水辺の鳥 日 本 の 鳥 類 (その6)

水辺の鳥シリーズとして1991年から16種が発行されました
オオジシギ
Japanese Snipe
Gallinago hardwickii
平成3年
1991.6.28
カツオドリ
NewCaledonianBrownGannet
Sula leocogaster
plotus

平成3年
1991.6.28
チドリ目シギ科
渡り鳥で日本には4月中頃に渡来して4月下旬頃までは平地の畑、水田、湿地などで良く見られ、日本だけで繁殖しています。本州中部以北の高原や北海道の平原などで繁殖し、繁殖地は水辺から遠くはなれた乾燥地した草原であることが多く、7月下旬より渡去を始め10月に入るとまったく見られなくなります。冬期はオーストラリア・タスマニア島・ニュージーランドに渡ります。
国の特別天然記念物。
レッドデータブック・希少種

ペリカン目カツオドリ科(鰹鳥)
全長約60〜85cmの大形の海鳥で、太平洋の熱帯、亜熱帯、オーストラリアの東北部に分布。海洋上を飛行し、魚を見つけるや、上空から海中に突入して捕らえる。九州南部の草垣諸島・伊豆諸島・小笠原諸島・硫黄列島・尖閣諸島・八重山諸島などで繁殖しています。
ヴァージン諸島のカツオドリはこちら



ウミネコ
Black-tailed Gull
Larus crassirostris
vieillot
平成3年
1991.9.27
カイツブリ
Chinese Little Grebe
Tachybaptus ruficollis
poggei

平成3年
1991.9.27
チドリ目カモメ科
主として日本近海で繁殖していて、沿岸の岩礁、草原などに集団繁殖している。青森県蕪島・岩手県椿島・山形県飛島・宮城県江ノ島・福島県照島・島根県経島などは集団営巣地として有名です。国外ではサハリン、朝鮮半島で繁殖し、冬期は台湾、中国大陸南部にも渡ります。


カイツブリ目カイツブリ科
全国各地の湖沼、河川などにきわめて普通にいる鳥です。池や沼で繁殖し、水草や藻を積み上げて「浮き巣」を作ります。抱卵中の親鳥は巣から離れるときに水草で卵を隠す習性が有ります。巧みに潜水して餌をとります。北海道・本州北部では夏鳥。本州以南には周年生息。

エトピリカ
Tuted Puffin
Lunda cirrhata
平成4年
1992.1.30
ナベヅル
Hooded Crane
Grus monachaj
平成4年

1992.1.30
チドリ目ウミスズメ科
翼長約20cm位の小鳥で、サハリン・千島では多数繁殖しているが、日本では北海道の知床半島・大黒島・根室付近で繁殖することが知られています。夏期には北海道沿岸地方で多く見られます。夏羽は目の上から後方にかけて黄白色の房状の長毛が叢生し、嘴がきわめて大きく縦に扁平で朱赤色をしています。
ふるさと切手のエトピリカはこちら
国の天然記念物
レッドデータブック・絶滅危惧種


ツル目ツル科
翼長約50cm位で丹頂鶴より小形の鳥で、シベリア東南部・モンゴル・ウスリー・中国大陸東北区の北部などで繁殖して、冬期にはその南部・朝鮮半島には多数渡来するが、日本には鹿児島県出水市に冬期年々大群が渡来しています。山口県八代村にも渡来するほかはまれです。昔は日本各地に多数渡来していたそうです。
国の特別天然記念物。国際保護鳥。
レッドデータブック・希急種


オオハクチョウ
Whooper Swan
Cynus cygnus
平成4年
1992.3.25.
タマシギ
Painted Snipe
Rostratula benghalensis
benghalensis

平成4年
1992.3.25.
カンカモ目ガンカモ科
ユーラシア大陸の北部で繁殖し、日本には冬鳥として渡来します。冬期は浅瀬のある湾内や広い湖沼などに群生することが多い。水底の水草の根や茎などを餌としている。北海道では北見・根室・日高地方の海岸に冬期に多い。本州では青森県小湊の海岸に多数渡来するほか青森県大湊・秋田県八郎潟・福島県猪苗代湖・新潟県水原町の瓢湖などが渡来地として有名です。
参考HP〜厚岸水鳥観察館


チドリ目タマシギ科
翼長約13cmで繁殖期には嘴の先端はきわめて美しい暗紅色になる。分布の広い鳥で日本・台湾・中国大陸・マライ諸島・インドシナ半島・インド・小アジア・アフリカ・マダガスカルに分布。本州以南では留鳥として水田や池畔に多くいて繁殖。一妻多夫の鳥で♀は卵を産み終わると別の♂を求め、抱卵・育雛はオスがあたります。人を恐れず飛行は緩慢で一気に長くは飛ばない。左右を探りながら採餌します

オオミズナギドリ
Streaked Searwater
fCalonectris leucomelas
平成4年
1992.8.31.
アカショウビン
Japanese Ruddy Kingfisher
Halcyon coromanda
major

