大航海物語 |
リンネソウ Linnae borealis |
参考資料 |
・リンネソウ:〜:アジアや北アメリカ、北ヨーロッパの北半球の各地に分布する高山植物 Linnaea borealis 和名(Japanese name):リンネソウ、別名:メオトバナ(夫婦花) 名の由来:リンネ博士への献名 英名(English name):ツィンフラワー(Twinflower) 学名(Binomial name):リンネシア・ボラリス(Linnaea borealis L.) 分類(Category):リンネ式階級分類(Linnean system) 界(Kingdom):植物界(Plantae) 門(Division、or Phylum):被子植物門(Magnoliophyta) 綱(Class):双子葉植物(Magnoliopsida) 目(Order):マツムシソウ目(Dipsacales) 科(Family):スイカズラ科(Caprifoliaceae) 属(Genus)リンネソウ属(Linnaea) 種(Species):リンネソウ種(L. borealis) リンネソウは、スイカズラ科 (APG植物分類体系第2版ではリンネソウ科)に分類される植物。本種のみでリンネソウ属を構成。スウェーデン生まれで植物分類学の父といわれて、分類学の基礎を築いたカール・フォン・リンネ(Carl von Linne 1707-1778)が、この花を「私の花」と呼んで愛好して、リンネシア・ボラリス(Linnaea borealis L.)と自分の名を冠して名付けましたので、和名もそれに因んでいます。なお、日本では茎が二股に分かれて花を付けることから「メオトバナ(夫婦花)」とも呼ばれています。 日本などのアジアや北アメリカ、北ヨーロッパの北半球の各地に分布。高山植物で、亜高山帯の針葉樹林下で生育。地面を這う亜低木。茎は5-7cmで、最大20-40cmに達します。葉は単葉で丸く、大きさは3-10mm。花茎は斜上し、長さ4-8cm。花期は7-8月、花は筒状あるいは鐘状で、花茎の先に2つの花が付き、花はうすい桃色で、花の大きさは7-9mm。 日本では:〜 ・北海道と中部以北の亜高山〜高山の樹林下に生える矮性低木。 ・細い枝が地をはい、8cmほどの花茎を立て、 先で2つに分かれてそれぞれ1花ずつ白色〜淡紅色の釣鐘形の花をつける。 ・葉は対生し径10mmほどの楕円形、厚く葉脈は表面が凹んでいる。 ・細い茎が地面を這い広がる。 ・細い1本の花茎からその先に2つの花が並んで咲くので、日本ではメオトバナと呼ばれる。 ・花期は7月〜8月。 リンネソウの花は、花粉が遠くまで飛散しないため、種子の結実率が低く、その結果として地下茎などによる無性生殖によって個体群を維持していることが多く、遺伝的多様性が低い集団が生じやすい植物です。そのため、種子によって新たな個体群を再生することが困難であると考えられており、気候変動などに適応できないという懸念がなされています。 リンネソウは1属1種とされるも、その中でも以下の3亜種が有:〜 ヨーロッパ〜Linnaea borealis subsp. borealis(基亜種) 北アメリカ〜Linnaea borealis subsp. americana アジア〜Linnaea borealis subsp. longiflora - フィンランドの作曲家ジャン・シベリウス(Jean Sibelius 1865-1957)は、1911年から1919年にかけて作曲したピアノ曲「13の小品」作品76の第11曲に「リンネソウ(Linnaea)」と名付けました。 参考HP:〜 ・リンネソウの写真(1) ・リンネソウの写真(2:無性生殖で繁殖するリンネソウ) ・上記はこちらの文献などを参照させてもらいました。 13/12/12 |