大航海物語 | 大航海時代 と 帆船の帆布
アマ 亜麻 Flax |
参考資料 |
St.Helena セントヘレナ島 セント・ヘレナ 1953/8/4 発行 |
St.HELENA セントヘレナ島での亜麻プランテーション 亜麻のプランテーション(栽培農場)(200%) |
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収穫亜麻をロバで運ぶ |
亜麻の乾燥 |
セント・ヘレナ 1953/8/4 発行
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・アマ:〜:エジプト原産 Flax (亜麻) (common flax or linseed) 学名:Linum usitatissimum アマ(亜麻)はアマ科の一年草。ヌメゴマ(滑胡麻)、一年亜麻、アカゴマなどと呼ばれることもあります。比較的寒い地方で栽培され、茎の繊維がリンネル(リネン)製品です。アマはアサと間違えられることがありますが、アサよりも柔らかくて強靭で上等な繊維です。フランス語ではランと発音され、ランジェリーはアマの高級繊維を使用した女性の下着からきています。また繊維の強靭性から、高級でない繊維はテントや帆布としてかつて広く利用され、 大航海時代の船の帆布はアマの繊維で織られていました。 現在はアサがロープや麻袋などに使われるのに対して、アマは、通気性・吸湿性に優れて肌触りが良いことから高級な衣類などの製品になります。エジプトが原産地といわれていますが、古代ではカフカス(コーカサス)地方から中東にかけての一帯を原産地としていました。 日本では、北海道開拓の初期に榎本武揚によって導入され、第2次大戦中をピークに繊維用として北海道で広く栽培されましたが、化学繊維の台頭で1960年代半ばに栽培されなくなりました。最近(2000年前半)、種子を食用に利用するために北海道の一部で栽培が復活しました。種子からは亜麻仁油(あまにゆ、リンシードオイル)が採れ、これは食用や塗料・油彩に用いられます。 アマの繊維の色は「亜麻色の髪」など、金髪などの形容に用いられますが、金髪ではなく栗毛の形容に用いられることもあります。 なお、セント・ヘレナ島はポルトガルのジョアン・ダ・ノーヴァがインドからの帰路、1501年に発見(望見)して発見者となりました。 参考HP:〜 ・アマ(亜麻) ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 08/9/16 |