/04、ナイアガラ号とアリエル号が進水 7/08、オハイオ号、ソマーズ号、トリップ号がエリー湖に到着 8/初旬、ペリー代将麾下の艦隊がデトロイト(Detroit, Michigan)へと英艦隊を探す巡航に出帆 8/04、ローレンス号が英艦クィーン・シャーロッテ号とレディ・プレボスト号を視認 8/06、ペリー代将が10隻の艦隊に回避行動(shakedown cruise)を命令 8/17、ペリー代将艦隊がエリー湖岸サンダスキー(Sandusky, Ohio)に投錨 オハイオ号が艦隊の補給物資を積載のため、基地に留まる 9/10、プット・イン・ベイ沖で米艦隊(9隻)と英艦隊(6隻)が激突 旗艦ローレンス号が大破して放棄、ペリー代将他がボートでナイアガラ号に乗り移る 戦いの結果はアメリカ艦隊9隻がイギリス艦隊6隻を打ち破り、全てを捕獲 9/13、オハイオ号がプット・イン・ベイに到着して、艦隊に新鮮な食料を届ける その後の米英戦争の残り期間は、米国がエリー湖の制水権を確保。一方でデトロイト砦の支配を回復し、テムズの戦い(Thames、1813/10/5)にも勝利して、テクムセ酋長の現地人同盟を消滅させました。 アメリカ艦隊(United States Navy)の編成:〜戦闘艦(warships)9隻 艦隊司令官オリヴァー・ハザード・ペリー大佐(後:代将) (master-commandant Oliver Hazard Perry 1785-1819、Commodore) エリー湖の英雄(Hero of Lake Erie) ・ブリッグ艦ローレンス号(Brig USS Lawrence) 司令官ペリーの旗艦、降伏後に再奪取 32ポンドカロネード砲18門、12ポンド長砲2門、480屯、136人乗組 (18x32pounder carronades, 2x12pounder long gun, 480t, 136men) ・ブリッグ艦ナイアガラ号(Brig USS Niagara)、ローレンス号の姉妹艦 (2x12-pounder long guns, 18x32-pounder carronades, 480t, 155人) 艦長ジェス・エリオット(Jesse Elliott) ・ブリッグ艦カレドニア号(Brig USS Caledonia)、イギリスからの捕獲船(1812/10/9) (2x24-pounder long guns, 1x32-pounder carronade, 180t, 53人) 艦長ダニエル・ターナー大尉(Lieutenant Daniel Turner) ・スクーナー艦アリエル号(Schooner, USS Ariel) (3x12-pounder long guns, 112t, 36人) ・スクーナー艦スコーピオン号(Schooner USS Scorpion) (1x32-pounder carronade, 86t, 35人) 艦長ステファン・チャンプリン(Sailing Master Stephen Champlin) ・スクーナー艦ソマーズ号(SchoonerUSS Somers)、商船を借上げ (1x24-pounder long gun, 1x32-pounder carronade, 94 tons 30人) ・スクーナー艦ポーキュパイン号(Schooner USS Porcupine) (1x32-pounder long gun, 83t, 25人) ・スクーナー艦タイグレス号(Schooner USS Tigress) (1x32-pounder long gun, 82t, 35人) ・スループ艦トリップ号(Sloop USS Trippe)、商船を借上げ (1x24-pounder long gun, 60t, 35人) 合計:ブリッグ艦3隻、スクーナー艦5隻、スループ艦1隻の戦闘艦9隻 死者27人、傷者96人、ブリッグ1隻が大破 イギリス艦隊(Royal Navy)の編成:〜戦闘艦(warships)6隻 艦隊司令官ロバート・イオット・バークレー大佐 (Commander Robert Heriot Barclay 1786-1837) ・戦艦デトロイト号(Ship HMS Detroit) (1x18-pounder (on swivel), 2x24-pounder long guns, 6x12-pounder long guns, 8x9-pounder long guns, 1x24-pounder carronade, 1x18-pounder carronade, 490t, 150人) 司令官バークレイ大佐の旗艦 ・戦艦クィーン・シャーロッテ号(Ship HMS Queen Charlotte) 艦長ロバート・フィニス中佐(Robert Finnis)、捕獲される (1x12-pounder long gun, 2x9-pounder long guns, 12x24-pounder carronades, 400t, 126人) ・ブリッグ艦ハンター号(Brig HMS Hunter) 艦長ジョージ・ビグナル大尉(Lieutenant George Bignall)、捕獲される (4x6-pounder long guns, 2x4-pounder long guns, 2x2-pounder long guns, 2x12-pounder carronades, 180t, 45人) ・スクーナー艦チップウェイ号(Schooner HMS Chippeway) (1x9-pounder long gun, 70t,15人)、捕獲される ・スクーナー艦レディ・プレボスト号(Schooner HMS Lady Prevost) (1x9-pounder long gun, 2x6-pounder long guns, 10x12-pounder carronades, 230t, 86人) 捕獲される、(舵喪失(lost rudder). ・スループ艦リトル・ベルト号(Sloop HMS Little Belt) (1x12-pounder long gun, 2x6-pounder long guns, 90t, 18人)、捕獲される 合計:戦艦2隻、ブリッグ艦1隻、スクーナー艦2隻、スループ艦1隻の戦闘艦6隻 死者41人、傷者捕虜93人、降伏306人、全船隊が捕獲される ※(Ship=Sloop-of-war) こちらで ・アイザック・ブロック将軍(カナダ英軍司令官) ・テクムセ酋長(ショーニー族) ・フォート・ジョージ (ジョージ砦) ・フォート・ナイアガラ (ナイアガラ砦) ・ナイアガラ瀑布 (ナイアガラの滝) ・北西インディアン戦争 ・米英戦争 をお楽しみください。 参考HP:〜 ・エリー湖の戦いの戦闘地図 ・エリー湖の地図 ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 13/11/4 |