平成4年
1992.8.31.
ミズナギドリ目ミズナギドリミズナギドリ目ミズナギドリ科
翼長約30cm位の足に水掻きのある海鳥で、大洋上に生活し日本近海で多産します。海面上を低く体を左右に傾けて、張った翼で水を薙ぐようにして飛び回り、魚の群れる海面に群集して捕食するので、猟師の魚群発見の目標になります。これを「鳥山が立つ」と言います。住民の少ない島に集団で繁殖し、傾斜地に穴を掘って、その奥に産卵し、昼間は抱卵する鳥以外の全部が島を飛び去ります。地上から直接飛び立たずに、傾斜した樹幹に翼や脚や嘴の力でよじ登ってから滑空したり、崖の縁まで這って行き滑空します。繁殖地の北海道松前郡大島・岩手県三貫島・新潟県粟島・京都府冠島・島根県星の神島及び沖ノ島などは国の天然記念物として指定。朝鮮半島でも繁殖するが冬期は中国大陸南部・マライ諸島・オーストラリア北岸まで渡来します。


ブッポウソウ目カワセミ科
翼長約12cmで夏鳥として日本に渡来し、四国の山地に多い。「キョロロー、キョロロー」と特徴のある声で鳴きます。カタツムリやサワガニなどを好んで食します。冬期は台湾・中国大陸南部・フイリッピンなどに渡ります。

カワセミ
Common Indian Kingfisher
fAlcedo atthis
bengalensis
平成5年
1993.1.29.
アマサギ
Cattle Egret
Bubulcus ibis
coromandus

平成5年
1993.1.29.
ブッポウソウ目カワセミ科
各地の池畔や川畔に普通な鳥です。「ツィー」と鳴き、流れに沿って直線に低く飛行します。杭の上や低い樹枝にいつまでも静止しており、小魚めがけて水面に急降下して巧みに捕らえます。捕らえた魚はそのまま飲み込み、不消化の骨はペリットとして口から吐き出します。粘土質や砂層の土手に自ら穴を掘って産卵します。北海道・本州北部では夏鳥として繁殖し、本州中部以南では周年生息し繁殖します。四国・九州・佐渡・隠岐・対馬・琉球列島などに分布しています。


コウノトリ目サギ科
夏羽が冬期は白い冬羽にかわります。日本には夏鳥として渡来し、本州中部以南には普通にいます。特に近畿地方と瀬戸内海沿岸とでは各地で繁殖します。他のシラサギ類に混じって樹枝上に集団営巣します。農耕地や牧場では牛の回りから飛び立つ虫を狙って、その周りりに集り虫類を捕食します。冬期は台湾・中国大陸南部・・マライ諸島・インドシナ半島・インド・セイロンなどに渡去しますが、九州南部・種子島・屋久島には少数越冬するものがいます。近年は、夏期に北海道にも北上するものがおり、世界的にも著しく数を増し分布を拡張しています。

マガン
Anser albifrons
frontaris

平成5年
1993.3.31.
マナヅル
White-naped Crane
Grus vipio
平成5年
1993.3.31
ガンカモ目ガンカモ科
翼長45cm位でユウラシア大陸および北米の北部にて繁殖し、日本には冬期に渡来します。昼間は海上や広大な池や干拓などに休み、夕方から農耕地や池沼に飛来して菜食します。編隊飛行で”∧”形に飛びます。飛行中に大声で「グヮン、グヮン」と鳴き合っています。警戒心が強くなかなか人を近づけません。
国の天然記念物
レッドデータブック・希少種

ツル目ツル科
翼長約60cm位で丹頂鶴とほぼ同じ大きさのツルで、シベリア東南部・中国大陸東北区・モンゴル東北部などで繁殖。冬期には中国大陸東部・朝鮮半島・日本などに渡来します。冬期に鹿児島県出水市に数百羽渡来するほか、山口県八代村にも2〜3羽来た事があるそうで、両地とも特別天然記念物に指定されています。年によっては鹿児島市郊外、兵庫県、島根県、高知県なども少数飛来しています。
国の天然記念物。国際保護鳥。
レッドデータブック・希急種
トモエガモ
Baikal Teal
Anas formosa
平成5年
1993.5.25.
オジロワシ
White−tailed Sea-Eagle
Halisaeetus albicilla
albicilla

平成5年
1993.5.25.
ガンカモ目ガンカモ科
シベリア東部で繁殖し、冬期には中国大陸南部にまで渡る。日本には秋期に多数渡来し、本州以西に多い。近畿地方では厳冬期には一時数を減じ、春季に再び数を増します。淡水域に生息し、昼間でも海洋上には、あまり出ません。
国の天然記念物
レッドデータブック・希少種
ワシタカ目ワシタカ科
翼長約70cmで、日本では北海道で少数が繁殖しています。本州以南には冬鳥として渡来します。主として岸壁のある海岸に生息し、魚類を捕食しますが、小獣や鳥類も捕らえます。山中の湖畔や池畔に生息するものもいます。欧州・中央アジア・シベリア・カムチャッカ・サハリン・千島などに広く分布し繁殖します。日本では1970年に種として国の天然記念物。1993年に種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定され、
レッドデータブック・絶滅危惧種(環境省レッドリスト)。参考HP:〜厚岸水鳥観察館

・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。      12/2/28追記
日本の鳥切手
スタンプメイツ
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